YukiHommaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

YukiHomma

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三茶のポルターガイスト(2022年製作の映画)

2.0

リアリティというものについて割と考えてたとは思うし、あのくだらない検証にあれだけ尺を割くのも嫌いではないがテレビ番組風の演出はいらん。コックリさん以外にも何か引き出しが欲しかった。

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

-

この人じゃないとダメってものって意外と無い気がする。あの松本人志でさえテレビで見なくなってしばらく経つけどお笑い界は全く問題なく回っている。ほとんどの人間が他の人間でも代替可能なのでは?と怖くなる。エ>>続きを読む

ウィーン10区、ファヴォリーテン(2024年製作の映画)

3.5

とあるウィーンの小学校の1クラスを3年間追ったドキュメンタリー。いわゆるクラスに1人はいるような子がちゃんといるの面白い。「ちょっと男子〜」系女子だったり、その歳で悟り開いてるのかってぐらい鋭いこと言>>続きを読む

ベアトリックス(2021年製作の映画)

4.0

タイトルが名前なだけあって開始数分で主人公ベアトリックスの性格が分かる『ジャンヌ・ディエルマン』系だけど、ヨリが多いことから身体的特徴も見えてくる。ガサツで缶詰とか素手で食べたままの手で別の物触ったり>>続きを読む

ミダースの蟻(2022年製作の映画)

1.0

ずっとそのまんま神話すぎて流石にキチィ。分からん。蟻も喋るしロバも喋るし木も喋るしで、それをしないようにみんな映画作ってるんじゃなかったっけ。アジャコングに激似の人が出てきた。

無用物(2022年製作の映画)

3.0

地球汚れ過ぎやろ。ポイ捨てのツケは誰かが払ってる。ちゃんと分別してポイ捨てしないという当たり前の事ぐらいしか出来ないけども。「ゴミは勝手に消えない。誰かが運んで誰かが処理してる」って大田ステファニー歓>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

1.5

ラストの能面みたいな顔の綾野剛と柄本明でちょい加点。個人的に山崎貴よりも俳優に演技させるのが下手だと感じる藤井道人。主役は流石に行き届いてるけど、脇役に関してはもう適当に演出してるのか、自由に動いても>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

2.5

『プレデター:ザ・プレイ』の子が出てるじゃない。言ってしまえば『恐怖の報酬』の劣化版みたいなイメージなので開き直ってリーアム・ニーソンを楽しもうと思ってたら弟役のマーカス・トーマスが1人勝ちしてる映画>>続きを読む

カンツォーネ(2014年製作の映画)

-

「音楽があれば3時間のドライブも15分に感じる」by幼女

パンドラの箱(1929年製作の映画)

4.0

ルイーズ・ブルックスえっぐう。これがほんとのファム・ファタールですか。ルルが最初に画面に映るのは映画が始まって2カット目なんだけど、その瞬間におそらく全員が虜になっちゃうでしょっていうぐらい魅力のある>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

終始ダセェけどそこが良いっつうか泥臭さがあって嫌いになれない。リーアム・ニーソンのこういう映画シリーズ地味に初だったけど多く作られるのは分かる気がした。ジョン・ウィックシリーズのキアヌ・リーヴス的な癖>>続きを読む

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

2.5

予想外の出来事が1つもないってのがかなりキツかったのと、改めて前作と前々作で主演とメガホンを取ったジョン・クラシンスキーの上手さが分かる本作の引き出しの少なさとルールの曖昧さ。主人公像も最後のあの行動>>続きを読む

ファントム(1922年製作の映画)

3.5

主人公のローレンツは妄想癖のある詩人なんだけど妄想から覚めるアウトフォーカスの表現とかこれが元ネタだったりするのかしら。でもそれより会話の不自然さから妄想に持っていくところの方がある意味凄かった。ちょ>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.5

航空パニック×脱出スリラーという外しようのないやつ。次から次へと展開が変わっていくけどこれと言って何も言うことが無くただただ面白いだけの映画。傭兵がかませ犬じゃないの意外すぎる。こういう映画には珍しい>>続きを読む

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

4.5

『ジョーカー』に続く弱者の怒り、やがて革命に奮い立たせてしまうほどの影響力を持った《民衆を導く自由の女神》のような映画。環境破壊によって大切な人を亡くしたり居場所を無くした人たちが集まり、自己防衛とい>>続きを読む

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

2.0

褒めてるのか褒めてないのか分からないけどめっちゃ調子が悪い時の父シャマランのレベル。良くも悪くもシャマランの血筋って感じで父シャマランとは違うオチの付け方を期待していたけどまぁ1本目だしこれから覚醒し>>続きを読む

邪願霊(1988年製作の映画)

2.5

特別怖いってほどでもないけど、ここから数々の名作ジャパニーズホラーが生まれていったと思うとありがたい存在。結局あれ何だったん?的なモキュメンタリーホラーの大事な要素は既に組み込まれていて流石。
アイド
>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.0

中学生ぐらいの時に親にオススメされて見た時よりかは面白く感じれたと思う。こんなに画がダイナミックで色彩豊かだったっけと思うぐらい良かった。1つ前に微妙すぎるミステリー映画を見てたのでヒッチコックの上品>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

1.5

結果的には騙されたんだけど、騙される騙されない以前に1番しょうもないオチで焦った。劇中でも言われるほど小物感のする主人公で他の要素でカバー出来る魅力も無い。1番キツいのはずっとなんか拭いきれないダサさ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

呪術廻戦の主人公もう乙骨憂太だろ。でも実際は主人公の虎杖悠仁の先輩ポジでTV版では登場シーンが少ないらしくレアキャラ感があるところ、弱気でちょっと闇あって厨二心をくすぐる属性しかないし極め付けの魅力的>>続きを読む

違国日記(2023年製作の映画)

4.0

反対意見を拒絶して同意見同士で「良いですよね〜」「反対意見は無視しましょう」みたいなアホな馴れ合いしてる映画アカウント嫌いなので(明らかに失礼だったり具体性が無いリプに対する反応は除いて)この映画のわ>>続きを読む

ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)

2.0

「もしもMCUにウルトラマンがいたら」みたいな話だった。それ以上でも以下でもなく見たことあるようなストーリーを色んな所から引っ張って来てて、これと言った特徴も無くのっぺりしてて退屈。父の日の直前に配信>>続きを読む

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.0

物語において男2女1ほど遊ばせられる割合はないと思うし、その結果あのような結末に持っていったのが好きだし『サマーフィルムにのって』的な気持ち良さがある。テニスっていうのがでかいと思うんだけど圧倒的な清>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

ジャン=ピエール・レオ演じるのアントワーヌ・ボワネルの挙動1つ1つに無駄があってデカくてマジのガキって感じでめちゃくちゃ上手いので、間違いなく悪ガキなのに可愛げを感じさせてくるの良い意味でむっちゃ腹立>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.0

ラザロの瞳や佇まいから何から何まで人間ではなく、人間の身体を借りている別の存在を感じさせる。こんな無垢の瞳が今まであっただろうかと思うぐらい神聖な存在感を出すアドリアーノ・タルディオーロ素晴らしい。『>>続きを読む

天国の日々(1978年製作の映画)

3.5

好きか嫌いで言えば普通だったんだけど撮りたい画を実現出来る凄さと、地球が主役なんかってぐらいダイナミックな映画的映像に映るその土地を借りて暮らす人間の小ささ。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.5

人間や人生、映画、そしてフィルムへの愛。鎮魂歌のようでもあり讃美歌でもある。
誰がなんと言おうとラストカット良き。瞳をとじるフリオと同時に、映画館という暗点する空間にいる自分とうっすらスクリーンに浮か
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

2.0

もうずっとテンションが「ワッツァップブロメーン」みたいなノリで隙さえあれば「メーン」が出る。ぶっちゃけ全然面白くないしウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビの化学反応がそこまで弾けてなかっ>>続きを読む

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.0

なんかすごいちゃんとしたストーリーだったしヒーロー映画のような対立があって非常に見やすい見慣れた作りになっていて、別にサメ映画じゃなくても普通に成立するクオリティーでびっくりした。クオリティーも完成度>>続きを読む

AGGRO DR1FT(2023年製作の映画)

2.5

良き夫であり良き父であり、殺し屋であるボーが独白しながら殺し(数人)をするだけの内容なんだけど、なんと言ってもこの映画のメインは全編サーマルレンズを使ったというサーモグラフィーのような映像。と言っても>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

4.0

ドライヤー版は鑑賞済みなので、同じ裁判を描いていながらも感情の表現の仕方が全然違うなと思いつつ、ブレないブレッソンらしさはやっぱり凄かったしハンドサインは確かにめっちゃらしさが出てる。だからブレッソン>>続きを読む

麻希のいる世界(2022年製作の映画)

3.5

『害虫』を見よう見ようと思ってるんだけど中々見るタイミングが来ないので初の塩田明彦作品はこちらにしたけど中々の性癖をお持ちのようで。女の子がぐったり倒れる動作に興奮するんだろうなというのが伝わってくる>>続きを読む

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

1.5

滑り出しの不気味さは中々良かったと思うんだけど、だんだん演出が下手になってくるのでしんどかった。前作の方がまだ良かった記憶。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、圧倒的火力と最高の素材たちと、奇跡だと言いたいぐらい完璧に計算された編集によって奇跡のようなリズムが生み出されてテンションぶち上がったまま2時間をあっとい>>続きを読む

ヴァニタス(2016年製作の映画)

4.0

確かに大学の友人って小中の友人とは何か違う種類の友情というのは感じてた。上辺だけって訳ではないけど比較的ドライで深掘りしない関係。自分はほぼほぼ専門みたいな大学だったから割と知れた仲の友人はいた(と自>>続きを読む

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

2.5

ヴァンパイアがインタビューを受け人生を振り返るという真面目なんだけど真面目過ぎてなんかちょっと笑っちゃうような感じ。しかも想像以上に作り込まれ過ぎてて尚更っていう。語り終わってからの終盤が1番面白い。