何気なく映画チャンネルをつけたら放送しており、なんとなく途中から鑑賞。そういえばこんな話だったなという懐かしさ。
一時期ダン・ブラウンが流行った時に原作を読んだ。科学と宗教という二項対立、ではなく、>>続きを読む
新居を探していた夫婦が案内された住居には秘密があった。不動産屋によると、家の地下にある穴を降りていくと二階の天井に繋がっており、なんと時間は12時間進むのだという。さらに驚くべきことに肉体は3日若返る>>続きを読む
映画会社が俳優をスキャンしてデジタルデータとして管理。以降、俳優は映画会社の所有物となり、CGとAI技術でもって自由自在の演技をさせることが可能になる。
これって全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優>>続きを読む
人間にはなれないし、なりたくない。
何者かになるわけじゃなく、周りを変えていこう。というギレルモ・デル・トロらしいピノキオの新解釈に胸を打たれる。
そもそも異端の姿に愛を注ぐギレルモさんなので、人間で>>続きを読む
大好きだった祖母を亡くした8歳のネリーは、両親と一緒に森の中にある祖母の家を整理していた。ネリーの母は生まれ育った家と、思い出の品々を発掘するたびに悲しい気持ちに囚われて、家を飛び出してしまう。翌朝、>>続きを読む
なんでこんなもの見ちゃったかねえ。
寝る前に見るもんじゃないね。
寝れやしない。
寝れても絶対に落ちる夢見るよね。
アメリカに実在するKVLY-TV塔(高さ628.8m)をモデルとした剥き出しの鉄>>続きを読む
一人称視点のワンカット。
森の中の道をゆく。
だんだんと歩きのリズムが変化して、
画面が上下に飛び跳ねる。
ちょっと気持ちいい。
ちょっと酔う。
ぴょん、ぴょん、ぴょん、、
ぴょーん、ぴょーん、ぴょ>>続きを読む
1908年に作られた世界初のアニメーション。先日見た『骨』という短編が世界最古のアニメ作品の設定だったので、そういえば一番古いアニメーションてなんだろかと気になって調べたらコレでした。
想像以上に滑>>続きを読む
「コロニア・ディグニダ」はチリに実在したコミューンで、元ナチスの指導者パウル・シェーファーがドイツ系移民と共に築いた入植地。本作はコミューン側が入植者たちに対する啓蒙の一環として作った映像作品である.>>続きを読む
1901年に作られた世界最古のアニメーションが発掘された......という体の短編フィルム。
教会にて。黒魔術を使って骨から肉体を再生させる少女。骨格、筋肉、臓器、洋服、なかなか思い通りの姿にならず>>続きを読む
遠隔殺人を請け負う闇企業で手腕を発揮する女殺し屋タシャ。自分の精神を他人の体に転送して心身の[possessor=所有者]となり暗殺をやってのける。他人の体から離脱するにはその体を絶命させるしかない。>>続きを読む
いつとは知れない未来の話。人工的な環境に適応するために進化した人類は痛覚が消え去っており、身体に傷をつける行為が娯楽の一つとなっている。そこでは体内に未知なる臓器を生み出す男と、その内臓を人工手術器で>>続きを読む
※※偏った感想です※※
老いもない。飢餓もない。
死もなければ誕生もない。
自分とはなにか。
夢のような世界は夢なのか。
ここではない外部の現実世界で、
じぶんで遊んでいる誰かがいる。
いつのまに>>続きを読む
家庭の事情で親に構ってもらえない子供たち。夏休みだけどどこにも連れて行ってもらえずに、広い団地の中でひとりぼんやり寂しい時間を過ごしている。そんな子たち4人が自然と集まって、誰にも言っていない秘密の力>>続きを読む
17世紀イタリア、田舎町ぺシアに実在した修道女ベネデッタ。彼女の詳細は裁判記録に残るのみで1980年代になるまで一般的に知られることはなかったそうな。原作である『ルネサンス修道女物語 聖と性のミクロス>>続きを読む
なかなか変な映画だった。二本立ての『ベネデッタ』目当てだったので併映のこちらはまったくノーインフォ・ノーマーク。
1979年パリ。ゲイポルノムービーを撮る女性監督を軸に、出演男優たちが次々と殺害され>>続きを読む
SFパロディの名作(私的)。小学生の頃、父親が借りてきた字幕版のVHSで観たのが最初。当時スターウォーズは観ていたのでSWネタはわかったのだけど猿の惑星は後追いだった。今にして思えば猿の惑星のネタバレ>>続きを読む
81年サム・ライミ長編デビュー作。汚いandやかましい悪霊取り憑き型ゾンビーズ。あらゆるホラー映画の元ネタ、基礎となっている古典。しかしながらオリジナルの魅力は時代を越えてもまったく失われておらず、む>>続きを読む
例えば「怒りをどのように具現化するか」というお題が与えられたとして、この映画のような回答をできる人間が世界にどれだけ居るのだろうか。ぶっちぎりの突拍子で他を寄せ付けないクローネンバーグ恐るべし。
少>>続きを読む
adaptation =[適応][脚色]のダブルミーニング。『マルコヴィッチの穴』で脚本を担当したチャーリー・カウフマンが主人公。人間関係にアダプテーションできない男が、新作映画のアダプテーションを任>>続きを読む
カール爺さんの憧れだった冒険家チャールズ・マンツの人生が気の毒すぎる。伝説の滝で捕らえた怪鳥の骨を学会で発表したらニセモノ扱いされて冒険者協会を追放、「だったら生捕りにしてやるわい!」って消息を断ち、>>続きを読む
女友達を亡くした主人公
誰もいなくなった街
徘徊する怪物
残されたカセットテープ
最初は興味を惹かれたものの、その後はずーっと低空飛行。最後まで退屈な一人芝居と雰囲気映像が続くので、わりと序盤から飽>>続きを読む
追悼ウィリアム・フリードキン。全作品をみているわけじゃないけど大好きな監督さんです。『恐怖の報酬』『フレンチコネクション』などなど、どれも強烈なドラマで、面白さの底が見えない作品ばかりでした。『エクソ>>続きを読む
静かで美しいイランのキシュ島を舞台に、三人の監督が切り取った少し不思議でシビアなショート3篇。部屋を整理していたらパンフレットを発掘したのでレビュー。
今はなき渋谷シネアミューズ・イースト&ウェスト>>続きを読む
有名シェフであったロブは引退後に森の小屋で隠遁生活を続けていたが、ある夜に唐突にやってきた何者かに襲撃され、一緒に暮らしていた豚が盗まれてしまった。豚はトリュフを収穫するのに必要な特別な豚でロブにとっ>>続きを読む
月曜日だけがループするのかと思っていたがそうではなく10月25日(Mon)から10月31日(Sun)までの1週間がループしていた。
11月1日(Mon)が永遠にやってこない仕事に追われた小さな広告代>>続きを読む
池脇千鶴の演じるジョゼがグサっと心臓にくる。意表をつかれてちょっと驚いた。
当時話題になっていたけど、まったく自分のアンテナに引っ掛からなくてスルーしてた。食わず嫌いで勝手に難病ラブストーリーモノだ>>続きを読む
細野晴臣デビュー50周年の節目に撮られたドキュメンタリー。過去の映像を交えながら本人が回想する。
立教大学時代のバンド活動で、林立夫、大瀧詠一、鈴木茂との出会い。この出会いの喜びが今もずっと続いてる>>続きを読む
牛腸茂雄[ゴチョウシゲオ](1946〜1983)という写真家を知ったのはたまたま見ていたNHK日曜美術館の特集だった。何気なく見ていたのだが、少し淋しい雰囲気を醸す作品の数々にいつのまにやら釘付けにな>>続きを読む
「観てきたよ」というと「どう?面白かった?」と聞かれる。面白いか面白くないか、と問われれば面白いのだと思う。が、返答に窮する。私が面白いと思う部分は大体において意味がわからないシーンばかりで説明のしよ>>続きを読む
『M:iデッドレコニング』に黄色いフィアット500が登場してたので、流れで「緑のたぬき」を食べながら再鑑賞(ルパンが張り込み中にカップうどんきつねを食べてて羨ましくなった)
楽しいねえ。初鑑賞時は1>>続きを読む
物語がアクションを生むのではなく、アクションが物語を生みだす。コロナ禍で映画業界が死にかけていた2020年、トムクルーズは体の鈍ったスタッフ達を引き連れてノルウェーの崖から飛び降りるバイクスタントの撮>>続きを読む
南北戦争の最中、機関士ジョニー・クレイは愛車である蒸気機関車『ジェネラル号』を北軍に奪われてしまう。この機関車の貨物室には恋人のアナベルも捕まっていたが、ジョニーはそんな事とはつゆ知らず必死で汽車を追>>続きを読む
イタリアのさわやかな太陽の下、人間のドス黒い部分が照らされる。しっかり面白い成りすまし系サイコサスペンス。アラン・ドロンの若くて危うい(時々キモい)不安定な瞳が良い。荒波に揉まれるヨットの上で四苦八苦>>続きを読む
80年代イランの〈宿題〉というテーマひとつで撮られたドキュメンタリー。子供たちを相手に尋問室のような薄暗い部屋でバキッとした照明を当て、矢継ぎ早に質問を浴びせかけるキアロスタミ先生は容赦なし。
でも子>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前作『X』の殺人鬼お婆ちゃん〈パール〉の若かりし頃を描いた前日譚。『悪魔のいけにえ』オマージュから一転、本作は目にも鮮やかなテクニカラーの色彩が美しい『オズの魔法使』オマージュで。トウモロコシ畑で案山>>続きを読む