VisorRobotさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

10年くらい前にTSUTAYAで借りてみたときはすごく適当に見ていたので、なんか、女の子がサーフィンするシーンがあったなあ、あと、山崎まさよしがかかってたなあくらいのイメージだった。
AmazonPr
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

インサイドヘッド×ズートピアまるだしの発想に、「四大元素の街って…安直すぎるだろ」、と期待せずに足を運んだのだが、ハードルはしっかり超えてこられた。

【よかったところ】

1.水・火の表現
今回、水
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.6

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アマプラで見た。
恋愛映画でも見よーと思ったのだが、どちらかと言えば難病ものだった。

決して悪い映画ではないと思う。
タイトルとともにカットを自由な長さでつなぎ、時間の経過と関係戦の変化を気取らせる
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バービー(2023年製作の映画)

4.4

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無責任ワールド(like a ペンギン村,友引町)を出でて、現実世界に飛び立ち、再び無責任ワールドに帰って、最終的には現実を選ぶ、という話だった。

ジェンダーの問題がなかったとしたら、80年代日本ア
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シャレード(1963年製作の映画)

3.9

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食欲も性欲も旺盛な未亡人のオードリーヘプバーンをみてイッヒヒヒとおっさんが喜ぶための映画なのだが、チャラいヒッチコックみたいな感じで見てて楽しかった。
ケーリーグラントのことをオードリーが惚れ込んで猛
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

なんとなく、TSUTAYAの店員一押しみたいなコーナーにマリオとともに並んでいるイメージ。あと、『禁断の惑星』のイメージ。
お手軽なカオスなんだろなーと思ってみたら以外、ストーリーがしっかりしていて楽
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

石を絶妙なバランスで河原に積み上げるアート。あれって一見すごいなーと思うし、ずっと見てられるっちゃあみてられるんだが、エンタメとしてお金を払いたいかというとそんなこともない。そんな感想だった。
映画館
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.5

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『別れる決心』がすごい良かったので、『お嬢さん』も観たいと思っていた。AmazonPrimeで視聴。
『親切なクムジャさん』も観たが、上記2作で水準が一段と上がっていると思う。そんななかでも、現代劇で
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.0

そういえば胸糞映画スレとかで見たことあったかも。
青春の蹉跌ともいうべき、田舎の青年が苦い経験を経て大人になる物語で、アメリカンニューシネマが好きで、その方向性で作ったんだろうなーと思った。(1977
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

スカイフォールだけ見たことある状態で出向いた。
何も知らずに見たスカイフォールの方が個人的には面白く自分に残っている気がする。①俺はもうトム・クルーズが半端ないことをやることを知ってしまっている。②俺
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

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トーホーシネマズ仙台にて、レイトショーにて視聴。
前作『X』が期待のわりにそれほどでもなかったので、期待せずに見たらこっちの方がよかった。前作の深みもまんまとまして見返したくなったし、なるほどだからA
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.8

今更見た。AmazonPrime。
クォーターバック風の見た目の恵体白人が、いかにも外国人好きのしそうなメッシュ入り日本人女性と、厳格な黒人司令官のもとでタッグを組み、KAIJUと戦うという、この図式
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

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一番、千と千尋に近いと感じた。(巷ではハウルに近いという意見のほうが根強いが)

もう俺は引退したんだからというのを言い訳に、描きたい順に、描きたいもの、残していた表現の課題に挑んでおり、話はとぎれと
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.9

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評判を聞いてみた。シネリオーネ古川レイトショー、観客は俺と嫁はんの二人だけ。

確かに普通に面白い。面白いが、すごい映画ではない、というのが最終的な結論だけど、「ただ面白い映画」というのが今後どんどん
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

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前後編(というか、トリロジーの真ん中)だということを忘れていたので「ずるッ」というのが視聴後の一番の感想だった。

この映画単体で完結するカタルシスはない。『アベンジャーズ インフィニティウォー』みた
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

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安藤サクラのパートは非常によかった。あそこだけで、凡百の映画とは違う。火事が起こって、ベランダに出て、チューペットを息子から押し付けられて、剥くながら食べるだとか、柵に昇る息子を引っ張り下ろして、位置>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.9

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『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』コスプレぽさなく2.9次元的な現実*漫画感はお見事。アレンジで追加されたミステリ的な仕掛けも。ただ、原作の欠点は残っている。また、回想パートは尺的にも短いし扱いにてこずって>>続きを読む

THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.7

『the killer/暗殺者』持ち前の殺人技術で歯向かうものは容赦なく処刑し、JKに「아저씨 (おじさん)」と慕われ、美人の嫁はんには頭が上がらず、でかい家といい車。とんだ韓国おっさんエクスプロイテ>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

4.2

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こういうので良かった。
モンゴルという場所に対する偏見とか情報不足がこの映画にマジックをかけているのは間違いない。
いまだに相撲と草原のイメージ、あとはスーホの白い馬、という感じなので、舗装された道路
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

俺はほんとに天才とかに興味がなくなったんだなと思った。別にTARがどうなろうがしらん。キャンセルカルチャーもいい気味だとしか思わん。なぜなら、キャンセルされるほどの位置に行くことはないだろうなと胡坐を>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.2

変な映画だった。どういうきもちになれっちゅうねん。ただ、ヒロインストロベリーはたしかに魅力的だった。こういうことはある。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

面白いが、話は凡庸。マリオというゲームの世界がたのしそうかというと??見せ方とイースターエッグの映画というと、レディープレイヤーワンみたいなのだが、そちらほどにははまれず。でもレゴムービーくらいはよか>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり楽しめた。前作は飛行機で見て、正直あまりオチも覚えていないが、それよりも面白かった気がする。
よくよく考えると、お話というより読者に向けた謎解きゲームとしての側面が強くでていて、そのために犠牲に
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羅生門(1950年製作の映画)

4.2

誰かが宮崎駿は劣化黒澤明だと言っていた。
俺が見たのは隠し砦の三悪人と七人の侍だけ。

羅生門は、それらがラピュタや紅の豚だとすればもののけ姫的な作品かな~と思っていたが、なんというか、風立ちぬかもし
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.6

ザレスラーはみたことあり。映画館で鑑賞。

正直わからんかった。娘が邪悪といいながら、確かに性格は悪いがエスターほどではないしな。

主人公が超肥満、過食、ゲイ、中年男性、糖尿病性腎症ながら病院には頑
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チャップリンのニューヨークの王様(1957年製作の映画)

4.0

DVDで鑑賞。
嫁はんから風刺的だと聞いていたが、それを聞いて身構えていたからか、個人的な思い入れというよりは、単にお笑いを成立させる結束バンドとしてアメリカ風刺が選ばれたのではないかと思った。

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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

評判を耳にして見に行ったが、80年代っぽい楽しい作品だな以上の感想がなかった。物語的には進化がないし、単にこういう映画(家族で見に行けて、子どもの喜ぶ顔が目に浮かぶ)が最近なかったことへのうっぷんが張>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

Netflixで見た。
英語字幕なしと、英語字幕付き(ところどころスキップ)の2回。

とにかく映画っぽい。アカデミー四冠とのことだが、これが今のアカデミーっぽい作品のイメージで、『スリービルボード』
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巴里の女性(1923年製作の映画)

4.2

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モダンな話だ。
チャップリンが出ておらず、タイトルもなんだか地味でどうなんでしょうと思っていたが、脚本家としても、演出家としても、チャップリンはすごい。

簡単に言うと、田舎の毒親(父親)を持つ娘が都
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チャップリンのゴルフ狂時代/のらくら(1921年製作の映画)

4.1

チャップリンの欲張りな1人2役。
最初は瘋癲の男とうっかりものの旦那が別の人物だということが理解できずに混乱した。
謝罪をしに来た人物に、最後に蹴りを入れて逃げ出すあたり、まだまだチャップリンは若く人
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一日の行楽(1919年製作の映画)

4.0

船、車、と乗り物ギャグを詰め込んだドタバタ短編。一日の行楽の話とは言えない。
ただ船酔いして、車で立ち往生して終わったじゃねえか。
デブの嫁おばさんに厳しかったり、その旦那と喧嘩したり、交通整理員をマ
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サーカス(1928年製作の映画)

4.8

一番面白かった。深み、ストーリー性以外のすべてがある。
完成度でいえば『独裁者』だが、何がチャップリン作品で一番好きかと問われれば『サーカス』だといってやろう。その方が通に見える。

今じっくりと検証
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ライムライト(1952年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

チャップリン、63歳の作品。
※松本人志は現在59歳、北野武63歳の作品は2010年のアウトレイジ。

独裁者から12年、殺人狂時代から5年。
むしろ、独裁者の時点で51歳だったことに驚きだ。

爺に
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.2

90%シリアスだった。すごくモダンな話で、全然古びていない。不況になって人の心が荒み、ままならぬことと人を殺す。1人殺せば悪党で、100人殺せば英雄か。そもそもモデルとなったアンリ・デジレ・ランドリュ>>続きを読む

独裁者(1982年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

チャップリンは女癖以外全部優れているんじゃないか、と思わされる完璧な作品。パントマイムとトーキー、笑いと悲しみ(怒り)、ヒンケルパートと床屋のパート、すべてのバランスが良い。
動きがあんなに面白いのに
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

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仮面ライダーに全然何の思い入れもない
シンユニバース3作とエヴァは全部見ている。

いろいろと感想動画を見た。
感想動画が多い。
賛否両論だ。

賛でも否でも、「まあ、容赦なく100点を付けられるもの
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