ぜろさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ぜろ

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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『仁義なき戦い』はやくざの世界から仁義が無くなった後の時代の話だから『仁義なき戦い』なのだ、という話を前に物知りの大人から聞いたことを思い出した。実際のところはどうなんだろう?

ポン・ジュノが『怒り
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ルパン三世(2014年製作の映画)

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小栗旬の声のトーンが上手だと思う。最初の一言からちょっと「おっ」って思う感じ、馴染みのあるアニメの声と本人の声との中間ぐらいで、相当研究されたんだろうな。
劇中の日本語以外の台詞を、日本人キャストが話
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罪の声(2020年製作の映画)

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星野源、すごく細くてまっすぐな一本の線なんだけど近くで見ると鋼で出来ていた、みたいな俳優だと思った。小栗旬貫禄出たな〜!
全てが理不尽で何もかもが「ちゃんと」終わらない映画の中で、テーラーという「ちゃ
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

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舎弟に札束渡すときに腿で札束をパシッって叩いて扇子みたいに広げる動きで綾野剛大好きになっちゃった。最高
「テメェコラ」が語尾になるヤクザ喋り、車がエンジンを吹かすみたいなリズムの良さがあって聞いてて
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

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素晴らしかったと思う。

あきらと店長、どちらの気持ちも軽んじることなく、しかし重さは失っていない。誰もが誰かの「晴れた光が当たり輝いているひと」になっている。よい映画を観た

劇中の天気と物語が密接
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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・「大学に残って研究者になりたかったけど親が寝たきりになってしまったから、就職して働きながら研究を続けている。数学の研究はどこでもできるから……」という石神さんが穏やかだけどでも人生に本当に絶望してい>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

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邦画を観るのが久しぶりだったけどよくできているんじゃないかと思う、たぶん。岩男のルサンチマンの話にならないというところは良いと思った。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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「映画化するにあたり諸々再構成して、結果当初当て書きした「大泉洋」っぽさは大幅に削られた」とWikipediaで見かけたんだけど、いやそんなことないと思う。良い「大泉洋」解釈でした。「大泉洋」的キャラ>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

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とてもよい映画だと思う。
『ミナリ』といい『ノマドランド』といい、今期のオスカーで取り上げられる映画を観ると、個人的な物語を語ることの重要さを知らされている感じがする。両者ともに間違いなくアメリカの物
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テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

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アルメレイダとイーサンホークのコンビは『ハムレット』で以前観たことがあるので、本作のアプローチもだいぶ戸惑うことなく、面白いもんだなと受け入れられた。アルメレイダの『ハムレット』は現代を舞台にビデオカ>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・劇中の台詞の言語が英語ではないというのは、ほんとうに、ほんとうにそんなに大事なこと? なのだろうか? 去年ポン・ジュノがスピーチで言ったこと忘れちゃったんだろうか?

・映画に描かれていること全てを
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来る(2018年製作の映画)

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ホラー映画はそのプロットのほとんどがホームドラマに依存したものが多いな 家庭が機能しなくなると家そのものに変調が起こる

『来る』は、家そのものがモンスターとなるフーパーの『ポルターガイスト』のよう
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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社会から期待される男性性についていけない人、という意味でジェシーアイゼンバーグのマークザッカーバーグはとてもフィンチャー的主人公なのだと思う
アーミーハマーを2人にしたのはそんなにアミハマ君の見た目を
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スパイ in デンジャー(2019年製作の映画)

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これはトムホランドQに期待がかかってしまう、というのはまあ冗談だけど、やっぱスパイといえばジェームズボンドなんだな〜としみじみ思うなどした。アメリカ映画でスパイをパロディするならイーサンハントではなく>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(ふせったーと同じ内容を投稿しています)

『ビバリウム』、連想されたのは『ゼイリブ』だったんだけどどうだろうか。資本主義の芯の部分だけが見えるあのサングラスみたいな構造の映画だと思う
・『ミッドサマ
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インターステラー(2014年製作の映画)

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(Twitterに投稿したものとだいたい同じ内容を載せています)

『インターステラー』観た〜。そういえばノーランは「ばらばらの時間軸を同時に描く」ことはよくやるけど、それをちゃんと一つにまとめること
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インセプション(2010年製作の映画)

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(Twitterに投稿したものとだいたい同じ内容を載せています)

多分高校生の時ぶりに『インセプション』観たけど、JGLの寝顔がめちゃくちゃ穏やかで可愛かったな……という感想 あんなカーチェイスして
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(Twitter、ふせったーに投稿したものとだいたい同じ内容を載せています)

『ダンケルク』も『インセプション』も『インターステラー』も、バットマン三作もそうなんだけどノーランの映画は「別々の時間軸
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(Twitterに投稿したものとだいたい同じ内容を載せています)

アリアスター、めちゃくちゃ古典的なものをめちゃくちゃ丁寧にやり直すところが批評家に気に入られてるんだろうなと思う 悪魔崇拝のホラ
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(Twitterとだいたい同じ内容を載せています)

町の位置関係が『シザーハンズ』そのままなのは目配せかなと思ったら、元はバートンがストップモーションアニメにするって企画だったらしくて多分その名残り
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スローターハウス・ルールズ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(Twitterとだいたい同じ内容を載せています)

主人公の高校生グループに対してニッペグが明確な「大人(だからって役に立つと思うなよ)」という感じのキャラクターで登場し、その無責任さゆえに生徒の1
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ステップフォード・ワイフ(1975年製作の映画)

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視線の応酬が素晴らしい。2004年版は主人公の職業が写真家からテレビのプロデューサーに変わったからかこの要素はなかった。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

Twitterに載せたものと同じ内容を記載しています。

尻尾とは"ワイルド・アニマル"のプライドなのだな……

元からキツネだけかなり人間に近いプロポーションで作られている中で、父さんキツネが野生動
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

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Twitterに投稿したものと同じ内容を載せています。



無数の言葉を浴びる快感……!

ディケンズの本は読んだことないです Kindleで最初の巻を買ったのでこれからちょっとずつ読む。しかしデ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ツイッターに投稿したものと同じ内容を記載しています

先月トランプがもし勝ってたらこんなに冷静には観られなかっただろうなという感じ 何度も言うけど映画とは政治的なものですよ イデオロギーに偏りのない映
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ふせったーに載せたものと同じものを記載しています


・実際的な魔女は民間療法に詳しくてその場で薬を調合してみせたりするオクタヴィア・スペンサーの方で、アン・ハサウェイたち「魔女」は「美しさ」「醜さ」
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

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素晴らしかった。ブドウだけが美味しそうな食べ物。

「家父長制に所有された女が家父長制を食って飲み込んでゆく」という感じの映画で、(常時そうというわけではないけど)フローレンス・ピューを映すアイレベ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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(ついったーに記載したものと同じ内容を載せています)


・ハーレイが誰かを撃った時の血がペイントボールやなんかキラキラの紙に変わってるんだけど、ユアンが爆発四散するときはしっかり血肉が飛び散ってて
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます



(ふせったーに載せたものと同じ内容を記載しています)


ま〜〜〜〜よくできてる映画だった。ちょっと最近なかなか見ないくらいよくできてる。



リトル・ジョーは「愛」を生成する花で、作中でリト
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失くした体(2019年製作の映画)

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(ツイッターに投稿したものと同じ内容を記載しています)

「手」という本来それだけでは動かざる身体の一部にものすごく繊細で複雑な感情を持たせたフランスのアニメーション 喪失した身体と手による物語
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


(ツイッター/ふせったーに記載したものと同じ内容を乗せています)

電流戦争の話でもあるし、アメリカの映画誕生前夜でもある。とてもよかった。
アメリカではエジソン、フランスではリュミエール兄弟、ドイ
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


(ツイッター/ふせったーに乗せたものと同じ内容を記載しています)



「厭世的な天才で奇人のプリンセス」というRDJのスターイメージの煮こごりみたいな映画でした
RDJ推し8年目です。ひさびさに推
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


(ツイッターに書いたものと同じ内容を記載しています)

・いっそやりすぎなくらいのハッピーさが逆に影を生んでいるというなかなか興味深い映画
・"No where to go but up" が「今が
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キャッツ(2019年製作の映画)

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(ツイッターに書いたものと同じ内容を記載しています)

・一応言っとくと自分は犬派でミュージカルの方も観たことないんですが、スクリーン上の人間の身体の表れ方という意味ですごい面白い映画だと思った
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


(ふせったーに書いたものと同じ内容を記載しています)

テレビスター=偽物のアウトロー/レオ
スタントマン=本物のアウトロー/ブラピ
の描写が延々続く前半、飽きるかな〜と思ってたけど視覚的に楽し
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