久しぶりにちゃんとした映画を観た!
PTAの書く台詞がまず本当に素晴らしく、些細な変化が散りばめられていて、その才能に感嘆。カメラワークや構成、比喩もお見事。
ホワキン・フィニックスのカメレオン具合も>>続きを読む
プリンセス・ブライドの面白要素を全てアメリカンコメディに変えたような作品。こういうメタなコメディが好きでないと絶対に楽しめないだろうが、ジョークの殆どが映画の引用だったり、とにかく直接的なので、比較対>>続きを読む
実話に基づいた映画。話的には『キャッチミーイフユーキャン』と『ウルフオブウォール・ストリート』の詐欺師的要素に同性愛を散りばめた感じ。
実は始めて観た時は主人公のクズ具合や予想していたものとの違いなど>>続きを読む
殺人を繰り返すカップルがメディアによってセンセーション化され…という話。
序盤は映画自体のスタイルや筋の不明瞭さがハマらなかったが、後半は一気に締まったような印象。本作は映画研究のいい題材になるのだろ>>続きを読む
コーネット三部作の第二弾。ロンドンの警察官が優秀過ぎるために田舎にとばされて…という話。
コメディはもちろんアクションやミステリー、ドラマもありコーネット三部作の中で一番"中身が詰まっている"かな、と>>続きを読む
面白いのだが何だか話が飛躍しているように感じられたので最終的にこれくらいの点数の映画になってしまう。もう少しハリウッドを風刺してくれてたらいいのに、だとか本作の中の映画をもう少し観れれば、と思ったり。
子供がいる人向けだからか、見終えた今は特に感想もなく。爆笑する場面はなかったが、母親になることについて考えさせられた。
ただまぁさすがNetflixはやるなぁ、と。この質は劇場公開された映画に引けを全>>続きを読む
台詞が面白く、ダニエル・ラドクリフの早口にぴったりな皮肉満載なのでそれが好きな人にはまずおすすめ。
ラブコメに欲しい要素はどれも踏まえているが、クライマックスが個人的には少し物足りなかったのでこの点数>>続きを読む
主人公がなかなかにゲスいのでそれが嫌いな人は耐えられないだろうなぁ。個人的には(特に後半で)感情移入できる部分があったのでこの点数を。ただこのジャンル特有のキャラクターの一面性は否めない。
今ショーン・スパイサーの物真似で世界レベルの知名度を誇るメリッサ・マカーシーをスターダムへのし上げた2011年の大ヒット作。
『女版ハングオーバー』と思い過ぎると期待を裏切られるのでは。これは子供時代>>続きを読む
1975年当時に観たら度肝を抜かれていただろうな、というのが真っ先に出てくる感想。本作が映画史に遺したインパクトは絶大なるもので、それこそオマージュはされまくりネタにされまくりでもうネタバレしてしまっ>>続きを読む
邦題は確かに筋を明確に突いてるのかもしれないけど、Forgetting Sarah Marshallの方が好み。
まぁ読めるといえば読める展開なのかもしれないがほっこりする要素が多く、現代ラブコメの有>>続きを読む
気楽な『女子向けラブコメ』。
たまにはこういうのも良いと分かりながらも批判的に観てしまう。「ショーン・ブラックはミスキャストじゃないのか」とか「アーサーをプロットデバイスとして使うのは良いけど露骨過ぎ>>続きを読む
良い映画だが見終えた今はジム・キャリーのジム・キャリーらしさしか印象に残っていないのでそこで好き嫌いが分かれそう。程良い軽さを持ちながら適度にドラマ要素も含んでいるので気軽に観られる。
アル・カポーネを捕らえようと汚職や腐敗の蔓延るシカゴ市警で誕生した精鋭部隊『アンタッチャブルズ』の話。
アル・カポーネの話だと思っていたのでそこでまず調子が狂ったし実は不満も多いのだが、色々な要素込み>>続きを読む
6年付き合った元カノを引きずる主人公マイクと友人らの『ベイブ探し』。
色んな映画や監督に影響されオマージュしている作品なので映画ファンには嬉しい。チープなラブコメになり得る筋だが良い脚本にスタイリッシ>>続きを読む
ジャド・アパトーらしいドラマ色の強いコメディ。『現代アメリカの新しい家族の形の代表例』としてよく取り上げられてるので鑑賞。
大まかな筋は予想できていたが、その描き方が良く、終わりには少し泣いてしまった>>続きを読む
『セッション』で鳴り物入りのデビューを果たしたダミアン・チャゼルの待望作をついに鑑賞。
『セッション』を熱愛しているが故に中盤になって「あれ、思ったほどこの映画にどハマりしてないな」と思ったのだがフィ>>続きを読む
2008年の金融危機の到来を見抜いた実在の人物らを描いた映画。
当時自分は中学生で何も分かっていなかったのでとにかく勉強になった。ややこしい用語が続出するがそれはスタイリッシュに分かりやすく解説される>>続きを読む
鬱系ロマンス/ドラマと知りながら観たので大きな心的ダメージを回避できた(笑)
とにかく主演2人が上手いのでどちらにもすんなり感情移入ができるし、とにかく見応えがある。色彩などを用いた美的比喩表現も◎>>続きを読む
ボストンの私立探偵が子供の失踪事件の解決を依頼され…という話。
ボストン育ちのアフレック兄弟による映画だからこそ出せる重みがある。それにしても『ベニファー』以来冗談扱いされていたベン・アフレックが監督>>続きを読む
筋が上映開始最初の5分で全て読める気楽なラブコメ。
客観的に見たら主人公2人がクズすぎるし、その2人(特にオーウェン・ウィルソン)に観客が同情出来るようにと"悪役"でヒット前のブラッドリー・クーパーが>>続きを読む
本日はアカデミー賞だったという事で実は見逃していた2014年の傑作をついに鑑賞。
ネタバレされていたと思っていたのだがそれが本作の本質ではないと気付いて安心。いやぁ…重い。そして抉られる。
フィンチャ>>続きを読む
主人公ジャッキー・ブラウンは映画史におけるフェミニズムを代表するキャラクターのうちの1人なのでは。タランティーノは逞しい女性を描くのが上手だが、本作の主人公は格好良い。
タランティーノらしい音楽、カメ>>続きを読む
『自由』に関する映画。
締まっているというか、とにかく無駄がない。伏線回収や登場人物らのアーク、動機のそれぞれが映画を突き動かしているから論理の飛躍が無い。映画作りの技術的な面ではもう気持ちがいい程に>>続きを読む
宮廷作曲家だったアントニオ・サリエリを通してモーツァルトの人生、そしてサリエリのモーツァルトへの嫉妬と敬愛が描かれる。
本作の音楽が素晴らしいのは言うまでも無いのだが、その素晴らしさを際立たせるための>>続きを読む
前作に比べるとアクションは減り、タランティーノらしい台詞が多いのでそれによって好き嫌いが分かれそう。個人的には金魚やスーパーヒーローのくだりが堪らなかったのでこの点数を。
「そこは見せといてここは流す>>続きを読む
『ツイスト』で有名な本作。それを逆に知った上で注意深く観ていたために、正直読めていた。カバーからしてスパイ物なのかと思いきやこれはドラマだと最初の20分ほどで気付かされる。(カバーに関して言えば何故ミ>>続きを読む
トークショーのホスト、ジェリー・ラングフォードに執着したイってしまってる男ルーパート・パプキンの話。追っかけ文化や芸能界、さらにはそれを取り巻く大衆へのコメンタリー。
夢と現実の境目が曖昧な点が主人公>>続きを読む
コカイン王国だった80年代頃のコロンビアで実際に行われていた密輸方法を基にした作品。
Netflixのナルコスの大ファンな上に、個人的にこの時代のコロンビアに興味があるだけあって、やや醒めて観てしまっ>>続きを読む
何故こんなに低評価が多いのかが分からない。
『自由』を求めた身勝手な男の転落と、ただただ『運の良い』富裕層の対比が見事に描かれている。後半にかけて一気に深みが増したように感じるし、最後のカットは良かっ>>続きを読む
正直ネタバレしていたというか、こういった話はどうしてもオチが見えているので何と評価して良いのかがわからない。
台詞に意外とユーモアが込められていたり、カメラワークが見事だったりと長所は勿論あるのだが、>>続きを読む
ラブコメの名作!何と無くで選んだのだが、キャリー・フィッシャーの逝去や大晦日イブということでかなりタイムリーな鑑賞に。
名作なだけあって『例の』シーンや終わり方は何と無く知っていたのだが、それでも楽し>>続きを読む
マンハッタンに住むインテリ層の恋愛彼是。
とにかく台詞が面白い!ウッディ・アレンらしさ満載で、ショットやカメラワークもお見事。街を魅力的に撮らせることにおいてはアレンの右に出る者はいないなぁ、と改めて>>続きを読む
まるで舞台かのような設定に、タランティーノらしい最高の脚本。『12人の怒れる男』を彷彿とさせられる瞬間も。(もしかして本作自体がオマージュなのか?)
本作の最も象徴的なシーンを予め知っていたので衝撃度>>続きを読む