YukiHommaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

YukiHomma

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宝島(2018年製作の映画)

4.5

ディズニーランドで1日中楽しんで夜になってパーク内のBGMも落ち着いてきて、いざ帰るって時のあの強烈な寂しさに襲われる感覚っていうのは唯一無二だと思うんだけど、傑作のバカンス映画を見た後の余韻にはその>>続きを読む

ツイスター(1996年製作の映画)

3.0

ここに来て続編が公開するってことで見てみた。
大雨の日のちょっとした非日常感に若干テンション上がってしまうので、巨大竜巻を目の前にして騒いでる大人の気持ち分からんくはない。フィリップ・シーモア・ホフマ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

想像以上に面白くてかなり満足感ある。内容は『インセプション』とか『メメント』ぽさがあって規模感としてはその丁度真ん中のようなイメージ。ノーラン作品に雰囲気が似てるんだけどそれは内容だけではなく、規模以>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

2.5

今どきっぽくて悪くないと思う。障がい者だからといって聖人とは限らない、健常者と考えることは何も変わらないというごく当たり前のことを伝えようとしてる。けどそこに重きを置き過ぎた結果、そのテーマについて来>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

3.0

ジャケ写のウィレム・デフォーは言わずもがなだけど、限界の中で銃口越しに吸う大麻ちょっとエロスがあって束の間の癒しを感じた。

犯罪都市(2017年製作の映画)

2.5

トイレというフィールドはなぜこんなにもアクション映えするのだろうか。
今時のイケメン俳優が誰1人出ないマ・ドンソクのシリーズものなんだけどちょっと厳しいものがあるというか、実在する事件を基にしてるらし
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ブルービートル(2023年製作の映画)

1.5

虫をモチーフにしたヒーローは数多くいるけどもスカラベのモチーフは中々センスある。見た目はナノテクのアイアンマンとアイアンスパイダーを足したような青いデザイン。スカラベもクウガのゴウラム的な古代っぽいデ>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

4.0

ゴダールのSFとかもう本当に意味が分からない映画なんじゃないかと思っていたんだけど、ある意味ジャンル化されることで意外と分かりやすい作品だったしSFとして最終的に“愛”というエネルギーに終着するのが最>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

ちょっと前にTwitterでバズってたやつ。エクソシストのラッセル・クロウがスクーターに乗って現場に乗り込むという絵面の良さ。『アオラレ』辺りからさらにデカくなった身体を活かしたラッセル・クロウのキャ>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.0

敗者三部作の三作目。
今作はカウリスマキによるツンが9割デレが1割ぐらいで中々ハードモードな主人公のコイスティネン。
『枯れ葉』でイケオジになっていたヤンネ・フーティアイネンから出てる幸薄オーラに笑う
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トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

1.5

こんだけ華あるキャスト集めたのにも関わらずミリタリーオタク厨学生の妄想のような脚本で笑ってしまった。授業中にテロリストが教室を襲ってきて自分が好きな子を守りながらテロリストを制圧するっていう妄想のレベ>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.5

ボクのきがへんになりそうです。
長編過去2作はめちゃくちゃ好きなんだけど、良い意味でも悪い意味でもどこかアリ・アスター個人に付き合わされてる感があり、そこ含め好きだし良さだと思うんだけど本作に関しては
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.5

最近当たり映画が続いていたので一旦リセットしたくなって選んだ。確かにつまらんけどもっとつまらん映画なんぞ腐るほどあるし、致命的なのは結局タイトルの面白さでハードルが上がってしまったからだとも思う。もっ>>続きを読む

タンジェリン(2015年製作の映画)

3.5

一目でショーン・ベイカーだと分かる映画。
トランスジェンダー女性たちのドタバタクリスマスコメディ。クリスマスにクリスマスらしいことなんて何年も出来てないので、ただ過ぎ去っていく1日としてのクリスマス映
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.5

バスジャック事件に居合わせ生き残ったものの、生きているとは言えないただの入れ物のようになってしまった運転手の沢井と兄妹。2年後、沢井は実家へ帰るも既に沢井の居場所は無いようで、両親のいない兄妹の家に転>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

4.5

「緑って200色あんねん」
と頭の中でアンミカが囁いてきて鬱陶しかった。とまぁそれくらいに豊かで、正に見落としていた小さな世界は確かにここにあって色々な表情の美しい緑色を見せてくれてとにかく眼福。多分
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

5.0

見終わった後歩きたくなる映画大体傑作。終電寝過ごしたくなったけどこういうのって自ら寝過ごしに行くんじゃなくてたまたま寝過ごしちゃったからこそ沁みる。
主人公のバディージャは移民としてベルギーに移り住み
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixの『ブラック・ミラー』に本作と似たような『ビヨンド・ザ・シー』というエピソードがあった。オリジナルとアンドロイドの役割を逆にしたらいいのではという指摘があり、ごもっともなんだけどそれをし>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

2.5

車でキャンプに向かう陽キャとそれになぜか付いてきた隠キャがイカれた村に迷い込んでしまう。個人的に序盤の陽キャのウェイ系の面白さがピーク。むしろとある仕掛け以降の流れには、またか…となったしそこは監督の>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

脳が勘違いして絶頂してしまったのではないかというほどのホルモンの分泌を感じ、汗や動悸、一体感と幸福感を全身に浴びた。これを座って見とけ!ってのが無理な話で、それは明確な映画館の弱点だとは思ったけど映画>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

あらすじだけ目を通して鑑賞したけど書かれていない部分があまりにもしんど過ぎて、今これ系はキツい…と思いつつもコットが始めて感情を露わにしたラストで無事死亡した模様。
コット役にキャサリン・クリンチとい
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.0

-Open your eyes for the 20th 555-

『仮面ライダー555』が仮面ライダーの中で1番好きな自分にとっては企画発表の時に嬉しさと流石555だっていうのもあったけど大半が
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.5

事件解決した後の真顔で運転するロボコップにミッションクリアみたいな音楽がシュールでオモロい。清々しいほどの悪役を倒していく気持ち良さもあったり意外と泣けたりする名作。もっと小さい頃に見てたら記憶に残る>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

2.5

舞台が小屋からマンションの一室になって登場キャラクターもカップルから家族になり、いわゆるママ系ホラー?っぽくなって子どももしっかり痛い目に遭うしテンション高いホラーでは割と見れるタイプだった。名作のオ>>続きを読む

死霊のはらわた(2013年製作の映画)

2.0

ブルース・キャンベルが不在の『死霊のはらわた』はこうも物足りなくなるのかと彼の偉大さを思い知ったのであった。

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.0

大地震によって崩壊した世界。謎の集団に囚われた少女を救うためマ・ドンソクが立ち上がる。てんこ盛り過ぎて何1つとして掘り下げられることが無いんだけど、崩壊から3年経ってるのにも関わらず肥えまくってるマ・>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.5

春は杉田監督自身かもしれない。監督の目線が遂にキャラクターとなって動き始めたようだった。それなら春のちょっと怖いレベルの行動も納得できる。とは言えこれまでの作品の方が好きだったし、杉田ユニバースもここ>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

3.0

第96回アカデミー賞撮影賞ノミネート作品。
チリのホラーと言われるとイメージが湧きにくかったけど『オオカミの家』で予習していたアウグスト・ピノチェトが吸血鬼だったらみたいなシュールな映画で割と取っ付き
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

2.5

結構前に見たので主人公役の目が五条悟の六眼っぽいこととエイリアンの造形しか覚えてない。もっと面白く出来たと思う。

過去のない男(2002年製作の映画)

3.5

敗者三部作の二作目。
主人公と同じように記憶喪失になって誰も自分を知らない土地に放り出されたら自分はどんな行動をするんだろうか、とか思っていたけど主人公を羨ましいとか都合良いとか思ってしまっている自分
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人情紙風船(1937年製作の映画)

3.5

初めて山中貞雄作品を鑑賞。なんせ作品数が少ないもんで大事に見ていきたい監督。この“わびさび”感、監督の顔からは想像出来ないぐらい繊細で沁みた。

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

『ミリオンダラー・ベイビー』とは別の胸糞だけど同じレベルに辛くてバッド入った。
こんな辛い実話があってたまるかと只々いたたまれない気持ちになるけどもラストに語られる少年の報告は、母親であるクリスティン
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テトリス(2023年製作の映画)

3.0

てっきり開発者の話かと思っていたら国家レベルでテトリスの権利を争う政治映画だった。プログラミングのことは全く分からないけど確かにあのシンプルなゲームだったらプログラマーならサクッと作れるような気がする>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

あり得ないけどエリザベス・スローンが上司だったらまじで圧でゲロ吐く。もう勝利に取り憑かれたマシーンにしか見えないし、時折人間らしさが見える描写もあったけどそれすら充電のようにしか見えない。ここまでする>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

個性派キャスト全員が求められているものを理解っている演技をしつつも、現在の出演作ほどやり過ぎてないところが非常に気持ち良い。放課後というあの1番楽しかった時間帯を味わえる丁度いいやつ。