深いのかというとそうでもなさそうだし、
浅いのかというとべつにペラッペラでもない。
エンターテインメント性はさして高くはなく、
とはいえストーリーの推進力がまったくないわけでもない。
イギリスとフラン>>続きを読む
木村拓哉って、べつに悪い役者だとは思わないけど、
どんな役でもどんなシーンでも表情変わらないなぁとは思う。
やや作り込み過ぎ感はあるけれども、
それでもなお、なかなか素晴らしい。
とくに好きなわけではないけどなんだか結構な回数見ている。
アメリカのよくわからない部分を見事に描いている。
しかし、というべきか、だから、というべきか、いずれにしてもほぼむなしさのみが残る。
オープニングから名作の予感がした。
そしてその感覚がほぼ最後まで続いた。
ラストのところだけほんの若干緊張感が薄れた。けど全体の評価を下げるほどではなかった。
良質なプライベート大河エンターテインメント。
体制というものを上に置いたり下に置いたり、自分の中に取り込んだり、あげくの果てには自分で作り出したり、その度重なる視点の転換もワクワクさせてくれる。
かつ>>続きを読む
ひと言でいうなら、痛快な佳作。
全編通して「アホらしいぜ」って感覚をこれでもかと味わわせてくれる。
あと、オジサンになったら一番いい職業は俳優だな、と思わせてくれた。まあ、もうとっくにオジサンだけど。
大統領が一般人と共に戦うパターン、なんでこんなに多いのだろうね。
トランプもバイデンも厳しかろう。
何度目かなー 高得点はあげられないまでも案外好き。
予定調和的事象の連続で、それ以上でも以下でもないけれども安心して見られるコメディサスペンス。
やるせないねぇ、アホだねぇ……
という感想しか出てこない。
何やってんだこいつら。ほんとに。
やるせないし、アホだ。
ガリレオという特異なキャラクターが登場しないことを除けば、構成要素は基本的に同じ。でも全く異なる映画に仕上がっている。
日本版ではひたすら感覚的な悲しみの追求が際立っていた。その点こちらの韓国版は、か>>続きを読む
むかーし見たとき、昭和30年代東京のまだまだ復興途中っぷりとホコリっぽさに驚いた記憶を、また見て思い出した。考えるまでもなく敗戦から15年そこそこしか経ってないんだからまあ当たり前だ。僕が子どもの頃の>>続きを読む
菅田将暉って俳優が初めて「まあまあ、いいんでないの。悪くない」と思えた作品。あとは、普通。
ひさしぶりに見ましたけどね。まあ一種の記念碑的作品ですね。時代の風俗的にも、浅野温子的にも。
あの頃、古尾谷雅人、憧れだったな。
主人公の、パラダイスから落ちてきた感がものすごい。
あのままパラダイスにいられたらよかったのに、という気もしないでもないけど、
あのパラダイスがずっと続くことはあり得ないから。
その未来を想像すると、>>続きを読む
素敵でしたよ。爽快。心が洗われる。ちょっとだけ「(ハル)」を思い出すけど、やっぱり全然ちがう。
カルト的な部分は特筆すべきところはないけど淡々と連続する映像がとにかく美しく、そこだけでも高評価としたい。
キリスト教ってやつぁみたいな考えもちっとは浮かんだけども、でも基本的にはキワモノとしてのキワ>>続きを読む
もし人生で一本だけ選べといわれたら、悲しすぎて絶対に選びたくないけど、これを選ぶと思う。