何回観ても啖呵を切るラストシーンにブルッとくる。「俗に北陸三県の気質を称して越中強盗、加賀乞食、越前詐欺師と言うが、この三者に共通しているのは生きるためにはなりふり構わず、手段を選ばぬ特有のしぶとさで>>続きを読む
期待も予想も一切裏切らない純正カーナハン映画。ずっと同じような映画を定期的に撮っといて本当に感心する。フランクグリロが最初分からなくて笑った。
とにかく手数多くいろいろチャレンジしているし展開読めなくて思っていたよりかなり良かった。ジャスティスリーグ以降のフラッシュとフラッシュのオリジンを同時にやるのかなりナイスアイディア。オリジンを上手に消>>続きを読む
思ったよりコメディ多めで3人ともキャラ立っているし前作より好きかもとは思うけど相変わらずこの作品を今後の軸にしてやっていこうって気概が今作でもマジで感じられず大丈夫か??と心配になる。DCみたいにユニ>>続きを読む
おかえりギャレス・エドワーズ!ローグワンぽいSFルックは100点、設定も100点、しかしストーリーテリングが20点ぐらいかな。話しがとにかく興味を持ちにくいのと、潜入捜査官が潜入先で子供作ってる(?!>>続きを読む
男性性、マッチョ思想をコテンパンにこき下ろすのを期待していたんだけど、かなりマイルドに、懇切丁寧に、何よりコミカルに人間界(とバービーランド)を風刺していて、監督自身のエッジを抑えてでもこの物語を全方>>続きを読む
フランス流の軽妙なブラックコメディかつ良作。冴えない肉屋夫婦がひょんなことから人肉に手を出してしまう話し。ネットの安易なヴィーガン批判やヴィーガンアンチみたいなやつではなく、序盤から人肉を食肉用として>>続きを読む
00 年代臭の凄まじいジャレッド・レトとマット・スミスのアイドル映画って感じで想像よりずっと面白かった。全体的に地上波で何回か見た気がするがやってないらしい。ユニバースとか大仰になってしまう前のヒーロ>>続きを読む
ベビわるでかなりクリーンなイメージになったけど、阪元監督の得意なのはこっちだよねと改めて感じさせてくれるカオスな作品。キャストも阪元組オールスター。最初のフランクフルトのところがきつくて観るのやめたく>>続きを読む
前作よりもさらにオフビート感と会話劇が増えた。生臭坊主というか、生臭殺し屋。一生観ていられるし一生続いたら良いね。ラストのショットでメリハリがあって終わるのも良い。監督の持ち味的には2組で殺し合うんじ>>続きを読む
原田眞人かなり苦手なんだけど、この映画はかなり良かった。安藤サクラ、宇崎竜童ら名優に紛れ込んだ山田涼介の良さも爆発。グラスポッパー実写の暗殺者も良かったけどようやく良い役だと言えるやつじゃないかな。大>>続きを読む
ハードルが上がってしまったのか前作でやりたいことをほぼやり切ってしまっているので、違いを出そうと苦しみながら結果二番煎じになってしまっていた。それでも子供はみんなニュータイプの精神性はちゃんとあって子>>続きを読む
終末世界に突入して、生きるために敵に対しては倫理・道徳・法律のリミッターを外したスーパーバイオレンスなマ・ドンソクが久々に拝める。マブリーではあるんだけど、このちょっと悪い感じがかなり良い。容赦なく頭>>続きを読む
ジャウム・コレット=セラ監督の余程良いザックスナイダー感と上手な交通整理、スーパーナイス助演のピアース・ブロナスンのおかげか、なんともちょうど良くて面白い映画になっていた。悪役を全くやらなくなってしま>>続きを読む
邦題のチープっぽい感じに騙されそうになるけど、一昨年にダークホース的、拾い物感のある作品として話題になった映画。原題のOne Shotに違わないワンショットで、冗談言っている間に突入する地獄の戦場とタ>>続きを読む
飯豊さんは相変わらず抜群に良いし、格式高い撮影も上手くて良いシリーズだなと思うんだけど、テレビドラマとしての良さの方が優っていて映画のフォーマットじゃなくて良いのではと思った。ジョジョシリーズはどれも>>続きを読む
横溝正史の金田一耕助シリーズが好きだったら絶対好きに決まってる。ドロドロと悍ましい相続劇、戦前の亡霊、昭和の因習、グリグリと動く快活な霊能バトル描写、素晴らしい。川井憲次大先生の音楽もここぞとばかりに>>続きを読む
ドラッグ感覚でキメる新感覚降霊会ホラー。ユースカルチャーとホラーの融合、トムブラウン合体。ヤンガン達がチェーイ!とか言いながら降霊をキメちゃう。みんな集まってるパーティのど真ん中でやるし、SNS用にス>>続きを読む
『さかなのこ』とか『8mile』みたいな半伝記、自分で撮ってるから半自伝的な作品。才能に溢れた少年とその裏の大人達のドロドロ。才能がある故に誰かを傷付けてしまう悲しさ。こうだったら(もっと)良かったな>>続きを読む
文字通り狂っていたスニーカーブームがだいぶ落ち着いてから観たのが良かった気がする。ジョーダンは甲高幅広の足にはあまり優しくはないけどデザインは本当に唯一無二、この映画で更に好きになったかも。スラムダン>>続きを読む
良くも悪くも大味だった前作から大きくハネた印象。若干真面目に進んでいった前半においおいと不安になったものの、ステイサムがステゴロで深海に挑んだあたりから大きく物語が無茶な方へ動く。相変わらず血びっしゃ>>続きを読む
パツパツにパンプアップしたクリヘムさんアクション第二弾。結構綺麗に終えた前作からどう繋げるのかなと思ったら初手から緊張感マシマシで素晴らしかった。流石に前作までは超えなかったけど見どころは多くて充分す>>続きを読む
おかえりジェイロー・アクション!色々な意味で2023年とは思えない作風だけど、ジェニロペさんの健康体が拝めるのでそれでOK。まだまだ動けるの流石。出てくるだけでちょっと面白いアクション俳優がいるけど、>>続きを読む
巨大ITテックの栄枯盛衰、もはや現代の平家物語だと思う。ジョブズの名前はみんな知っているし教科書にも出てくるけど、マイク・ラザリディスの名前はみんな知らないようになってしまった。オバマ元大統領が使って>>続きを読む
アルコール中毒の音楽仲間がいるので大丈夫か〜と思いながら観たけど大丈夫じゃなくてある意味良かった。血中のアルコール濃度を0.05%に保つと人生の全てが良くなるという与太話の中の与太話を実践するそれぞれ>>続きを読む
Metro Boominが手掛けたサウンドトラックが素晴らしくて鑑賞前から今年はよく再生した。Parental Advisoryが付かない作品によくあれだけのラッパーを参加させられたのはMetro B>>続きを読む
92年生まれ気鋭の監督ロヴ・サヴェッジの3作目。zoomのズーム画面ホラー、ダッシュカムのPOVホラーを経たキング御大原作の正統派ホラーもしっかり良作。心の弱ったところに容赦なく怪異が襲ってくる様は観>>続きを読む
『ズーム 見えない参加者』でパンデミック下のzoom画面ホラーで脚光を浴びた期待の監督ロブ・サヴェッジのPOVホラー。今回も躍動感のあるカメラワークと冴え渡るピリッとしたホラー演出、そして一筋縄では行>>続きを読む
女の人が酷い目に遭いそうで嫌だなと思いながら観ていたけど、とってもいい意味で裏切ってくれる景気の良い韓流バイオレンス。そんな手に困った駄作みたいなことはしませんよね。例のマニラのルフィもびっくりな超極>>続きを読む
ジョン・ウィックのキアヌでもなければコラテラルのトム・クルーズでもない。ファブルや岸辺露伴みたいな職業殺し屋。社会のアウトローや異物ではなく、冷酷無比で痛みを知らないターミネーターでもない。ルーチンを>>続きを読む
オチの捉え方で評価変わってくる映画かなと思うんだけど、それまでのホラー演出が抜群に良くてそれすらもうどうでも良くなってきた。もちろんオチも好き。前半の気怠い自主制作映画みたいな感じも好きになってくる。>>続きを読む
目的は「ループを抜け出す」一つなのに、何も知らない部長(マキタスポーツ)がキーマンなせいで手段がたくさん出てきてはコロコロ変わる。何のためにこれやってるんだっけ?ってたまになるのが笑える。これでマキタ>>続きを読む
何も白人に限ったことではなく、人類が繰り返している悪行の一つとして捉えると全く他人事じゃないね。狡猾サイドをデニーロ、愚鈍サイドをレオが担う先住民が相手の鬼畜ファミリービジネス。意外にもこれまでのスコ>>続きを読む