ぜろさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ぜろ

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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

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・崖で何してんの?の気持ちでいっぱい
・鳩
・トムクルーズとジョンウーがぶつかり合ってジョンウーが勝ってる

大昔に観て以来だったんだけど記憶より愉快な映画だった。
MI2のイーサンが髪長いのってト
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

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デ・パルマの映画を全然観たことがないのであれだけど、緊張感の作り方がおもしろいというかユニークで、話も内部の裏切りと組織への不信と内省的でやっぱり今とはだいぶ毛色が違う

イーサンのキャラクターもあれ
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

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すんごい若いコリンファレルすんごい若くてすんごい可愛い すんごい強い

『マーヴェリック』で散々「目つき」のこと言われてたけど、『マイノリティ・リポート』は「目」と「視線」が監視社会を支配する話なのだ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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・思ったより包括的な自己言及、ただし米軍そのものと戦争への言及はなし、まあ前作からそうではあったけど、なぜならこれはスター映画だから……という感じ 
 トムクルーズは80年代に青春映画でスターになっ
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トップガン(1986年製作の映画)

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明日見に行くめどがついたので最初の方の『トップガン』を観ていた 5〜6年前ぐらいにちゃんと観たはずなんだけど話の筋をほとんど覚えていなかったので…

・すごいいろんな面で役満な映画だとは思うけど、トニ
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

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ニューヨーク訛りすご…………………

嘘と善意と緊張の詰まったよい映画だった。最近観たものの中で一番良いかもしれない 確かにロバート・パティンソンはよい俳優

自分の顔がニュースに出た時に隣にいる人か
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コズモポリス(2012年製作の映画)

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・「pegされる男」というのは『イグジステンス』のジュード・ロウもそんな感じだったなと思い出すなど

・クローネンバーグ的な変態(形態の変化)要素は「左右非対称」だけど、元々体内に非対称がひそんでいた
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・「まさか」と思う人が公の場に立ち政治家として支持を集めてしまう、その人を支持する人がこんなにもいたというショックというのは、もちろん2016年にトランプが勝った時を思い出させるばかりか、ヒトラーが勝>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・このあとラブアンドサンダーなの?、?????????、

・そういえば、サム・ライミの映画ってそんなに観たことないな。『スパイダーマン』3つと『死霊のはらわた』、あと『ダークマン』と『オズ』ぐらい
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・冒頭のチンピラの集団と最後のリドラーの賛同者の集団、どちらも同じ「仮面」が大勢という点でトッドフィリップスの『ジョーカー』を思い出すが、かなり脆くてチープなものと描かれているような気がする
・ティ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

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この土日で『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』観て『反撥』観て『ピンク・フラミンゴ』観てさっき『ライトハウス』観てきたからもうそろそろどうにかなりそう。
暗闇に立つ灯台のような一つの光源で作った画面がな
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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ゴジラに日本政府という塊で向かっていく人間たちと一緒に、巨災対その他組織で使われるコピー機とかペンとか椅子とかっていう備品たちがすごくちゃんと一個の塊として映されていて面白かった

ずらりと並んだマイ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

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正直にいうけどあれだけ良く喋るトム・ハーディを人生で初めて観た

未完の大作である『アメイジング・スパイダーマン』シリーズへのSONYのアンサーという感じがして切な嬉しい。ミニスカート、ブロンド、ロン
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

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アンドリュー・ガーフィールド、こんなに良い俳優に………なって………………

このひとを見るのは『ハクソー・リッジ』以来だなあ。仕草や身体の動かし方というかいろんな機敏がとにかく綺麗な人で、別に動きが鍵
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

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女性キャラクターのバリエーションがすばらしかった。人間は、女性は「細くてかわいい」という一つの形なんかではない。

それぞれみんな特殊能力を授かる家系で一人だけ能力が「無い」子が主人公だけど、全員能力
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ツリーから離れて(2021年製作の映画)

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アライグマを極端にキャラクター化せず、言葉も喋らせず、そしてなにより性別の記号が全く無かったのが良かった。まつ毛を描き出してメス、のようなステレオタイプが無くてすごく安心した。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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『フリー・ガイ』は、「サングラスをかけた人たちだけがこの世界の本当の目的を知っている」点ではしっかり『ゼイリブ』と『マトリックス』の系譜にある映画で、そういう意味ではマトリックス内の人々が「目覚め」て>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

黒澤の『羅生門』形式に激重の負荷をかけた150分で観ながらどんどん体力が奪われていくのを感じてしんどかった リドリースコットのアクションってとにかく重く冷たく登場人物は恐怖して、みたいなそういうリアリ>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年製作の映画)

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『のび太の恐竜』を新旧並べて見返すと、前半と後半で一回ずつあるピー助を送り返す場面が2006年版はかなりエモーショナルに演出されているのが面白かった。大長編最初期の「泣き」の作画は涙がひとつ描き足され>>続きを読む

ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)(1985年製作の映画)

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1985年で、スネ夫がかなりちゃんとしたビデオカメラで出木杉を巻き込んで特撮映画を撮るという前半すごい時代が出てていいですね、大スターウォーズ時代。

スネ夫はセットや特殊効果にこだわって、取り敢えず
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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こんなどうぶつパレード映画だと思ってなかった。楽しかった。
・ター・ロー村にいる生き物たちは見る限り中国の伝説上の生き物で、ある程度の出典がはっきりしている幻獣だということがちょっと調べるとわかる(
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「画面の中の人物が真っ直ぐこちらを見る」ショットの多用が、そのまま「誰かと真正面から関わることの恐怖」「誰かに見られる(注目される)ことの恐怖や居心地悪さ」(=エヴァンが抱える不安)のうまい映像表現に>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

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『エターナルズ』、なんだか有色人種や同性愛カップル、今回の場合は聴覚障害がヒーローとして映画にリプリゼンテーションされることに対して古い感覚で文句を言うのはもう完全に野暮で思慮が浅いというところまで来>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

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ピクサーって基本的に子供を超おそろしい存在として描くの面白いなと思う。客の多くは子供なんだろうに
映画自体は紛れもなくハンディキャップを持って生きることの話だった。おもしろかった。
『トイ・ストーリー
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人狼(2018年製作の映画)

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キム・ジウンの『人狼』、ボーッと観てしまったけど男女関係のところが相変わらずキムジウンだなという印象 男女が出会うところの妙なやわらかさが『甘い人生』からずっと変わってない

最近の韓国の作品をほんの
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オールド(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・シャマラン本人があまりにナチュラルに登場してたけどいつもこうなんだっけか

・『シックス・センス』と『スプリット』ぐらいしか観たことないかな。生き物(モノ)の形が変化する/変わった形の生き物(モノ)
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・やりたいことはわかったけどちょっと一本化し過ぎ感があるなという印象

・一番の「おとな」吉田鋼太郎に対する30最前後の「若者」たち(岡田将生、菅田将暉)、そしてさらに下の世代(田代輝(チハル))と
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

水中に住む人と陸に住む人どちらも「モンスター」とがっつり言い切っているところがよかった。
シーモンスターは「人魚」ではなく「魚っぽい人」で、たぶんシーモンスターたちは自分たちのことをシーモンスターとは
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レミニセンス(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

昔の映画めちゃくちゃ画質良くして観てるみたいだった。

・フラッシュバック
・信用できない語り手の主人公
・ファム・ファタル(運命の女)
・主人公の独白で進むストーリー

 などなど、20年
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オデッセイ(2015年製作の映画)

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主人公だけ「地球に残してきた大事な誰か」の描写が無いことが気になる(ほかのクルーはあった)。そういうメロドラマではなく「問題を解決して生き延びる」ところに焦点を置くのは『エイリアン』もそうだったなと思>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

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すごくガチャガチャした菅田将暉ですごくよかった。池脇千鶴かっこいい
菅田将暉のキャラクターが軸、というか、拓児がいなければもっとおとなしい映画になってただろうな〜と思う 2人を引き合わせたり何か物事を
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横道世之介(2013年製作の映画)

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『南極料理人』があまりにも好きすぎてそれ以外の監督作を観る気になれず、何年か越しにようやっと観た。
そういう事情があるのでだいぶ色眼鏡で観ていたかもしれないけど、食べ物描写がやっぱりよい。綾野剛のパー
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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"娑婆"の世界で生きていくとは、土砂降りの最悪な天気の中で「うまく行ってるよ」と笑うことなのだ。物語表現としての天気の使い方として紹介できそうな映画。『恋は雨上がりのように』と並べて語りたい。

影裏(2020年製作の映画)

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わりと好きな映画。光に当たって輝くところも穴のように暗いところもある、川を流れる水のモチーフが、日浅の台詞と後半で起きる震災とを地続きにしている。
結末の曖昧さがよく指摘されるそうだけど、本作は「いな
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

計4時間一気見。
ストリーミングで観たので集中は途切れたけど、出てくる人出てくる人みんなすごい人でそれだけでも見応えがあった。ほんの一瞬の椎名桔平……
偽装誘拐の犯人役が吉岡秀隆なのは、聞いたらわかる
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

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石井岳龍、宮藤官九郎、町田康(原作は未読です)と作品の三本柱が全部癖の強い人なので作中のどのぶっ飛びが誰由来なのか全然わからなくて、結果これは誰の作品なのか判断しかねる、なんかあまり見ないものになって>>続きを読む