カサヴェテスは古典的ハリウッド作品の流れのなかでもアクションや動作をしっかり作っていけた人なわけだ。そこからカサヴェテス印のスタイルへと、スムーズに変遷をたどると言うよりも、本作のような結合の仕方でそ>>続きを読む
淡島千景は、密告者だったってことでOK?そこだけ謎が解けない…。
ちょい役だけれども、千恵蔵との場面が強烈に頭に残るし、話の要所要所で千恵蔵が差し挟まることで、この物語がしっかり時代の大河へと連関す>>続きを読む
災害の最中に、朝鮮人差別の発言で事態はこじれ、彼らは一度レスキューを撤退、救出は遅れてゆく。この映画版は橋本忍が脚本共同なのも大きな要素な気がするな。テレビドラマ版も見てみたい。
レスキューの知らせ>>続きを読む
カサヴェテスの中でもハッピー&クレイジーのボルテージが最も高いので何度見ても好きなんだよな。ところでカサヴェテスの演出する主要人物はみな多動なんじゃないか…。演出する時点で多動。
「みんな優しすぎなんだよ」の視点の登場人物が良い按配でぬいサーに絡むので、アクチュアルなテーマを狭いサークル内の話に完結させない話に出来ている。なるほど入りやすかった。物語に。これは原作がそうであると>>続きを読む
市井の人たちの表情をとらえる手つきがうまく、ドキュメンタリー出身な感じ。男性からはどのように盲点になっており、それがどのような言葉で表出し、対立するか、やや図式的ではあるけど、描く巧さがあるし、何より>>続きを読む
サソリとカエルの寓話は、オーソン・ウェルズの「MR.アーカディン」が最初のようだけど、本作が一番よくね織りこまれているように思う。