バトゥハーンさんの映画レビュー・感想・評価

バトゥハーン

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.6

『ハイカラな街並みや、戦後の原風景を蹂躙する ゴジラ』

前置きをしておくと、この話はゴジラシリーズの1作という前提を外せば、もう少し楽しめる映画ではあると思う。
その場合、スコアも3.5ぐらいにはな
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.8

『有色人種のメジャーリーガーのパイオニアが体験した苦悩』

本作品はノンフィクションのストーリーである為、当時の時代背景や、アメリカが歩んできた人種差別問題について、多少の予備知識がある方がより楽しめ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.2

『「そうはならんやろ」が起こり続けるスプラッターコメディ』

冒頭30分にこの作品の面白さである、馬鹿馬鹿しいすれ違いスプラッターコメディは詰まっているが、
終盤に近づくにつれて尻すぼみな印象。

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.6

『社会で働く大人にこそ刺さる映画』

私自身、子供の頃はくまのプーさんのアニメーションを観ていたが、大人になってからは特段観ることは無かった。

だが、今回実写映画を観て、心が童心に帰り、
プーさんと
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

『きっとうまくいく。邦題がすべてを物語っていた。』

インド映画という私にとって未知のジャンルの映画に、約3時間という話の長さから、なかなか手を出すことができていなかったが、
実際に観てみると最高のヒ
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.8

『無駄のない展開と、懐かしい風景』

筆者が生まれる前の作品だが、観ていてどこか懐かしい気分になる作品。
日本人だから感じることのできるノスタルジアな映像。

余談だが、鶴瓶主演の映画『おとうと』を先
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

2.6

『時代を感じるカット割りと挿入曲のタイミング』

まず、ストーリーは中盤までハッキリいって面白くはない。
共感性羞恥に駆られるような展開が多い。

しかし、後半からはコミカルな展開も徐々に笑えるように
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.8

『自警主義をサスペンスの観点から問い直す 重厚な一作。』

◎原書について
監督と脚本家が影響を受けたと発言する原作コミックの内、
『バットマン イヤーワン』:既読。
『バットマン ロングハロウィーン
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.7

『徐々に見た目の奇抜さよりもストーリーが気になっていく』

原作未読。

キャストの下手なコスプレ感が気になって、劇場公開時は敬遠していたが、
地上波で放送されていたので、話のタネになるかなと視聴。
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.0

『期待せずに観ると、意外と楽しめる』

原作既読。
筆者は漫画の実写化に対して、あまり良い印象を持っていなかった為、期待値の低い状態で視聴。
すると、意外にも寄生獣の薄暗い心理描写や、物語全体に残る不
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

2.6

『尻すぼみに怖くなくなる閉鎖空間ホラー劇』

序盤から中盤にかけては、お化け屋敷の雰囲気作りに拘った事が感じられる。
しかし中盤以降は、中途半端なグロがメインに切り替わり、お化け屋敷の怖さは損なわれて
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

1.9

『見所は高畑充希の歌うデイドリームビリーバーだけ。』

面白そうな世界観の設定、面白そうな舞台設定、面白そうなキャラクター像、
これらが揃っているのに、展開の仕方がすべて中途半端。

制作側のやりたい
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

2.4

『キャストだけ豪華な特別捻りのないスリラー』

物語は視聴者の大方の予測通りに進んでいく。
それが必ずしも悪いこととは思わないが、あまりにも予想を裏切られないので、視聴中に飽きが来てしまう。

個人的
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.6

『先の展開が読めるのに、先が気になる。奇妙な世界観。』

有名な作品であり、冒頭の話だけでも後の大筋は推測がし易い。
予測通りに進むが、人生は全てが予測通りにはいかないことが映画を通して教えられた。
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.3

『事実は小説よりも… inオリンピック』

史実を基にしている為、大幅な脚色はできない。
だが、脚色無しにも関わらず、まるでフィクションのようにトントン拍子に話が進んでいく。
映画を通して笑いと勇気を
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.1

『人間模様がメインの宇宙戦記』

宇宙世紀モノは、ファーストとZしか観ていないが、友人に勧められて視聴。
人間模様と、若さによる苦悩、そして成長しきれない青さが主題として存在していたように感じる。
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シャークネード4(2016年製作の映画)

3.4

『何も考えずに笑えるC級映画』

このシリーズはいつもそうだが、その中でも今作はパロディとバカバカしさが凝縮された作品に仕上がっている。
深く考えたら負け。

おとうと(2009年製作の映画)

3.8

『血縁が故に怒りも湧くが、血縁が故にどこか憎めない。』

鶴瓶の演じるダメ人間だが、どこか憎めない弟。
終盤は鶴瓶の演技力にただただ驚かされるばかり。
どこか懐かしくて、どこかで見たことがあるような、
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

2.8

『20世紀のパンデミック観』

コロナ禍の今になって観てみると、パンデミックに対するアメリカの対応に少し笑ってしまうが、
現実と比較することで考えさせられる側面も持っている。

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