大島渚あんまり好きじゃないがたまに頑張って作品消化してる。
横尾先生好きなのと横山リエの魅力で最後まで見れた。唐十郎は興味持ったことないが、冒頭からふんどし一丁のエキセントリックな絵面。
1968>>続きを読む
純粋なヤクザものとは違って、カタギのスレスレのラインを越えるか越えないかの小競り合いが激化し、やっぱり越えていくのね、ぶち破っていくのね。
というエスカレーション過程のカタルシス。
法より掟に生き>>続きを読む
小津のサイレント作品。
ホークスの「暗黒街の顔役」の翌年製作で、暗黒街の香りが漂うがやはり小津っぽい温かみ。
田中絹代がもう。童顔のようで時折おばあちゃん顔に見えたり、垢抜けない素朴さと貫禄が入り>>続きを読む
高校生のときに一回観たっきりだが、時を経て見直してもほぼ全てのシーンを覚えていた。
当時はアメリカのミュージカル映画もほぼ観てなく、年取っても決して大好きなジャンルではないが、ダンス要素をほぼ抜きと>>続きを読む
元気が漲ってくる映画。
二人の女子レスラーが泥沼で見せ物レスリングさせられる屈辱の前半部分から最後の大乱闘タッグまでをつなぐダイナミズム。
ピーター・フォーク演じるケチなマネージャーがゴージャスな>>続きを読む
D.リンチ版をあえてこのタイミングで。
20年以上振りにみたかな。
ルーカスからStar Warsを撮らないかオファーされたのを蹴った後に作ったのがこれ。
癖のあるキャラが次々に出てきて矢継ぎ早に>>続きを読む
ミシェル・ウィリアムズ演じる絶妙に負のオーラ漂うアラフォーの彫刻家。
他の役者もアメリカの地方色ぷんぷんで実に味わい深い。ハリウッドの美男美女だらけのキラキラしたアメリカとはまったく違うリアルなアメ>>続きを読む
やはりすごい。
徹底した絵作りと独特の時間経過で、作品が生き物のように息遣いをする。
タルコの亡命の背景をインプットしておかないと、勿体ぶって何が言いたいん?となりやすいが。
そもそも生活感漂う>>続きを読む
乗っとられた人間の変な感じ。エイリアンが表情筋を操れない演出が寄生獣みたい。
エイリアンが人間に混じって何をしたいのかも、寄生獣に通じるものがあった。
カイル・マクラクランが出るだけで溢れ出るD.>>続きを読む
ようやく見た「ヴァチクソ」。
海外評価は低めだが日本ではそこそこのB級として盛り上がってたような。
ラッセル・クロウはラズベリー賞候補ということだが、顔芸あれだけ頑張った子役は評価されていい。>>続きを読む
私の好きなアメリカ娯楽映画要素がてんこ盛り。
美少女ティーン(を演じる20代)、バカ学生達が殺される快楽的ゴア描写、家族愛。
オタクっぽい親友とのバディ&ホラー&コメディの絶妙なブレンド。
冒頭>>続きを読む
ストーリーはとても面白かった。
監督が執筆やTV畑からのデビュー作ゆえにTV映画の作りなので、アカデミーで作品賞を争うには映像のパンチが弱い。
監督賞の方にはノミネートされてないしそこは最初から割>>続きを読む
厚木で鑑賞。
上映時間20分、料金1,000円。
観客は7人!
ゴダール映画術を凝縮したようなテクストとソニマージュが解け合い、また離れ、そして訪れる沈黙、あの余韻。
このまま90分続いても見て>>続きを読む
イーストウッドが撮ったチャーリー・パーカーの伝記物。
他の方のレビュー読むとやはり長尺と平坦さと時系列ジャンプの難解さにやられている。私も何か見疲れて、中断しながら日を置いて鑑賞。
事実婚のチャン>>続きを読む
タイトルはボーなのに、作中呼び名がボウなのがまず違和感。
最初の方は、世にも奇妙な物語みたいで面白い。
森から明らかに失速というか、陳腐な物語性が顔を出し始める。
母親とのこういう(抑圧)関係が>>続きを読む
ロウ・イエ作品は初めて。
これの前の「天安門、恋人たち」を観たいが機会がない。
天安門を描いて映画製作禁止令が下るなかゲリラ撮影を敢行した本作。
そのチャレンジ魂は素晴らしいが。
なんか薄っぺらい>>続きを読む
小津は「晩春」以降ほぼ観てるが、「晩春」以前はほぼ観てないという恥ずかしさにそろそろ向き合わねば、と。
この戦後第一作から、戦前戦後を行きつ戻りつしながら小津のフィルモグラフィを追って行こうと思う。>>続きを読む
リアル修道士を集団で起用してこんな作品作っちゃうわけですから。
リアル修道士を暴力的集団に投げ込んで手足掴ませ思い切り宙に舞う肉体で縄跳びとかさせちゃうわけですから。
行く先先で散々な目に遭ってそ>>続きを読む
形がよくて綺麗で大きな、ビーチ映えする美乳。
左右にアンバランスなのがまた、無人島で性欲を管理しようとする洗脳された男たちの睾丸への危険な材料として作用する。
オペレーターさんがサ道の人なの最後の>>続きを読む
やはりイングロよりこっちが好きかな。
クリストフ対ディカプリオ(白人対白人)を中盤に挟んでジェイミー対サミュエル(黒人対黒人)の終局を描く入れ子構造が見事すぎる。
テーブルを叩いて本当に拳から出血>>続きを読む
観るの二回目。タランティーノの最高傑作と言えそうでなんか惜しい。
中盤のマイケル・ファスビンダー、ダイアン・クルーガーらの緊迫したやりとりはパルプやトゥルーロマンス(この名作なぜ観れない)のベストシ>>続きを読む
フォークナーや幸田文を読み、カセットでヴァン・モリソンやパティ・スミスを聴き、境界知能みたいな後輩にも優しく、目の前で着替えようとする十代の可愛い姪と裕福そうな妹がいて、狭いながらも隅田川近くの幽玄な>>続きを読む
序盤から漂うエログロナンセンスの中二病特盛り感。勢いはすごいがこれで2.5時間もやられたらたまらん、という不安はきっちり拭ってくれた。
段々良くなってくというか、あえて悪趣味なOPでスタートする意図>>続きを読む
「哀れなるものたち」のランティモス監督の予習#2。
嫌〜な映画つくるなー。
ギリシャ人監督だけあって、ギリシャ神話みたいだなと思ったら本当にギリシャ神話ベース。
逆に言うとそれ以上の深掘り要素はな>>続きを読む
うーん。
原作の乱歩的倒錯世界に吹っ切るか、戦争の愚かしさを描くか、なんかどっちつかずで。
戦争の雰囲気オブラートを纏って変に生真面目に薄っぺらいエロを描いていて、堂々としたピンクの方がずっと面白>>続きを読む
新作「哀れなるものたち」公開間近のランティモス監督を予習。
久しぶりにヨーロッパ映画だなー、という作品を観た気になる。シニカルな脚本、抑制の効いた絵作り。
ハイウェイ脇をドレスアップした男女が歩い>>続きを読む
正月映画マラソンの箸休めまで。
映画に並ぶ趣味がスパなので。とか言って、これまで観ようとも思わなかったが。
阿部寛は好きだけど後半の真面目なだけのキャラになると活きないな。
タイトルが変だけど中身の濃い作品。
年の離れた夫婦だとこういう願望あるんだろうな、と思わせる妄想喚起力。
AVスレスレのラインに寄せながら最後はしっかり愛の物語を堪能させてくれる、日活ロマンポルノ>>続きを読む
「殺しの烙印」で日活から干された清順のカムバック作品。
江波杏子が怖すぎる。不気味な三連横パンの登場から背筋ゾワっとするし、狂気を近隣の住民に感染させていく後半の支配力。
主役の女性は素人女優なの>>続きを読む
中盤の、映画館の前でお互いの名前も知らない二人が惹かれあって、しかしその後なかなか会えないという一連のショットをどう撮るか。ここにカウリスマキ映画術の真骨頂を見た。
映画館ではジャームッシュがかかっ>>続きを読む
だいぶ久しぶりに鑑賞。
記憶ではひたすらカッコいい三船の印象が刷り込まれていたけど、中盤からカッコ悪い姿も見せるんだな、と。
そして山田五十鈴の貫禄たっぷりの悪女、東野英治郎の権爺とか、若い時に観>>続きを読む
渋い、地味な、しかし何とも味わい深い作品。
タグライン付けるの難しかったろうな。
感想書くのも難しいが、どんな映画かというと乳搾りと友情を今時4:3の画角で描いたマイナー西部劇。
リリー・グラッ>>続きを読む
英題”The Inglorious Bastards”.
タランティーノの”Inglourious Basterds”はTheなしで二文字違い。
タラがオマージュで挙げる70sの作品はそこそこまでは>>続きを読む
カンフー寄りの忍者モノ。
アクションは千葉真一節全開。
戦国時代ムードの皆無な80s特有の間延びした音楽。
荒唐無稽なB級時代劇だが、いくつかのシーン見て、もしやあの北野武の「首」も参考にしてる>>続きを読む
正月恒例、寅さんでスタート。
若尾文子は間違いない。
とあるシーンで倍賞千恵子が「そんないに、犬いらないわよ」って噛むのだが、それをNGにしない当時というか山田組の大らかさ。
2023おそらく最後に観る映画がこれか。
いや、2024で公開40年目を迎えるにあたりちょうどいいのかも。
パパ活、港区女子、SNSインフルエンサーと承認欲求、ジャニーズや吉○によるエンタメ業界の>>続きを読む