字幕版を鑑賞。
自分にとって、スティーブン・スピルバーグは、「信頼」はしているが「偏愛」はしていない監督。
近年は原作付きや史実の映画化作品に於いてその卓越した演出力でリアリティ溢れる秀作を連発し>>続きを読む
日本映画専門チャンネルにて鑑賞。
阪妻演じる中山安兵衛の酔どれ豪傑ぶりが見事過ぎて、阪妻本人もさぞ酒豪だったのだろうと思われる。
尻っぱしょりで高田馬場に駆け走る場面のリズミカルな気持ち良さ。二刀>>続きを読む
東映時代劇YouTubeにて鑑賞。
自分が手に掛けてしまった男の妻(恋人)に心惹かれてしまう物語は古今東西数あれど、ここまで美しく濃密なラブストーリーへと昇華した映画は他にない。
錦之助の長ドスが>>続きを読む
東映シアターオンラインにて鑑賞。
映画が始まって5分も経たないうちに、銀行強盗犯によるバスジャック発生。余計な段取など要らぬとばかりに、乗客たちを巻き込んでの怒涛のノンストップアクションがスタート。>>続きを読む
東映時代劇YouTubeにて鑑賞。
初めての内田吐夢監督作。成る程、巨匠の名に恥じぬ重厚かつ繊細な造りの傑作悲劇。
未だ時代劇に力のあった頃の作品だけあって、舞台となる吉原の巨大セットと住人たちの>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
コルムは何故この歳になるまでパードリックと親しい友人でいたのか。それは彼の"善良さ"を気に入っていたからでは無いのか。
パードリックは何故コルムとの友人関係にあそこまで拘るのか。そ>>続きを読む
時代劇好きで池波正太郎愛読者ではあるが、今回の映画化には余り興味が湧かず。
"時代劇、新時代"と銘打った割には、既に何度もテレビで映像化された『藤枝梅安』『鬼平犯科帳』を持ってくる保守的な姿勢に鑑賞>>続きを読む
シネマコレクション by KADOKAWAにて鑑賞。
監督が三隅研次から森一生に交代した為か、前二作にあった昏い映像美が無くなって、いよいよ単なるダイジェスト映画に成り下がってしまったシリーズ最終作>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
10世紀、未だキリスト教の支配が及ばぬ北欧の地で繰り広げられる血みどろの英雄譚。古からの神話に深く根差した精神世界の中で、ハムレットの如き運命を背負った王子アルフレードが叔父への復讐>>続きを読む
シネマコレクション by KADOKAWAにて鑑賞。
雷蔵=机龍之助以下、全ての登場人物たちが不幸の荒波に流され翻弄されてゆくジェットコースター・ムービー。
剣士としての正道に憧れながら、つい暗黒>>続きを読む
シネマコレクション by KADOKAWAにて鑑賞。
眠狂四郎的な虚無と孤高の剣士の放浪譚かと思いきや、意外にも弱く踠き苦しむ人間臭い雷蔵=机竜之助の姿に驚かされる。
正直アクション苦手の雷蔵の殺>>続きを読む
シネマコレクション by KADOKAWAにて鑑賞。
人間性を剥ぎ取られて生きる忍者達の酷薄無惨な世界が、大映特有の陰翳の濃い映像で描かれる。時代劇が未だ隆盛を誇っていた時期の映画だけあって、俳優陣>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
エディの両親や弟、アンバーの母親は家族思いの優しい人達で、高校の同級生たちも馬鹿でウザいけどそんなに悪い奴らじゃ無い。
ただ、旧来の社会道徳・宗教的規範に染まり切った彼らの無自覚な>>続きを読む
シネマコレクション by KADOKAWAにて鑑賞。
平熱のハードボイルド。真のプロフェッショナルは淡々と仕事をこなす。クールやニヒルでも無い、力の抜け切った雷蔵の佇まいの美しさが物語に説得力を与え>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
韓国からハワイへと飛び立った国際便の機内で発生したバイオテロを巡る、パニックムービー。
この映画韓国では2020年度の公開らしいが、世界的なパンデミックが発生したその年にこれを発表>>続きを読む
シネマコレクション by KADOKAWAにて鑑賞。
「年度と階級が絶対の軍隊の中で、勝新演じるやくざな初年兵が大暴れ」という前情報で痛快な娯楽活劇を予想していたが、実際はそんな破天荒な男でさえ雁字>>続きを読む
字幕版を鑑賞。初めてのジャン・ルノワール監督作。
これ程の傑作を今迄見逃していたとは。
演劇と映画の完璧な融合。イタリアの艶笑喜劇を、それを演じる旅芸人一座の物語とシームレスに行き来させるメタ構造>>続きを読む
字幕版を鑑賞。フイヤード版は未見。
五時間余の前作を二時間弱に収めようとするのだからダイジェスト感が強いのは当たり前だが、取捨選択したエピソードにメリハリを付けて一本の映画としてのダイナミズムを産み>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
「ナチスに捕まったユダヤ人青年が、ペルシャ人と偽って収容所の大尉に〈出鱈目のペルシャ語〉を教える事で生き延びていく」という、嘘の様な本当の話としての面白さは序盤までで、この映画の肝は>>続きを読む
原案本は未読。
なんと言っても、タイトルが凄く良い。
耳を澄ますでも無く、目を凝らすでも無く『ケイコ、目を澄ませて』
そして主人公ケイコを演じる岸井ゆきのが世界を見据えるあの眼、あの表情。
勿>>続きを読む
〈特集上映〉ピエール・エテックス レトロスペクティブにて字幕版を鑑賞。
最初の30〜40分は「確かにオシャレで素敵だけど全然乗れないなぁ」という感じで度々睡魔と格闘。
ただ、ヨーヨーが大人になって>>続きを読む
清水宏監督作二本立ての二本目。
オリンピックごっこ、盥に乗っての川下り、父親の帰還を喜んでのでんぐり返しなど、動きのあるショットの気持ち良さは流石だが、親の暮らしに翻弄される子供の哀感というものに疎>>続きを読む
久々の清水宏監督作。
山村の街道を走る乗合バスの名物運転手、有りがとうさんと乗客達、そして道ゆく人々の一時の出逢いと別れ。
今では当たり前になっている筈の、車中視点からの移動ショットの連なりが、こ>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
特集上映『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の一編。
女性運転手のアナーキー過ぎるドライビングテクニックが見どころ。
字幕版を鑑賞。
特集上映『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の一編。
新聞漫画のアニメ化。又もや出てくる機械化レストラン。
字幕版を鑑賞。
特集上映『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の一編。
アメリカ人による雑なスコットランド人イメージ(スカートを履いてバグパイプを吹いている)。精神病患者を>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
特集上映『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の一編。
接木によってあらゆる物を産み出せる「万物が実る木」という奇想のユニークさ。木の枝から猫が生えてくる映>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
特集上映『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の一編。
1926年に於ける、レストランの配膳、給仕、料理の全てをこなす全自動機械のイメージが面白い。
字幕版を鑑賞。
特集上映『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』の一編。
上映にあわせて録音されたという伴奏音楽が、却って煩わしく感じた。
字幕版を鑑賞。
豪雪の中、家の中に閉じ込められてクリスマス映画を観る。
この映画が作られたのは1947年。
既にクリスマス商戦という商業主義が蔓延っていたとは言え、まだ人々の心にサンタクロースと>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
『EXIT』が殆どスポーツ感覚のサバイバルアクションだったのに対して、本作はスラップスティックコメディ感満載のディザスタームービーに仕上がっている。
いくらシンクホールといってもあ>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
マーベル映画も最近は今ひとつな出来の作品が増えたが、DCも負けず劣らずの雑な造りの映画を出してきて、いよいよアメコミ映画も粗製濫造の時代に突入した予感。
サスペンスの名手が、資質に>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
「セレブが集う高級レストラン」というモノ自体に縁遠い人間なので、そこでどんな異常事態が起ころうと余り切実さが無いし、その動機となる料理人達の苦悩にもリアリティは感じられない。
設定>>続きを読む
字幕版を鑑賞。
途中までは、前作の陳腐な二番煎じを延々と観せられる展開に苦汁顔。やはり、チャド逝去による方向転換が上手く行かなかったのか?と少なからず落胆。
だが、終盤手前での"あの男"のまさかの>>続きを読む
吹替版を鑑賞。
滅多に食指が伸びない、低年齢向けファミリーアニメムービーなのだけれど、意外な世評の高さにふとその気になって劇場へ。
お話のテーマと展開が自分好みで大満足。
『ハーレークイン』『ク>>続きを読む
あらゆるフィクションで使い古されたタイムループネタで、まだこんな面白いお話が作れるんだという処に先ずは感心。
正直、マキタスポーツとしゅはまはるみ以外全く存じ上げない役者陣も皆達者かつアンサンブルも>>続きを読む