めっちゃおもしろかった。
記憶にまつわる寓話であり、シリアスなドラマでもある。
認知症を患い、道すがら出会う人々を巻き込みながらふらふらと突き進む老人の旅のエピソードはなんだか滑稽で、コメディでもある>>続きを読む
素晴らしかった。彼の得意とする最高の風景描写と、SF要素と、ストーリーの面白さが詰まっていて非常に面白かった。
コメディに寄り過ぎず、シリアスに寄り過ぎず、バランス良く青春モノとして美しく、瑞々しい>>続きを読む
暴力衝動は間違いなく何時でも誰の心にも存在している。傷つける相手は自分であれ他人であれ誰しも、何かを傷つけずに居られないものだ。ヤダとか気持ち悪いとか、嫌悪感はもちろんあるだろうけど、それ自体を否定す>>続きを読む
原作へのリスペクトを感じつつ、商業映画としてきちんと噛み砕いて伝わりやすく、ノリやすくしてくれていて、本当にすごいと思った。あんな原作なのに。
クドカンが忙しい日々の中で思いついたネタを100個くらいためといてザーッと映画に詰め込んだ感じ。映画のためのネタじゃなくてネタのための映画って感じ。もっと時間をかけて、感動できるもの作ってほしいなぁ…
このレビューはネタバレを含みます
この作品を心から恐ろしいと思ってしまうのは、子供の頃見ていたようなSF映画とは違い、すぐそこにある現実だから。
この映画、舞台もほぼ山の中の別荘だけだし、出てくる近未来的アイテムも少ない。ゴチャゴチャ>>続きを読む
米林監督の作品には、宮崎駿のような魔術的な魅力は足りないかもしれない、だけど監督本人がそう言っていたように、「少女たちのそばにそっと寄り添う」ような共感がある。
エゴイスティックな駿の作品よりこっちの>>続きを読む