カルト的人気を誇るイギリスのギャング映画。正直序盤はあらゆる情報が断片的にちりばめられていたので少し本筋を追うのに必死になりあまり映画を楽しめなかった。しかし、相関関係がすべて劇中で説明されるので終盤>>続きを読む
プロダクションデザインやモノローグなど、フランク・ミラー氏の『イヤーワン』が大好きな私にとっては正に理想のバットマン映画だった。
といっても。ハードボイルドに振り切らずコメディリリーフを配置したり、>>続きを読む
LAのアンダーグラウンドを現代的に描いた作品。予算の無さが目立つが、世界観の作りこみは流石だと感じた。
アンダーグラウンドの世界と今私たちが使っているテクノロジーを上手く組み合わせている描写が多く好>>続きを読む
大人気イタリアンレストランの一日を描いた作品。『ボイリング・ポイント』に全く興味がなかった自分が何故この映画を見たかというと、イタリア料理が大好きだからだ。
といっても、出てくる料理にそこまで焦点が>>続きを読む
前から気になっていたヘルズキッチンを舞台にしたクライム映画。アメコミ原作ということもあり、かなりこてこてのクライム物だったが酒を飲みながら見るには最高の映画だった。
脚本自体は原作からかなり脚色した>>続きを読む
凄い一方通行でチグハグした印象を受けた。アメリカ人帰還兵を再度ベトナムに訪問させることによってアメリカがベトナムという国に対して持つ罪を意識させたいのか、汚れ仕事ばかりさせられてきた人種として主人公に>>続きを読む
サイバーテロとアジアを中心としたロケーションが特徴のクライム映画。マン監督がアジアの雰囲気が好きなのは、彼のフィルモグラフィを見ると一目瞭然。しかし、どうも外から見たアジアというイメージが払拭できず、>>続きを読む
トライアド版ゴッドファーザー パート2と言える。非常に見応えがあって面白かった。
今回もプロットがボスの座の争奪戦になるのだが、竜の杖の争奪戦ではなく選挙制を中心に動いていた。この軸がマフィア物とし>>続きを読む
黒社会、トライアドの権力争いを描いた香港クライムムービー。
権力争いと言いながらも、手下が小競り合いをするのみで、そこまでスリリングな物語ではなかった。プロダクションデザインや俳優が素晴らしいために>>続きを読む
まさに夏にピッタリの吸血鬼映画。休みの日の昼から見て、久々に楽しめました。
世界観の作りこみがしっかりしていて、吸血鬼ハンター、吸血鬼両方の社会的構造であったり、種族であったり、を上手いこと脚本に落>>続きを読む
とにかく世紀末の雰囲気が漂う怖い映画だった。
荒廃したロサンゼルスに無軌道に犯罪を犯す青年たち、放射能を発するエイリアンの死体に、Drinkと書かれた飲料など、まるでノストラダムスの大予言が流行った>>続きを読む
夏休みにピッタリのアクション映画ということでちゃんと楽しめました。各国を飛び回る色々なシーケンスがあって、ボリュームはしっかりとあったのでネットフリックスに登録していながらも劇場で見るに足る満足感があ>>続きを読む
渋いノワールドラマの劇場版として制作されたこの作品。ドラマシリーズで描かれた家族ドラマをこれでもかというぐらいフォーカスしていたので、凄く楽しめました。
このRay Donovanはハリウッドのフィ>>続きを読む
この映画も公開当時から楽しみにしていた作品なので期待値は高めだった。
アブグレイブ収容所で唯一有罪判決を受けた男の話。なので、ギャンブル物と一種の帰還兵物を組み合わせた作品になっている。。
私が思う>>続きを読む
中々独特な構成のHEIST物だった。足を洗った男が昔の仲間から仕事に誘われるというありきたりな内容をだが、この昔の仲間がこの映画の半分以上を占めるというのが独特だと思った点だ。
この男をベン・キング>>続きを読む
組織を裏切った男と殺し屋たちのロードムービー。物語でカットする所としない所が絶妙なところがスティーブン・フリアーズが名監督と言われている理由だと思う。ストーリー上で描く必要がない部分は映画から省略し、>>続きを読む
パロディではなくてしっかりとしたコメディ映画だったので楽しめました。マフィアが好きだったらより楽しめるといったぐらいのマフィア要素などでいろんな人におすすめ。
俳優はジェームズ・カーンをはじめと、一>>続きを読む
コテコテのギャング映画、だがそれでいい。この手のジャンルとして抑えることは抑えて、しっかりアイリッシュたちが主役だという色もしっかり出していた。実話を基にし、さらにニューヨークマフィアのビッグネームも>>続きを読む
軍人の主人公が免責と引き換えに生まれ故郷のマフィアに潜入する話。そして、そのマフィアが自分の従兄弟と弟というめちゃくちゃ面白そうな話だった。従兄弟といっても私たちの考える距離感よりずっと近いものであ>>続きを読む
スコセッシ映画の名バイプレーヤー、フランク・ヴィンセント主演の非常に渋いマフィア映画。
脚本自体はとにかくGTAを映画化したようなもので、特筆すべき点は無いがマフィア感はしっかり感じることができるデ>>続きを読む
1970年代の雰囲気をお洒落に再現しながらも、しっかりとした脚本で落とす作りに衝撃を受けた。
物語は実際にあった事件を基に全編R&BのようなOSTが流れる私たちが想像する70年代の雰囲気を再現しなが>>続きを読む
サンディエゴの田舎町に証人保護プログラムでやってきたマフィアを描いたコメディ映画。マフィア映画が好きなので見たが、コメディ映画として面白かった。とは言ってもマフィアの描写もそこそこあり、リアリティ3割>>続きを読む
ギャング映画のような成り上がりと完成された資本主義経済に対する批判をわかりやすく盛り込んでいるので、非常に私のような知識に乏しい人間でも楽しめた。特によかったのは冒頭の出勤から市場が閉まるまでを描い>>続きを読む
主人公が中年の危機、元凄腕の殺し屋、ロシアンマフィアが悪役とこの手のジャンルにとって見飽きたと言われてもしょうがない要素が盛りだくさんな今作。しかし、銃器の取り扱いの描写や主人公が本性を見せるまでの>>続きを読む
一見、凄腕の投資家たちがウォール街を出し抜くコンゲームもののように見えるが、実際はアメリカの資本主義経済の虚構と如何にして投資家や銀行が国民を食い物にしているかを描いている非常にリアルな作品であった>>続きを読む
プロットはありきたりなクライム物だが、極力映画的演出、編集を排除し斬新な作品に仕上がっていた。中国語タイトルや終盤のタイムラインが分からなくなるような演出で少し困惑するが、見終えるとこの作品がノワー>>続きを読む
あの煮え切らない最終回を見事にまとめてくれた劇場版。キャラ同士の掛け合いやそれぞれにフィナーレを持たせる脚本は素晴らしく、しっかりとガンアクションも挿入し、1時間50分隅々まで楽しめた。
ストーリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
伝説的なテレビドラマの前日譚ということでかなりハードルが挙げられた本作。しかし、この作品はそのハードルを超え、ドラマの劇場版としてだけではなく映画としてもしっかりと面白いものになっていた。
やは>>続きを読む
古典的なクライム映画の作りながらも古臭さを感じさせない展開が良かった本作。誰が生き残るかがわからないクライム映画特有のスリルがあったので最後まで飽きずに見ることができた。
序盤からテンポよく計画の>>続きを読む
裏社会で生きると決めたその日から死に方は決まってる。老人ギャングの一夜を通してアウトローの生き様を見せてくれる隠れた名作。
と言っても、アルパチーノ演じる仮釈放中のギャング、ヴァルとその友人ドク>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
壮大な大自然の美しさ、怖さ、そしてそこに住む人々を描いたこの作品。傑作とは言えないがテイラー・シェリダンと聞いてワクワクする方は間違いなく満足できる作品。
この映画で描かれていた大自然の美しさを>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ちょっと昔のアクション映画にアメコミ映画を混ぜた映画。正直な感想としてはエアー版と変わらないが、十分楽しめた。
冒頭では新入りサヴァントの目線からスーサイド・スクワッドの簡単な紹介があり、こうい>>続きを読む
犯罪映画の負の側面を描いた作品。『グッド・フェローズ』のようなものを期待しているなら見ない方がいい。ヨーロッパを舞台に描かれる犯罪映画はどこか暗いところがあるが、この作品は特に暗い。父を殺され、ファ>>続きを読む
実際に住んだことはないがブロンクスと街角とノスタルジアを感じさせる名作。筆者はマフィア映画として見たが、そうでなくとも非常に面白く映画としてほとんど完璧な作品だった。
この映画は一人の少年の成長を>>続きを読む
承認保護プログラムでノルマンディーに移り住んだいろんな意味でマフィア一家のお話。この手にありがちなマフィア流の交流の仕方を見せつけるパートがふんだんあったので面白かった。家族それぞれに焦点が当たるた>>続きを読む
前作と違いマフィアコメディから普通のコメディよりになった本作だがよりいっそうロバート・デ・ニーロとビリークリスタルの掛け合いはパワーアップしているので楽しめました。
前作は往年のマフィア映画のパロ>>続きを読む