peplumさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

私がモテてどうすんだ(2020年製作の映画)

3.8

『ヲタクに恋は難しい』との比較でTwitterで目にした作品。たしかにミュージカルシーンが出てきて腐女子が脳内妄想爆発するシーンが共通しているが、どう考えてもこちらの勝ち。映画に勝ち負けとかないけど。>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

さすが勢いに乗ってるブラムハウス印のホラーサスペンス。
透明人間というテーマで現代の女性の恐怖、DV被害、ストーカーなどを演出していて2020年に作る価値があるなと思った。視線(見られること)の暴力性
>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

3.9

周防正行だから撮れた映画の夢。
かつて確かにあった時代の息遣いと生活感が楽しい時代劇。ちょっとありえんくらいキャストが豪華。しかも劇中映画に上白石萌音、城田優、草刈民代出てたのはWikipediaで調
>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

3.9

ピュア三池崇史。
猥雑な新宿とヤクザと中国マフィア。破れかぶれのボクサーとヤク中で幻覚見てる女の子。
極めて三池崇史的なものがギラつきではなく優しさを秘めて映し出されていた。
「ユニディってなんでも
>>続きを読む

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

冒頭の「小さい不具合に親切にする」パートでいきなり心を掴まれた。ループものだと中盤に来がちなパートを頭に持ってきて一気に理解させてくるパワーがあった。そこからプールでの出会いまでの流れは完璧で、ボール>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.6

公開時から気になっていたドキュメンタリー。
勉強不足でジェームズ・ボールドウィンのことはこの映画で初めて知ったのだがその言葉の透徹した姿勢がとてもかっこよかった。
実在の映画や音楽を引用して50-60
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

最新鋭ヤクザ映画。
真っ白なダウンが血に染まってヤクザになることを決意するのが視覚的でかっこいい。
ケン坊が柴咲組のビルのドアを閉めていくのも境界を越えた描写で心を掴まれた。
なんといっても盃のシーン
>>続きを読む

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.6

地震速報で全部見られなくてレンタルしてしまった。
福田雄一2020年映画はこれで3本全部見た事になる。
見る前の福田作品へのマイナスなイメージよりも蓋を開けたら思いのほか可愛げのある楽しい作品だった。
>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.0

こんなに見る前の評価(面白くない)と見てる間の気持ち(面白くない)が一致するのは逆に凄いことなのでは。
ある意味脳の報酬系は予想と結果が同じ。
原作者が脚本に口出したら誰も止められないパワーがあるんだ
>>続きを読む

ROOM237(2012年製作の映画)

3.0

シャイニングに取りつかれた人の考察という名の妄想。
『アンダーザシルバーレイク』と同じような陰謀論の「俺だけが気づいてる」感をずっとこんこんと説明される不思議ちゃん作品。
トム・クルーズにめっちゃ似
>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

頼るべきヒーローのいないテロ映画ってこんなに怖いのかと思った。
冒頭からの同時多発テロの生々しさ、射殺描写の生活感が怖かった。
テロリストのボスのキャラクターが正体不明感を強めてたのも恐ろしい。実行犯
>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.8

公開当時から話題になっていてずっと見たかった作品。うちの地方でも遅れて上映があったけど終わってしまった。
This is not based on a true story を出してThis is a
>>続きを読む

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.4

思ってたよりも古賀葵さんが映ってた。
早坂さんが可愛かった。
帝一の國と同じロケ地だった。
平野紫耀だからマッチ飲んでた

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.1

ダサ『シン・ゴジラ』。『シン・ゴジラ』が伊藤和典脚本に大いに影響を受けているのは分かってたけど、肝心の伊藤和典作品がこの体たらくというのはショックがでかい。
リズム感とテンポが悪い事を重厚感だと思っ
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

綿矢りさ×大九明子の安心感すごい。伊坂幸太郎×中村義洋と同じくらい安定感ある。
やっぱり靴や履き物のクローズアップがあって安心する。
人間の内面でグツグツと煮えたぎる自意識を描く作品はこの2人の作家性
>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.1

Netflixのオリジナル映画っていつも75-80点を目指してそんくらいとるか取らんかって感じのざっくりしたイメージあるけど、これは100目指してる際どさがあってビビった。
『市民ケーン』を見たお陰で
>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

いろんな映画ベスト100とかに必ずランクインしていて、オーソン・ウェルズにも興味があり、『Mank』を見るための予習としてようやく見た。
冒頭がサイレント映画みたいな作りにしてあって可愛げがある。
>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

週刊連載のライブ感と引きを2時間の映画にするのはやっぱり分が悪いと思った。
耳の発信機、脳がうまいことなどを導き出す会話があらかじめ答えが決まってるとこにセリフを当てはめただけにしか感じられず冷めた。
>>続きを読む

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.8

『ブックスマート』鑑賞記念。精神的源流探訪。
2007年の作品なのでテーマがやや散漫に映った。ブックスマートがめちゃくちゃ情報量多かったのと比べるのは少し違うけど、友情やボンクラに終わりは無いのだなと
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

アメリカのハイスクールライフや卒業がどのくらいの物なのか完璧には分かってないけど、それを差し引いてもとてもいい作品に出会えたと思った。
友情ものとしてもバディものとしてもハイスクールものとしても抜群
>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

4.0

安定感のある続編。前作がジャングルだったから砂漠と雪山という舞台設定は何となくスターウォーズぽかった。
キャラになるゲームということで『GANTZ』や『絶対に笑ってはいけない』シリーズ、『勇者ヨシヒコ
>>続きを読む

戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(2017年製作の映画)

3.9

圧倒的物量で見てるこちらが「どういうこと?大丈夫?」となる特大スペクタクル。
ウー・ジンマジで強いな。
戦車出てきて嬉しかった。
中国政府からのメッセージの圧が凄すぎるし、それに見合うだけの説得力が映
>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.1

前作から4年後が舞台。まずジャンルがマッドマックスFRになっててめちゃくちゃ面白かった。マッドマックス風に言うなら「かつておれは大尉だった」って感じのアバンも緊張感あったし、そこからの人生のために死地>>続きを読む

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.8

有名すぎて逆に見てなかった。
始まりがほぼ理想の怪獣映画だった。
大統領かっこよすぎるしアメリカのイデアって感じがする。
吹替が豪華で嬉しかった。
GANTZのカタストロフィの雰囲気をビンビン感じた
>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.0

セミッシラSASUKEで始まるほぼセリフなしのアバン、80年代映画を4Kリマスターしましたみたいな画調の超陽気・明朗・天真爛漫なショッピングモールアクションは百点満点花丸あげたくなる出来。ダイアナのウ>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.6

企画発表からずっと楽しみにしていた作品。三國志は三國無双と横山三國志と蒼天航路で履修した。
シリアスバトルアクション漫画ではなくてナンセンスギャグ漫画を読みに行ったのでそこまでガッカリしなかった。
>>続きを読む

ターボキッド(2015年製作の映画)

3.9

マッドマックスFRの公開した年に映画秘宝に広告がのっててずっと気になってた作品。やっと見られて嬉しい。
終末世界でチャリでやるマッドマックス、ボーイミーツガールものでもあった。
人体破壊描写がノリノ
>>続きを読む

キング・アーサー(2016年製作の映画)

3.6

序盤のテンポ感は好きだった。
ジュード・ロウの悪役はいいですね。

パピヨン(2017年製作の映画)

3.9

チャリハナとラミ・マレックの関係性映画兼脱獄映画。
思ったよりハードなシーンが多く、水と血の表現がかっこよかった。
チャリハナの転んでもタダでは起きねぇ感じがしぶとくてとても好感が持てた。
線が細くて
>>続きを読む

町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.6

「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!」というパワーを感じる映画。
北島直明企画プロデュースなのでずっと見てみたかった作品。
ほぼ新人をメインに据えて脇に豪華キャストを揃えるのは異質な感じが地味な
>>続きを読む

REDLINE(2010年製作の映画)

3.6

クソデカ音響とクソデカスクリーンで見たら楽しいタイプの力技映画。たぶん立川シネマシティで見るといい作品。
アバンのレースが一番好きだった。木村拓哉がハイになってる時の声が好き。
原画にすしおと今石洋之
>>続きを読む

PRINCE OF LEGEND(2019年製作の映画)

3.3

HiGH&LOWのLDHのよさを見たかったけど多分ドラマをもっとちゃんと見ておくべきだった。2、3話くらいしか見てなかったのでキャラと世界観の掴み方が甘かった。といいつつ90分の尺で18分ドラマ版の説>>続きを読む

東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

3.7

1に比べると月山に焦点があってるのでピンポイントでミニマムな仕上がり。上映時間も100分くらいでタイト。
カネキくんのキョドり演技が上手すぎる。
実力で(前からそうでしたよ?)と見せつけてくれる山本舞
>>続きを読む

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.2

藤原竜也と吉田鋼太郎の声質が似すぎててお互いの良さを消しあっている。
2人の悪役がどちらも小物に見えて萎える。
ルパンのジャケットは革なのか…ちょっと解釈が違いました。
プレスコらしいけど人物の顔が
>>続きを読む

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.0

全編ふーん。だった。櫻井孝宏は本当に聞いてはいけないんじゃないかと思うほどいい声してるなと思った。
ハルオのことは3作通じて全然好きになれなかった。とにかくキャラの力が薄い映画だった。
櫻井孝宏の声が
>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.5

1の時点で制作陣との解釈違いが発生しており、劇場での鑑賞を諦めていた作品。
副題がめちゃくちゃかっこいいことだけでずっと期待はしていた。
第三新東京市とかシン・ゴジラのラストのバトルをやってくれるもの
>>続きを読む