もえこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

もえこ

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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

一年ぶりにあった友達と。

終始明るく、笑えるところもあり、気を張らずに観れた映画。

故郷での一大イベントを控えた主人公のスーツの色と、ヒロインのネイルがさりげなく揃っていたのが良かった。

エドシ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

クウェート時代のチェコ人のヒッピーな友人のオススメということで鑑賞。

一回観終わっただけじゃ、何が何だかわからなくて解説見たり観直したりしながらなんとなく納得。

鮮やかな色使いが一切出てこない作品
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

2.5

空の青さ〜が面白かったので、関連作品として鑑賞。

一気に鑑賞しなかったからかもしれないが、変に意地っ張りなヒロインにイライラしてしまった。

野球部の彼、生活の随所随所に「ま、俺野球部ですから」感だ
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.7

捨てるのがカッコいい、離れるのが良いことだと思われがちな「田舎」を舞台にした物語。

主人公のあおいも例に漏れず、田舎から出て東京に行きたい高校生。勉強はできないがベースにかける想いは誰よりも強く、熱
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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

3.5

邦題だと明るい印象を受けるが内容は真逆の、自爆テロに向かうパレスチナ人を描いた映画。

アラビア語の題は、<الجنة الان>
私が訳すとしたら、「楽園の目前」とすると思う。ここでいうパラダイス・
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

2.5

登場人物全てがファックを連発する、ファックでファイトな作品。

主人公らは誰にも言えないような、人の心に燻っている欲望を実現していく。暴力シーンが目につくが、物質社会を制約を受けて生きる現代人への批判
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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年製作の映画)

4.2

「理想と共に介入し、世界を変えてしまったんだ。そしてそのまま去ってしまう。でもボールは弾み続けるんだ。」

ソ連のアフガン侵攻にアメリカが介入していく過程を、その立役者となったテキサスの議員の伝記を元
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フローズン・リバー(2008年製作の映画)

3.8

民族・立場は違うけど、1人で子供を養う母という共通点を持つ2人の話。

子供たちを守りたい、そのためのお金が欲しいという思いからからどうしようもなく、密入国幇助という犯罪に手を染めていく。

物語の象
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.5

上手な嘘は真実を少し織り交ぜるって言うけれど、この映画も実際の映像が随所に使われているから緊張感がすごい。

テロの被害者側だけでなく、加害者側にも同じようにスポットを当てていたのが特徴。

報道の自
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.2

最後の音楽は良い。

もしこの世からスマホやLINEが無くなったのなら、どんな別れになるのだろう。簡単にメッセージも送れないし、声も聞けない、もう会えないかもしれない。スマホ世代の私にはピンとこなかっ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

好きな人のために全てを投げ打って振り切ってしまう系、大好き…。

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

4.5

アフガニスタンに関連する映画ということで鑑賞。

主人公の父の様子が、宗教色の強まった後のアフガニスタンと対照的。
パーティをしたり、お酒を飲んだり、女性はヒジャブを被らなかったり、音楽を聞いたり。
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

アラジン観る予定だったけど売り切れてたので…
帰国しちゃう🇦🇫人の友達と、🇰🇼の映画館で英語でアラビア語・フランス語字幕で鑑賞。久しぶりの映画館嬉しい。

ストーリー詳細は理解できず😅
アラビア語字幕
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メメント(2000年製作の映画)

2.6

構成がすごいのは、よくわかる。
結論から徐々に時間が巻き戻っていくという斬新な方法。

が、結局何がどうなのかわからなかった。
だれが良い人悪い人で、どこまでが本当か嘘かすらよくわからなかった。
悲し
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おくりびと(2008年製作の映画)

3.5

納棺も葬儀も屠殺も、“死”に関わる仕事を現代人は徹底的に避けてきた。昔は自分たちでやっていた仕事を、いつしか人の手に委ねるようになる。動物を殺さないと人間は生きていけないし、どんな人間にも必ず死は待ち>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

伏線回収はすごい、最後までどう転ぶか先が読めない展開。最後を知ってから見返すと、全ての言動に納得がいくので2度目を流す程度でも見ることをオススメする。ちょっとした内容でも後の出来事に繋がっているので注>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

SFモノなんだけど、中心は家族愛。そしてしっかり伏線回収。

これだけで一本の映画になるでしょみたいな出来事や事件がいくつも入っている作品。山場が多くて見ごたえは十分。

何度か宇宙飛行士は亡くなるが
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

アメリカ側から見たイランがよくわかる。そういう意味では観る価値のある映画。

ストーリーそのものは、スリルと緊張感があり面白い。

舞台美術としてのテヘランの再現は満点。事実にはないスークに行く場面を
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キャプテン アブ・ラーイド(2007年製作の映画)

4.0

アラビア語学習のため鑑賞。
かなり理解できるようになっていて満足。
ヨルダン方言は、エジプトっぽさもあるかな?と感じた。

丘と急な階段が、七つの丘の街とも呼ばれるアンマンを思い出させた。スークのごち
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インセプション(2010年製作の映画)

3.6

最も強い寄生虫は?
冒頭のその質問に対する答えは「アイディア」
まさに、自分の実体験を根拠として言える切実な回答だったんだろう。

重厚なミステリーを、映画ならではの魅せ方で表現していた。
夢の層で各
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

クイズを解きながら、主人公の人生とここに至るまでを描いていく構成が斬新でおもしろい。

インドのスラム街の混沌とした感じと、クイズスタジオの整然とした様子のコントラストがうまく表現されていた。

何度
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

話のテンポが好き。
やり手の女性社長が、破天荒なやり方でバリバリ仕事をしていく爽快さを感じた。

長らく湯船に浸かれていないからか、浴槽が出て来た瞬間切なくなった…浴槽欲しい…

ベンの、絶対に彼女を
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.3

映画の見方は、観た時の自分の状態に影響されると思う。
その点でいうと、日本食がなかなか食べられない環境にいる今、出てくる食べ物に目がいって仕方がなかった…。
カニも、しゃぶしゃぶも、シンプルだけど手作
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.1

セリフのない沈黙の圧力が苦しい作品だった。
二人の心がそうであるように、作品に出てくる部屋も景色も色あせている。
幸せになってほしいと懇願するような気持ちになった。

こんなに観ている人を緊張させ、苦
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.6

海に毎日通って、毎週映画の鑑賞会をする素敵な家族。

そんな主人公が築く家族も素敵。
協力的で理想的な夫婦。

そして、ヒロイン可愛すぎる。

タイムトラベルものではあるが、良い意味で派手さがなく暖か
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歌声にのった少年(2015年製作の映画)

3.0

アラビア語学習のため鑑賞。

実話を元にした王道サクセスストーリー。
背負ってる期待に押しつぶされそうになりながらも、海に向かって歌う姿が印象的だった。

アーミンヤー混ざってたけどまあまあ聞き取れた
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

わたしの人生の最高傑作となった。

コミカルでありながらも、現代インド版一休さんとも言えるようなとんちの効いた小ネタの数々、映画を一切邪魔しない歌、鮮やかな色使い、日本語としてもうまい翻訳、過去と現在
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.4

ホラー的でない恐怖で鳥肌が立つというはじめての体験をさせてくれた映画。
最後の最後で、心底ゾワっとした。

ヒトラー自身の常に毅然とした態度と、それに振り回される周囲の現代人の情けない態度の温度差がコ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

5.0

そう、人生において必要なことはYESという勇気。
新しいものをやるのは怖いことか?
いや、楽しいことだ!!!
ということを思い出させてくれた映画。
特に日本を離れた私にとって、今一番必要な映画だったと
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

指揮者が手を動かす、音楽がこの世に産声をあげるあの瞬間の集中力を思い出させてくれた。

楽しさと厳しさというのは音楽界には必須で、楽しむことが根源ではあるが一個成長するためには苦しい練習も乗り越えなく
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【映画だからこそ観たい作品No. 1】

とにかく画面が美しい。
好きな場面は以下の通り。

①白鳥をかき分けボートを漕ぐところ
②遊園地で体を張ってデートを申し込むところ
③婚約者がステージ上で婚約
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ルーム(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

部屋から逃げ出すまでと、その後が半々ずつ描かれている。二人にとって脱出は決して終わりではなく始まりだった。

被害者でありながら、母親という側面も持つジョイ。彼女にとってジャックは自分の命を何度も救っ
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

この手の作品は、本で読んだ方がもっと引き込まれるんだろうなあという感じ。
どんでん返しや伏線回収は、完璧だった。

主人公と彼女の出会いのシーンは感動や喜びにあふれていて、こっちまで心が温まる。だから
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

2.9

IKEAでのデートシーンがステキだった!
サマーの小悪魔的な態度にイライラするけれど、何となく嫌いになれない。

トムはいわゆるメンヘラだけど、支えてくれるたくさんの友人がいる。相談に乗り続ける妹がと
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

映画の新しい可能性。
こんな見せ方があったのか、、、、!
文字通りエンターテイメント!

シンデレラムービーだ!

万引き家族(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

食べ物が印象的な映画だった。
買いたてのコロッケ、ふの入った鍋、茹でたとうもろこし、水っ気の多いそうめん…
それを一緒に食べることのできる(にせものだとしても)家族がいることが、人として何より幸せだと
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