あっこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あっこ

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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

誰よりも実直で冒険心溢れる青年が小さな街で生きることを強いられ続け…という話。
正直序盤はかったるさがあったが、クラレンス登場からは一気に話に深みが出たし面白味が増したように思う。バックトゥーザフュー
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

筋は簡単には説明しきれないので省略を。父親の時代とは異なりマフィアの世界も変わりつつある。父ビートーの若かりし日とのフラッシュバックを交えた前作からの続編。
前作では実直な青年からマフィアのドンに化身
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

不朽の名作を遂に鑑賞。
脚本からカメラワークから音楽から演技まで、本当に一級品。ただただ会話しているだけの場面でこんなにも心拍数が上がったのは始めて。
『裏社会モノ』映画はやはり脚本の賢さに全てが掛か
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーのデビュー作。彼の二作目となるスナッチにパルプ・フィクションを混ぜたような映画。
筋がよく練られており、台詞が面白い。カメラワークも拘りが感じられアクションは美しい。編集も素晴らしく全く
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プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

4.8

公開からおよそ10年後にVHSを通じてカルト的人気を得たファンタジーラブコメ。
最初は純ファンタジー物を期待していたので笑っていいのかが分からなかったけど、中盤に差し掛かる頃には大爆笑をしていたし、見
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.3

アメリカの多人種社会に関するコメンタリーが素晴らしく、キャラクターや場面によっては某政治家のポリシーなどを彷彿とさせ、世界観に簡単にのめり込める。また、Breaking Badなどのポップカルチャーへ>>続きを読む

スモーク・シグナルズ(1998年製作の映画)

3.0

ネイティヴ・アメリカンらによって創り上げられた、ネイティヴ・アメリカン社会の一部を切り取った映画。
映画の背景やコンセプトは良いのだが、何せ演技や台詞、演出がクサすぎる。イライラと退屈の90分間だった
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

ウディ・アレンによるドラマ。富豪生活から一転、地に落ちた主人公を追う。ケイト・ブランシェットの熱演が素晴らしい。
結局ジャスミンは自分が何がしたいのかも分からない、自分を過大評価した執着型の人間なんだ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.3

モンタナの牧場に住む少年T.S.が受賞式にスピーチをしにワシントンD.C.へと家出をする話。
ジャン=ピエール・ジュネ色満載!何だかアメリとT.S.の考え方が被る点があるので『アメリ』が好きな人にはお
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X-メン(2000年製作の映画)

3.6

X-MENシリーズ映画化第一作目。
近年のマーベル映画などと比べるとやはり映像やアクションに質は劣るが、時代も考慮したらまぁアリな映画なのでは。
これは映画というより原作に対する賞賛になるが、そもそも
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.1

これはスティーブン・ホーキングの話というより、ホーキング夫妻の波乱の人生を描いたロマンス/ドラマだと思う。
やはりエディ・レッドメインのアカデミー賞主演男優賞に相応しい圧巻の演技が見所。彼の役作りに掛
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.7

ひたすら運転する主人公が電話で交わす数人との会話で構成された映画。ほんの少しの台詞だけでこんなにもそれぞれの人物像や背景が浮かび上がってくるのは見事だなぁ、と。映像も光を上手に使っていて美しい。
原題
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.9

ラブコメの王道。完璧な映画では無いが、それでも乙女心に響く!!(笑)
今までリチャード・ギアを格好良いと思ったことはなかったけど、本作では色男全快。そしてジュリア・ロバーツの息を飲むほどの美しさにはう
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

SF追究に走ったノーランによる、人類存続を懸けた宇宙探査の物語。良い作品だが、ノーラン作品の中では中〜下位の出来だと個人的には思った。
話自体に穴は無いし、ビジュアルがとにかく素晴らしい。人によっては
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

前半は少しかったるかったが、後半になって一気に良作に!前半は『恋はデジャブ』に似ているのだが、後半はドラマ性が増し、物語に深まった。タイムトラベルはただ物語の一部であり、本作にはSF色は全くない。タイ>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.9

ダニエル・クレイグ主演の007のリブート第一作目。
良さは十分にある、というか不満は特にない良作と言うのが今の感想。筋が何と無く読めたのは脚本が悪いからとかではなく、スパイ物を見過ぎてるというだけだし
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.9

最後の10分ほどで「あ、これは再鑑賞しないと混乱するタイプの映画だ」と気付くも、その気力が無くファンサイトを見ていった結果まるで違う内容の映画であったことを知った。ディレクターズカット版等で説明される>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.3

惨めな人形操り師志望の男が勤め始めたオフィスでとある穴を見つけ…という話。
コメディとしてかなり面白いのだが、サスペンスとして人間のモラルに疑問を投げかけたりと、ドラマとしてもしっかりしている。そもそ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

この映画をどう表現するか…『ウェス・アンダーソンの映画』が真っ先に思いつく。
終わり方にはしんみりとさせられ、メッセージも伝わってくるのだが、それまでにダラけたり、話についた枝葉が全体のテンポを落とし
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.3

新時代のボンド!
タレン・エジャートンのカリスマ性が素晴らしく、彼演じるエグジーが口の悪い、本当にそこらにいる普通の性格の子で良い。コリン・ファースは本作で新境地を開拓したような。サム・ジャクソンの舌
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

元ロシアンマフィアの殺し屋が復讐に繰り出し…という話。
まずアクションが凄い!キアヌ・リーブスは本当に不老なんだなぁ、と(笑)そのアクションの撮り方も非常にスタイリッシュで(全編を通してモダンなスタイ
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ズーランダー(2001年製作の映画)

3.6

ベン・スティラーによる馬鹿コメディ。
ファッション業界の風刺が良い。好みは別れるかも知れないが、まぁ気軽に観れる映画といったところか。

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.6

これは名作。最後はずっと泣いておりました。
前作から5年。ヒックアップも村でかなりの地位を築き、父から長を跡を継ぐことを提案されるまでに。しかし探索先でドラゴン狩りらと遭遇し…という話。
友情、家族愛
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.2

ずっと観たかった2014年の話題作を遂に鑑賞!
主人公の人柄が少しずつ紐解かれていく過程、そして周囲の人間が彼に巻き込まれ操作されていく過程が緻密に描かれており良い。全く説明的じゃない、その堂々とした
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グレート・ディベーター 栄光の教室(2007年製作の映画)

4.0

黒人大学のディベートチーム率いる教師とその生徒ら、そして当時の社会に標準を当てた作品。
話がどこまで創作されているのかは知らないが、実存した人物も登場することから本作の重要性が伝わることだろう。素晴ら
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.1

題材には興味があったものの、モリアーティことアンドリュー・スコット目当てで鑑賞。アタリでした。
サッチャー政権下、炭鉱労働者らの過酷なストの手助けをしようと結束したレズとゲイによる団体が実際に起こした
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隣のヒットマン(2000年製作の映画)

3.5

チャンドラーことマシュー・ペリーことチャンドラー目当てでの鑑賞。彼演じるオズはチャンドラーほどでは無いにしろ中々に面白い。そういったコメディ要素は効いていた。
筋に関してはよく考えられているんだけど、
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アントマン(2015年製作の映画)

3.9

楽しい映画なんだけど、エドガー・ライトが途中で降りたのが分かるほど全体を通してトーンに一貫性が無かったように感じる。伏線を張るタイミングやギャグのテンポも何だかずれていたような。
久々にスーパーヒーロ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.8

脚本が素晴らしく、登場人物の個性や性格がしっかりと描かれているので緊張感や緊迫感、そして悲しみに心を大きく揺さぶられる。見終えた今はまるで仲間を失ったかのような、そんな気持ち。
出演者らがかなり豪華で
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.3

19世紀のイギリスとアメリカを舞台に、二人のライバル同士のマジシャンが心理戦を繰り広げ…という話。
まずノーラン信者として、この映画の構成の滑らかさを讃えたい。緩む場面が無く、緻密に計算されたペースと
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

1996年から97年に掛けて広まったウィルスによって人類は地下で生きることを余儀なくされる。その後の近未来において、ブルース・ウィルス演じる受刑者のコールが、タイルトラベルによって原因を突き詰める任務>>続きを読む

変態小説家(2012年製作の映画)

3.5

サイモン・ペグによるサイモン・ペグファン向けの映画。
興味深いメッセージとなかなか面白いシーンを幾つか含んでいるが、話全体としては全くまとまりがない。凄く綺麗なカットもあるのだが、全体のトーンからは浮
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.6

これは傑作でしょう!
運命の木のカット、許されざる性癖を持って生まれた者について語る場面、性差別に言及する場面、そしてエンディング!!本当にこの映画はピークに達する時はその勢いが凄い。(下ネタとかでは
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

コリャスゲー!!!
一人の女性が今までの幼少期からの色情話を年老いた男に語っていき…という話。二人だけ、狭い部屋の中で語っていく部分は舞台を彷彿とさせる。インディーズ映画らしい大人しい美しさと(正直つ
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モンスター上司(2011年製作の映画)

3.6

高校からの仲良し3人組がパワハラ、セクハラととにかくクズな各々の上司を殺そうという計画に出る話。
そもそもこの設定だけで観たくなるのに、加えて出演者らがとにかく豪華!Netflixで観たのだが、『次の
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

コーエン兄弟の代表作であり、アメリカンドラマディをも代表する一作。ボーリングを愛し、緩く生きるデュードの話。
本作の持つ面白いテンションを保った緩さは『THE3名様』を彷彿とさせた。ドラマとしても、コ
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