着の身着のままさんの映画レビュー・感想・評価

着の身着のまま

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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.2

優しい映画だけど菊次郎やってることめちゃくちゃ

老人Z(1991年製作の映画)

3.8

介護問題と学習型コンピューター(AI)という設定が妙に今っぽい。キャラデザ江口寿史のレトロなアニメーションも良いです。
コメディ作品ではあるが流石にハチャメチャで、主人公の正義心突っ走り具合が笑えた。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

編集に重きを置いているのが面白かった。同じシーンでもカメラ割りを変えることによってこういう見せ方ができるぞというのをアニメーションで表現するのが視覚的に楽しい。ジーンが映画の主人公にシンクロしていく演>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.4

首題の部分じゃないが、自分の周囲の実績で自分を語るのはやめとこうと思った。人によって態度変えることはあるけど高圧的になったり見下すのは良くないと思った。

普遍的な人間の愚かな部分を放置して雑草化した
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

井上先生ありがとう。
圧倒的なバスケ描写、それに震えた。

ストーリーとしてはまさかの宮城主人公!確かにビジュアルイメージで真ん中に居たけど、ミスリードだと思っていたので衝撃だった。ネタバレ食らう前の
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

最高にイケてる。
今敏1本目の作品ということで、他の作品と比べてやはり絵の古さは感じるが、アイドルのダンスシーンの動きも良かったし、良いアニメーションだなと序盤で思えた。そしてあのシームレスな今敏節の
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

好きに勝るものは無いんだよなあ。このメッセージには痺れるわ。それを時間かけて全編通して描いていたので。
脚色が多分にあるんだろうなとは観て思ってたが、カブトガニの孵化は実話なんかい。凄いな。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.4

やはり今敏。映像体験として群を抜いている。op映像がまず最高ね。Tシャツに入っちゃったりして。
百鬼夜行はもちろん物凄いし、映画館とか他の世界に流れ込んでくるのも面白い。ターザンとか列車の上とか孫悟空
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千年女優(2001年製作の映画)

5.0

大感動だこれは。
演出が素晴らしいのは言うまでもなく、脚本、キャラクターデザイン、音楽全て良い。
女優をテーマにしたことが今敏作品として抜群だったんだろうな。実写とアニメの良いとこどりしてて、表情の演
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.1

好きなものに打ち込むことを様々な立場の人間から描いた作品。とても現実的で物語的なエンディングを迎えないが、それぞれの登場人物への讃歌を感じられて泣ける。瓜ちゃん…。松山ケンイチ素晴らしかった。最後の市>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

3.7

社長と不倫相手、本当にダメダメだし共感とかは全くしない。話も飛躍はなく、不思議な時系列での見せ方とモノクロ、ズームインが印象的なくらいだが、面白かった。結構笑えた。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

この映画の背景を理解できていない為、ストーリーラインは大したことない気がしてしまった。

さがす(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前情報を入れていなかったので話の展開に振り回された。序盤お父さんを探す話ということで、心理的な怖さは覚悟していたが、暴力シーンが続き、振り幅に驚いた。
出てくるのはほぼ3人の主演キャストだけど、3人と
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.5

こんなに映画館で身悶えながら観た映画はない…。「花束…」や「ちょっと思い出しただけ」と比較しても倦怠期の濃度が圧倒的で、テーマは少し重いのでそこは共感という目線ではなかったが、男目線としては男側のこう>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.3

やはり湯浅監督作品なので、画面が退屈になることはなく、アニメーションだけでも大満足。腕が長く、いびつなフォルムの初期犬王を激しく踊らせていたのが凄まじいなと。どう考えたんだろうか。松本大洋さんがキャラ>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

単純に女子高生の河合優実が可憐過ぎるし、書店というシチュエーションもパキパキに青春感強めで良いよな。
男子校生が絡んだコメディシーンはめっちゃウケてたな。神父さんのシーンもやや。
愛を否定するなが刺さ
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.3

カラッとしててずっと楽しく観れる映画だった。コメディ要素が絶妙で本当に良い。お笑い好きな人が撮ってるだけあるなあ。4人の会話劇もやはり素晴らしかった。
猫のシーンの撮り方も丁寧で良かったなあ。Tシャツ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.3

伊藤沙莉はめっちゃキュートなところもあればちょっと演出過ぎるなと思ったり。ただ、思い出す印象の強い過去と現実の対比と捉えれば、確かに良い演出と思えてきた。勝手にタクシーでタバコ吸うところとかシロクマに>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

自分の人生についても思いを馳せてしまうような良い映画だった。今までの人生に対して、あのとき「偶然」あの出来事が起きたから今こうだなあとか思ったり、あのときこうしてればなあと「想像」してみたり。
第一話
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.7

ドラマ版観てないのが良くないか。今回の映画では必要なさそうな人もいて少し観づらかったのと、各キャラクターの説明がなされないままストーリー進んでいく印象はあった。
よだちゃんが好きなのと、母と絶縁した親
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

良いです。ビートたけしという実在を描く上で、リスペクトは全く欠かず、尚且つただのモノマネではないバランスが好き。
本当にメインの二人が良い。漫才とかタップダンスとか本人が習得する系は素人目で見てもショ
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レイディオ(2020年製作の映画)

3.4

ラジオ好きとして観ておこうかなと。
題材は少しニッチというかみんな共感しているのかわからんけど、ストーリーはど真ん中。終わり方は良きベタ。
ラジオ描写はもう少し凝って欲しいと思いつつ、妄想のラジオ具現
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

「普通」って言葉はとある方の影響で自分も気をつけて使う様にしているので、この映画のテーマ、帰着はスッキリ入ってきた。
成田凌は最もかっこいいけど、この映画では可愛いかった。
コメディタッチの会話劇の中
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.6

この監督の作品は画が良いから、惹きつけられる。あと静けさが良い。
ストーリーは真っ直ぐで、敢えて狙ってるようなベタなセリフが出てくる。
メインの女の子2人の演技がちょっと好みじゃなかったです。

セブン(1995年製作の映画)

3.5

綺麗な脚本だった。
最後までに綺麗にまとまっていた。
やっぱり自分の好みとしては、悪役側の主張も分かるって感じの方が好きだし、刺さるシーンもそんなになかったかな。フィンチャーに期待しすぎたか。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.7

家福さんの抱える亡き奥さんとの関係性とわたりさんが次第に明かす過去が、長いドライブの果てに希望のある終着を迎えて嬉しかった。車内の映画って会話劇を見せるのにこんなに効果的だったんだなあ。アトロクに出て>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.3

あんなやつ居なかったけど、佐々木たちの学生時代が妙に懐かしくて。あの生産性の無いだらだらした感じ。後に繋がったものがあったわけでも無いが、あの時間に後悔はないというか、いい思い出だなあって感じ。その後>>続きを読む

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