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サムたちはそれぞれがほんのごくわずかに違うサムで、しかし死にゆくサムも飛び立つサムも同じ願いに向かって進む。飛び立つサムを目で追い死にゆくサムは連続するサムの鎖のひとつの輪となる。その死は終わりではな>>続きを読む
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スーツ姿の男と男が殴りあう図が大好物なのでもっとスーツ着た殴りあいシーンがあったら嬉しかった、早回しやスローにしないでもうちょいしっかりねっとり殴りあいを見せて欲しかった。主人公と敵のカラーの違いの映>>続きを読む
レンタルDVDでチャプター21~23あたりが傷飛びで見られなかったため、書くかどうか迷ったが見た記録として書く。途中が抜けているのでお話の感想にはあまり触れないでおく。
男爵の国のパートのデザインが>>続きを読む
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SF的舞台装置は主人公たちの運命的関係を説明するためのロマンチックな道具であり結構ガバガバ、こまけえこたぁいいんだよ!とばかりに主人公たちのキラキラして切ない雰囲気とキメ台詞で強引に誤魔化してしまう青>>続きを読む
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生きていくにはユーモアとウィット、遊び心が必要で、ポピンズは子供たちよりむしろ父親を救って去っていったというよりむしろ父親を救いに来たのだなと、そこにすごく安心した。真に救われるべきは、というよりポピ>>続きを読む
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ハッピーエンドなことに驚いた。絶対ろくでもない事になると思ったのに……。それともハッピーエンドな映像の裏で実は主人公もヒロインもみんな悪役たちに逆に殺されていて、これは主人公たちのいまわの際の夢なので>>続きを読む
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最初から最後まで緊迫感が素晴らしい。
文書9759の音読から決断のチャプターが好きだ。人命を消費し人質にすることで為される宣伝・欺瞞による抑止、その現実に対して怒りを露にする大統領の怒号と首脳陣たち>>続きを読む
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見る人のハリウッドに対する愛や思い入れ・知識の度合いによって評価が割れそうだなと感じた。実際に私の脇で見ていた家族は開始15分足らずで寝てしまった。
ポスターなど宣伝の雰囲気から明るい今風コーラスライ>>続きを読む
古き良きSF。ジャケット絵のB級感とは裏腹に話は真面目、というかジャケ絵が全然内容と合ってない。前知識全く無しで見たがオチも読めず意外さがあったため、見ていて嬉しくなった。素直に面白い。
ハウスキーパ>>続きを読む
趣深いほどB級オブB級、だけど全体的にデザインが良い。バーバレラも女帝もかわいいし健康的に美しくえっちだ。着ては破け着ては脱げ着ては破ける期待を裏切らないトンチキデザインな衣装。お礼や交渉は大体セック>>続きを読む
安心感のあるほどド安定の展開、心地よいほどのお約束。クライマックスの逃げ惑う人々のシーンにはもはや心が穏やかになる。(絶対助かる)美女の悲鳴は良いものだ……。えっこの人も死んじゃうの!?という場面もあ>>続きを読む
小学生男子の煽りポーズみたいなコミカルなジェスチャー、表情、台詞が普遍的な楽しさ。政治的な風刺の臭いを漂わせつつそれが嫌みにもならず、見ていて疲れない。意図したものなのかわからないが気の抜けた特撮部分>>続きを読む
グレゴリー・ワイデン作品は「ゴッド・アーミー悪の天使」が死ぬほど好きなのだが、あの邦題はこっちのヒット作の悪魔の戦士ってのにかけてたんだろうなというのに今っさら気づいた。
中二心をくすぐるコミック的な>>続きを読む
悪ふざけとウィット、風刺のレイヤーが実に軽やかに転がっていく。アホっぽい台詞からしかし強烈に滲む確固とした知性、下品なのにギリギリ不快にさせないバランス感が凄い。
チンマンゲログロはドンドコ出るのに>>続きを読む
プロの無駄の無い的確な判断と動きを見ることはそれだけで娯楽だ。単純にもふもふを見ているだけでも幸福感がある。ぴょこぴょこ動く尻尾と次々と敵をクリアーしていく有能さのギャップに、なぜか違和感がない。短い>>続きを読む
原作が素晴らしすぎるので正直これは原作読んだ方がいい。あらすじは魔改造されたりせずきちんとなぞられてはいるんだけど……。
当時はどうだったのかわからないが、今見るとカジキとの死闘や船に繋がれたカジキの>>続きを読む
マッドマックスFR公開時のころから見なきゃと思っていて忘れ、思い出しては忘れ、ようやっと見た。想像以上にマッマFRは駅馬車要素に溢れていたというのがわかりました!
馬車チェイスアクションにロマンス、>>続きを読む
原作は文庫が出た当時に読んだ。細部の記憶はおぼろげだが言語と認識と愛が円環を成した非常に美しい短編であったというのは覚えている。小説だからこそ表現し得たようなそれを、どうやって映像として表現するのかと>>続きを読む
正直に白状するとルパンレンジャーVSパトレンジャーの圭一郎も見たと思われるので見ました。
見たことなかったのに劇伴に聞き覚えがあるのが人気作のすごさ。
畳み掛けるような流れる台詞の気持ちよさ、下衆野>>続きを読む
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伸びやかに躍動するアボリジニ少年の四肢が美しい。現代文明はさっさと滅びて人間は彼らのような原始的生活に還ったほうがいいんじゃないかと思ってしまうのは、こないだ自分がガラパゴスの方舟を読んだばかりだから>>続きを読む
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画面がヨーロッパ映画のようで最初から最後までずっとオシャレ。エンドロールの文字や表示のしかたまでオシャレ。
クセはあるが話自体のテンポは良くサクサク進むのも気持ちが良い。この監督の作品は他にダージリン>>続きを読む
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冒頭から最後まで辛い。
主人公がずぶ濡れで夜中までセールスしてるのもつらいし、契約を取ったと滔々と自慢してるのもつらいし、あの流れでやり手の若造に実は尊敬してたと言われるのもつらい。娘のことを考える>>続きを読む
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序盤の主人公のダメ人間っぷりに半分見る前にくじけそうになったが、子供たちの演奏が凄いのとかわいいので耐えられた。
他人をこき下ろしてばかりの負け犬ダメダメ人間かと思った主人公も実際は子供たちをを誉めて>>続きを読む
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80年代音楽が世代的に否応なしに胸にクるし、踊っている人間を見るのは単純に楽しい。どうしてそんなに四肢を制御できるんだろう、どうしてそんなにきちんと振り付けを覚えられるんだろう。練習しても出来なかった>>続きを読む
生で見るとうおおぉすっげー!もっと見たい!!と興奮するけどなかなか見る機会のないもの、トップレベル大学マーチングバンド。
青春スポ根ものとして話に無駄がない。
主人公の問題児デヴォン君に最初はなんだ>>続きを読む
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サタンにしばしば求められる男、キアヌ……(これとコンスタンティンだけだけど。)
ローズマリーの赤ちゃんを最近見たので、NYの新居とご近所さんのシーンに進○ゼミ宣伝漫画の主人公的な反応をすることができま>>続きを読む
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描写に魅せられる。
説明なしで淡々と映されていく状況に引き込まれてしまう。私は会話にならない言い合いのシーンが本当に苦手でいつもなら耐えられず早送りすらしてしまうのに、なぜかそうする気も起きず、見てし>>続きを読む
バットマンがニンジャであることに何の違和感もなく、むしろなぜ今までバットマンがニンジャであることに気がつかなかったのか……という気づき体験を得た(?)
サムライチャンプルーや戦国BASARA初代~2の>>続きを読む
邦題が詩的。原題のThe Last Detailを直訳すると最後の特派隊なのか。
ジャケ絵のちょっとマッチョでかっこつけた感じとは裏腹に後味はしんみり。ドタバタでクスッとくるシーンはあるが、そのぶん余>>続きを読む
主人公の不安からくる妄想であってほしいと願ったが、そもそも妊娠前の部屋の見学の時点で色々おかしかったのではじめから望みなどなかったのか。
感覚描写と段階を踏んだ演出でじわじわと追い詰められる妊婦の不安>>続きを読む
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憧れであり自分が取って代わり超えようとする者の敵を殺す主人公の、その表情に表れた本心の痛々しさ。クレイジーサイコホモと聞いていたんだけどそんな単純なものじゃなかった。間違っているわけでもないんだけど。>>続きを読む
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シーンによって輝く美人に見えたかと思えば、あまりにもパッとしない疲れた女の顔にもなるレネーさんのロキシーがはまり役過ぎて楽しい。
ロキシーもヴェルマも最終的に成功するしエンディングも前向きな歌詞だが>>続きを読む
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冒頭のノワールな雰囲気がとても良いが、ここの声と煙草から序盤で“カイザー”の正体に感づいてしまうと、ははぁなるほど凄腕の「詐欺師」の話術だなと関心はするがラストのやられた!感を味わえないのでちょびっと>>続きを読む
もうだめ、私もジャスミンさんと結婚したい、好き。
ガソスタカフェ&モーテルのおかみのブレンダさんが癇癪おこしてるところで、うわー地雷なの借りてきたかなとテンション下がっていたら、眉毛と服装から生真面目>>続きを読む
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冒頭の家庭のギスギスが弟犬化のドタバタを経て最終的に全て丸く収まるのはいい。
しかし弟(犬化していない)をリードで繋ぎおやつを餌に犬のモノマネをさせる主人公の少女、仕事に夢中で子供との約束を仕方なくで>>続きを読む
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ジャケット裏のあらすじからマルコムX的なものや主従の愛憎のようなものを想像したらそういうものではなかった。もっと穏やかで、カッコ悪く、そして救われない。
事件やスキャンダル、反目などの明確でドラマチッ>>続きを読む