BabyBabyJuliaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ビューティフルデイズ(2018年製作の映画)

3.3

説明描写が少なく、セリフも多くない。全編に渡って陰鬱で暗いムードなのはテーマのせいなのか、でももう少し踏み込んだ何かが欲しかった。イナヨンが挑んだ役者魂みたいなものは感じた。どこまで現実に近いのかはわ>>続きを読む

つかみ損ねた恋に: ディレクターズカット(2021年製作の映画)

3.6

前半のコメディタッチから中盤以降はトーンが変わってしまった。物語の筋は素晴らしいので、皆さんのコメントにあるように脚本をもっとすっきりすると違ったかも。いろんなネタを盛り込みすぎてて残念。
しかし、ウ
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マイ・ハート・パピー(2023年製作の映画)

3.6

ヨンソクの犬愛が溢れていた作品だった。動物映画あるあるの域から出ていないけど、家族で楽しめるエンタメ。

夏日春風(2020年製作の映画)

3.0

全然プロフェッショナルな感じがしないと思ったら学生さんのフィルムだったのか….ツッコミどころ多すぎなんだけど、でもなんとなくヌーベルバーグ感もあって、中国の地方都市の日常風景なんかはとても良かった。脚>>続きを読む

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.7

正直、展開が読めてしまう脚本だったが、台湾らしい温かさに満ち溢れている作品だった。ラストの台北101を映し出しているところは今の台湾を象徴しているというか(題材的にも)。それにしてもグレッグハンくんは>>続きを読む

恋恋豆花(2018年製作の映画)

2.9

いろいろひどいのでレビューする気になれないが、台北紹介番組だと思った方がいいかも。台北というより九份かな。ポスターが良過ぎて期待しちゃった。

ワム!(2023年製作の映画)

3.7

音楽ドキュメンタリー映画にありがちな暗くてドロドロの衝撃告白!のようなものがなく、制作サイドのWhamに対しての愛を感じた。時代を上り詰めた若いポップスターのたった4年間の軌跡、同時代に生きていて当時>>続きを読む

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

3.5

事件からもう20年以上経っていることに驚きつつ、しかしこの年月があるからこそノンフィクションとしてNetflixで公開できたのかもしれない。編集の仕方がアメリカのドキュメンタリーっぽかったけれど、Ne>>続きを読む

スイマーズ:希望を託して(2022年製作の映画)

3.9

シリア難民がヨーロッパに渡る話を、初めてちゃんと知ったような気がする。ギリシャに渡るボートがあれほど粗末なものとは….実話に基づいているだけあって緊張感もあり、後半はだいぶ泣いてしまった。いい映画だっ>>続きを読む

マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(2016年製作の映画)

3.5

興味深い内容で、いろいろギリギリなのかもしれないが、ナレーション的なものが欲しかったかも。もう少し長くても良かったかな。

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.8

目新しさはないものの、ジュリアとジョージの意気のあった長年のコンビが大好きなので、この安定感で正解。

北風アウトサイダー(2022年製作の映画)

3.7

自身も在日コリアンである崔監督が役者も演じた自伝的映画。脚本がややとっちらかっていたのが惜しいのと、皆さんおっしゃっているが役者さんの声が聴き取りにくいのが残念だった。発声もそうだし、後ろ向きに話して>>続きを読む

一人っ子の国(2019年製作の映画)

3.8

静かに問題提起するトーンが良かった。内容の衝撃さをより正確に伝えているようで。

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

3.9

ストーリーそのものは、失われた青春の切ない話で目新しさはないのだが、時に中国大陸の広大さを俯瞰するカメラワークや、郷愁を促すフィルムワークなど演出が効果的で、あとはやっぱりチョウドンユィ。彼女の素晴ら>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.7

台北に生活する人々の日常。まったく説明もなく、過剰なBGMもなく、ただ淡々と切りとられていく生活の一片。やるせなさと気だるさと、解決しないそこにある環境と、それを過分に演出しないのに少し希望も感じるラ>>続きを読む

猫たちのアパートメント(2022年製作の映画)

3.4

取り壊しの決まった巨大団地に取り残される猫たちを追ったドキュメンタリー。
テーマは素晴らしいのに、芯がブレるというか、話があっちこっちに広がり結果まとまらず終わって惜しい。
猫を愛する者として、再度チ
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.8

最初ちょっとまどろっこしかったけど、中盤から一気に台湾映画の温かさに満ち満ちて、すごーく良かった。
演者さんも皆、味があった。

台湾から帰国してすぐ視聴して、また台湾に戻りたくなった。愛おしさのある
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.9

台湾から帰国する機内映画での鑑賞。
とにかく良かった。なんとなく、どっかで観た感あって結末も予想できたけど、それなのに良かった!!お薦め!

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

NIKEのエアジョーダン誕生秘話。80年代のアメリカの空気感….服装、文化、オフィスの小道具などなど。ベンアフレックはこういう映画のディテールがうまい。マット・デイモンも良かった。まさにエンタメ作品。

君のためのタイムリープ/私を月に連れてって(2017年製作の映画)

3.5

ストーリー的には目新しさはないけど、安室奈美恵に憧れる1997年の台湾の高校生たち、のキーワードがノスタルジーを掻き立てられてたまらない。鑑賞後に残る爽やかさ。台湾映画のポスターは、いつも素敵でずっと>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

3.9

1970年代の中国。歴史に翻弄された若者たちの人生をノスタルジックな映像と、戦闘シーンの畳み掛けるようなエグい場面の対比が見事で唸った。所々あっさりしすぎな展開もあったけど、スケールも大きく中国映画ら>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.7

いかにも日本映画というか….小道具やセリフが効いていて、でもテンポが緩いというか。それにしてもつかっちゃんの名役者ぶりよ。加賀まりこさんは、いつもの毒っ気とちゃめっ気が混ざった素敵な演じ方だった。

罪の後(2022年製作の映画)

3.7

脚本にやや無理めな設定があったのが惜しいけど、後半の巻き返しとラストがすごい。真相が正しいとは限らない。
面白かった。

親愛なる君へ(2020年製作の映画)

3.8

モーズーイーの確かな演技力に泣かされた。同性婚が認められている台湾というイメージが強いが、まだまだ偏見と戦うマイノリティであるという一面を、静かでそして力強く社会に問いかけている映画かもしれない。
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私たちの青春、台湾(2017年製作の映画)

3.8

台湾のひまわり運動に関するドキュメンタリーだという予備知識しかないまま視聴し始めてると、よくあるドキュメンタリーの方向性とは別に自分の予想外の展開というか(だからこそドキュメンタリーなのだが)社会運動>>続きを読む

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.5

物語に目新しさはまったくないけど、フィンランドの自然と人々の温かさと中華料理、これだけで幸せな気持ちになった。癒し系フィルム、時には必要。

素晴らしき眺め/奇跡の眺め(2022年製作の映画)

3.7

春節なので視聴。ちょっとドタバタの中のほっこり、と言うか。実在の人物がモデルになっているようだが、Dream come true がたくさんありそうな国。

弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

3.8

夫を亡くした妻の「女の一生」ドラマで、あちこちに重いテーマがあるわりに静かで胸に響く温かさがあった。
台湾の日常生活と風景のカメラワークがとても良かった。葬儀の場面も日本と似ていたり違ったり、いろいろ
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共犯者たち(2017年製作の映画)

3.9

韓国政府によるメディア弾圧に対する抗議ドキュメンタリーと受け取った。言論の自由を奪われていくやるせなさと、その生々しさに言葉を失う。2008年から300人以上の不当解雇…いま現在はどうなのか、それも気>>続きを読む

スパイネーション/自白(2016年製作の映画)

3.6

実際のところ何が真実で、なんのためのでっちあげなのか、結局は結論が出ない(もしくは描けない)というのがわかったこと。国家に裏切られる悲しみは想像できないけれど、いろいろとショッキングだった。

COME & GO カム・アンド・ゴー(2020年製作の映画)

3.4

テーマは素晴らしく、大阪のわちゃわちゃ感よく出ていたと思うけど、なんとなく胸に刺さらずやたら長いという印象。もう一回ショートバージョンで見たい。

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

3.4

なんとなくこんな感じかなあ、の予想通りだったけど、癒し系ドラマとして観るとそれなりに好きな感じ。スヨンちゃん、日本語頑張ってた🫶

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.9

ジャスティンチョンの素晴らしい映画だった。ずっと悲しくて最後まで悲しくて、悲し過ぎるので満点つけられないけど、人には絶対薦めたい作品。アメリカの「今」が映し出されている。