真一さんの映画レビュー・感想・評価

真一

真一

映画(323)
ドラマ(6)
アニメ(0)

スペシャル・デー(2018年製作の映画)

2.5

ひねったオチが見所👁️の
ホラーショート作品📽️です。

舞台は米国🇺🇸の田舎にたたずむ古びた屋敷🏚️。18歳の誕生日を迎えたエミリー👩は、摩訶不思議な「ギフト」👻を家族全員👨‍👩‍👧‍👦から贈られま
>>続きを読む

遠いところ(2022年製作の映画)

4.4

 日本社会のセーフティーネットに引っ掛かることもなく、泥沼を這うように夜の街を生きる沖縄少女のリアル。この作品を観ると「努力をすれば報われる」という言葉が、虚しく聞こえます。セーフティーネットの上空で>>続きを読む

HIDARI(2023年製作の映画)

4.0

無惨に切り刻まれ、
絶命したはずのあいつ👤が
帰ってきた!

しかも、たった一人で
敵の魔窟☠️に殴り込み!

「まさか…」狼狽する敵👿!
怒りの拳🤜と剣⚔️が大爆発!
亡き友に捧げる敵👿の血潮!
>>続きを読む

ダウンサイド・アップ(2016年製作の映画)

3.5

 マイノリティー🧍‍♀️が感じている息苦しさを、マジョリティー🧏‍♀️に無理なく、分かりやすく、穏やかに教えてくれるショート映画📽️。ベルギー産🇧🇪です。

 舞台は、空想の世界🏰。ある日、赤ちゃん👶
>>続きを読む

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

2.5

言わずと知れた
「チャッキー」😈シリーズの
第一作です。

屈強の男たち👥が
プラスチック製の
おもちゃの人形🚼️に、
みーんな虚を付かれて
殺されてしまう🩸
というお馬鹿な
ストーリーです。

登場
>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.1

明かりを消すと…出る!

過去現在未来へと時が流れても
永遠に変わらない
恐怖☠️の深淵ー「暗闇」。

そうした暗闇に焦点を
当てたホラー作品が、
この「ライトオフ」です。

スタンダードな内容ながら
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.9

 私たちがいかに人権に疎く、日頃から他者の心を無造作に踏みつけているかを、まざまざと見せつけられる一本です。「普通の人」(マジョリティー)の想像も及ばない性的志向を持つ夏月を、新垣結衣が熱演。「普通の>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.3

 究極の小説📖を書くためには、何をすべきか。究極の文学📚️とは、何ぞやー。この問いに対し「人生の糧」といった甘美な答えを期待する人は、本作品によって心を折られるかもしれません。胸くそな結論が待ち構えて>>続きを読む

菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.3

官憲は上官に媚び、庶民を蹴散らす。

男たちは官憲に媚び、嫁を殴り犯す。

日本人は「菊」の旗の下、朝鮮人を斬り殺す。

 本作品は、軍国主義日本の偽りの仮面を剥ぎ取り、その「強きに媚び、弱きを弄ぶ」
>>続きを読む

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.5

 ダリやキリコの不思議な絵画が思い浮かびました。遠近が不自然な神殿。溶けた飴のように歪んだ時計。本作品は、ヒッチハイク犯罪を題材にしたホラータッチのアクション映画ですが、主人公の青年も、ヒッチハイカー>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.0

 警察🚔️の緊急通報センター🚨。事件解決の手がかりは、電話口📞の向こうから聞こえる「音」だけ。観る人の想像力を掻き立てられる新感覚のポリス映画📽️です。

 舞台は北欧デンマーク🇩🇰。首都コペンハーゲ
>>続きを読む

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.0

 肉🥩を食べても、自然の恵みへの感謝と愛を忘れなければ、何の問題もないー。こうした「肉食」を巡る現代人の価値観を、思いもかけない形で揺さぶり不快にするのが、この異色のサイコホラー作品「ファミリー・ディ>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

カンガルー🦘とコアラ🐨の国
オーストラリア🇦🇺から
やって来たホラー映画☠️。

一言でいえば
「こっくりさん」作品👻です。
用量・用法を守らなかった
主人公たち👥が、世にも
恐ろしい目に遇うー。
>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

2.0

 人気俳優ヒョンビンの、プロモーションビデオ風エンタメ映画。見どころは、ヒョンビンのアクションシーンだけ。ヒョンビン演じる北朝鮮の敏腕刑事と、韓国の熱血刑事(ユ・ヘジン)が、体制の違いを乗り越えて協力>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.6

 「自分は所詮、この世界のモブキャラに過ぎない」ー。こんな思いに駆られて落ち込んでいませんか?もしそうであれば、本作品をお勧めします。オンラインゲームのモブキャラが自我に目覚めて大活躍する本作品は、人>>続きを読む

海を感じる時(2014年製作の映画)

2.9

好きじゃなくても構わない。
カラダ目当てでも構わない。
だから一緒にいてほしいー。

本作品は、クソな先輩男子を
好きになってしまった
「重い彼女」の物語です。

時代は1970年代。
舞台は、太平洋
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

 日本で育ち、日本語を話し、日本以外に行き場もないのに、日本政府から滞在許可を打ち切られてしまった女子高生のサッちゃん(サーリャ)。そんなサッちゃんのリアルな日常描写を通じ、難民問題に無関心な日本社会>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.4

 マイノリティーの人権を足で踏んづけているのは、何も知らずにマジョリティーとしての特権を謳歌する君自身なんだよー。こんなメッセージが聞こえてきそうな反差別映画。心に刺さります。

 舞台は米ワイオミン
>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.7

夏の離島🏝️
強い日差し☀️
フェリー⛴️
旅館「八代屋」🏚️
怪しげな伝説☠️
夜の闇🌑
うごめく影👻
切ない恋🧍‍♂️🧍‍♀️

Jホラーが大好物な方なら
素通りできないアイテム🪔を、
てんこ盛り
>>続きを読む

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

3.7

 シャツに短パン。手にスマホ。そんな出で立ちの不良おじさん二人が選挙戦に出掛け、各党候補にノーアポでマイクを向けて「一般国民への態度」を探るロードムービー。新聞やテレビが伝えないリアルな選挙風景を映し>>続きを読む

遠地/本当に遠い所(2020年製作の映画)

4.0

 異性愛者が圧倒的多数を占める人間社会。その中で、同性愛者がいかに苦しみもがいているかを、抑えた描写と演技を通じて静かに語りかけてくる良作です。

 舞台は韓国。中年男性のジヌは人目を避けるように、人
>>続きを読む

トイ・シャーク(2022年製作の映画)

1.5

 Z級映画の至宝マーク・ポロニア監督のサメシリーズ作品です。みんな大好きなポロニア監督が、Z級の範囲を越えない程度に、いい感じで腕を上げているのが嬉しいです。

 本作品は驚くべきことに、途中までスト
>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.6

 もし肌の色も、言葉も、宗教も異なる身寄りのない異邦人が助けを求めてきたら、あなたはどうするかー。難民問題にどう向き合うべきかを考えさせる、フィンランド発の良作です。

 シリア内戦で両親を失い、一緒
>>続きを読む

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

3.4

 リベラルで進歩的な国際NGO職員の岸本聡子さんが、東京都杉並区長選で自民系現職に勝利するまでの奮闘を伝える、ファンクラブ向け映画。初めから岸本さんのような方に勝ってほしいと期待する反自民の人ーかく言>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

ドイツ出身の監督が
脳内で美化した
異次元の日本…

これが、作品観賞後の
率直な感想です。
日本にのめり込んだ
小泉八雲が怪談で
「幻想の日本」を
表現したのに近いかなと
感じました。

舞台は東京
>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.3

 コミュ障で天涯孤独の金持ち男が、自分を馬鹿にする世間を見返してやろうと考え、札束の力に物を言わせて自主製作映画「ザ・ルーム」の上映にこぎ着けるー。そんな実話を映画化したのが、本作品です。600万ドル>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.4

 私たち日本人🇯🇵が決して忘れてはならない「あの時代」🔫を、戦場の皇軍兵士💂‍♂️でなく、見知らぬ町に嫁いだ名もなき少女👩の視点から描いた長編アニメ作品📽️。粗末になっていく食事🍚、一家総出での防空壕>>続きを読む

映画「立候補」(2013年製作の映画)

3.5

安倍晋三や橋下徹ら
最有力候補👑の街頭演説🎙️を
一目見ようと、
駅前🚉や交差点🚥に集まる人々。

そんな熱気ムンムンの場所に、
いわゆる「泡沫候補」🌀が
フラフラと乗り込んできて
声🗣️を上げる。
>>続きを読む

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

5.0

 ゲイを見ると「気持ち悪い」と感じていた「普通の異性愛者」の弁護士が、自らの差別意識に気付いて反ヘイトへ踏み出す過程を描いた名作。問題は差別意識を持っているかどうかではない。差別意識を克服しようと努力>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

 新海誠監督が「東日本大震災の記憶を風化させたくない」との思いを込めて作った作品のようだけど、なぜそう思ったのか物語の中で答えを出していない気がします。津波や原発への教訓に触れたわけでもない。遺族や被>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

3.4

 軍国主義日本によって捨てゴマにされた名もなき人々の、敗戦直後の慟哭を描いた作品。「戦争は終結後も人の心を蝕み、社会を破壊する」ーそんなメッセージを感じさせる映画です。

 舞台は、焼け野原にされた東
>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.7

信心深くない人にも「神様の愛」😇を感じさせてくれる、ミュージカル風コメディー映画🎶。観賞後、とてもハッピーな気分に浸れます。

 舞台は米国🇺🇸。マフィアのボス🕶️に命を狙われるクラブ歌手のデロリス(
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

2.0

 自分のような車🚗音痴でも、ひょっとしたらレース🏁の魅力に目覚めるのではないかと期待し、150分間にわたり画面をジーッとみていたけど、アドレナリン🔥が出るようなシーンがほとんどなく、ダメでした。平凡な>>続きを読む

ランドシャーク / 丘ジョーズの逆襲(2017年製作の映画)

1.5

 初めてのZ級映画🤮。トラウマ級の酷さです!頭がボーッ🌀とするとともに「なぜこんなものを観ているのか」という自己嫌悪💣️に陥ります。

 でも我慢して観ているうちに忍耐力⤴️が身に付き、得体の知れない
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.9

 「人は生まれながらにして平等」「差別はあってはならない」ー。こうした言わずもがなの人道精神を、私たち一人一人が本当に「覚悟」を持って実践しているかを問うた異色の映画です。辺見庸の小説「月」が原作。日>>続きを読む

ホドロフスキーのサイコマジック(2019年製作の映画)

2.7

 トラウマなどの「心の病」を、観ているこちらが恥ずかしくなる珍妙な心理療法🤡で治そうとするドキュメンタリー風作品。鬱病の中年男性🧔が穴に埋められて臨死体験をする「埋葬プレイ」👻。悩める中年女性🧏‍♀️>>続きを読む

>|