戦争とは知らないうちに日常を侵食しているもの、というのが淡々と描かれていて、現代と地続きで背筋が凍るようだった。語らずともわかる異常さが天真爛漫なトットちゃんの目にも映っていて、それでも続く日常を生き>>続きを読む
人と分かり合うためには自分の感情をぶつけるだけじゃ、ダメなんだよね。目の前の人を理解しようとする努力をやめてはいけない。
1番身近な人に理解してもらえないのはやはり辛いよなとラスト、母と抱き合い涙を流>>続きを読む
独特の間とあの会話の感じ、空気感、これぞ今泉監督の映画、監督にしか撮れない映画だなと思いました。
クスクスポイント多し😊
監督作詞作曲のチーズケーキの唄、めちゃくちゃ良いです。
自分の生きがいだったものを手放していくのは辛い。けれど、人生の終わりではない。
広大な自然を背景に、愛する馬とふれあいながら葛藤する主人公。大声で泣いたり喚いたりしなくても、心の機微ひとつひとつが伝>>続きを読む
自分がステレオタイプとも思わずに消費してきたコメディや映画、ドラマがどれだけ彼女/彼らを苦しめ失望させてきたのか知る事ができた。
映画やドラマでトランスが描かれる時のお決まりの設定、お決まりの展開、>>続きを読む
淡々と、現実を受け止めながら(時に叫ぶし、踊り狂ったりもしながら)少しずつ、少女の世界が広がっていく描写がとてもとても素晴らしかった!
ウニのお母さんが自分の世界に入ってしまって娘の呼ぶ声に気づかな>>続きを読む
趣里ちゃんの魅力でなんとか最後まで観れました。
ちょっと怖くて気持ちの悪い映画。
残念ながらおとぎ話が「先輩」という役を与えられて登場人物と関わっている事でストーリーが散漫になっている気がした。
趣>>続きを読む
男女の立場を逆転させただけという単純な設定で、
当たり前と思って受け入れて(受け流して)いる今の社会、慣習がどんなにおかしいのか否応なく思い知らせてくれる作品。
セリフひとつひとつ、街中のポスター等>>続きを読む
記録。
悲しいけど、希望が持てるラストが良かった。観たあとズーンとくる。
素晴らしきロードムービー。
優しい。やさしい。
どこまでも優しい。
あの終盤からのエンドロールはずるい。優しい。
脚本よくできてるなと思いました。
将軍の命令を届ける、という目的がそのまま“彼”の想いを引き継ぐ、という目的に変わっていくのをシームレスにみせるのはとても効果的で、戦場の彼らにより寄り添って観る事ができた。という事以上に撮影が本当に素>>続きを読む
2組の母と息子、それぞれ息子を見つめる母の表情の変化をとらえたシーンは母である事の悲哀が溢れ出ていて、思い出すだけで涙が滲む。
息子にとって母親とは最も身近で最も異質な存在といえるかもしれない。それ>>続きを読む
セクハラを拒んでも、サバイブしてトップまで登り詰めた者と、拒否したがために左遷させられ、理由も告げられずに解雇された者、そしてキャリアアップのためと要求に従った者。
三者三様の葛藤を描く事で、セクハラ>>続きを読む
こんなナチ映画の描き方があったのかと思う。冒頭のビートルズをバックにした演出しかり。
ウサギを殺せなかったジョジョが、臆病なんかではないと、教えてくれるママとキャプテンKと、壁の中のあの子と過ごす時>>続きを読む
良い意味で、予想を裏切られました。
タランティーノから、あの時代のハリウッドへの愛。映画への愛。
ラストは感動的ですらありました。
これは絶対映画館で観なきゃいけない作品だったと後悔。
愛すべき>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
半地下と地下が争い最上階の者たちは、同じ空間にいるのに我関せず(というかそんな争いがある事すら知らず)、唯一異変を感じたのは、まだあまりに幼く無力な子供だけという、
あの1軒の家だけで現代社会の問題を>>続きを読む
最後の麻雀のシーンがとても良かった。(麻雀全然わからないので、役とか知っていたらもっと感じるものがあったのかなと思うと少し悔しいけど。)
主人公のあの名セリフ、私も機会があったら言ってみたい。
オー>>続きを読む
とても優しい映画。
ドビュッシーの「月の光」にのせて差し込まれる風景に癒されました。風にそよぐ木々に、心を奪われました。