rinrinさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

AKIRAのアニメの冒頭10分間を、最高な実写で2時間爆走するような、ラブリーな映画。この映画をリアルタイムで映画館で見れたことは、私の人生でも最高潮な瞬間だった。前日譚フュリオサの公開前の予習に、自>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.6

原作読了済。原作にはない、ヒロインの両親の過去話が主に描かれ、菅田将暉と永野芽郁がそれぞれ若かりし頃の父と母の出会いと青春を演じる。

過去パートが終わると一気に視聴が辛くなるぐらい、永野芽郁がヒロイ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

思ったよりすごく面白かった。
もちろん、原爆に関連して日本人として憤りを覚えるシーンもあるが、それ踏まえて、アメリカらしさというか、監督らしさというか…下手にこっちに寄せてくるより個人的にはいいかなと
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

これは良い青春!

あらすじを簡単に書くと、「ヤクザに無理やりカラオケ店に連行される話」で、これだけ読むと、デヴィッド・リンチのブルー・ベルベットを彷彿とさせる鬱展開しか想像できないのだが、そんな空気
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変な家(2024年製作の映画)

2.5

また会社の人と仕事帰りに鑑賞。
まあ驚かせてくるので夜遅く見る物ではなかった…。
原作は本で読んでたので、筋は追えたけど、ところどころ省略されたり、最後の間取りの謎解きはあんまりなく、八つ墓村状態に突
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

コメディー演技に右に出るものはいないエマ・ストーンの真骨頂。狂った女の役なのに、エマ・ストーンのどんな作品よりもヒロインのベラが可愛く見えたのは何故だ…。

ベラの奇行に普段の自分を重ねて見てしまい、
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「一期一会」という副題で損してる作品。人生に影響を与えた一作として過言ではない。

20歳頃、アメリカンニューシネマにかぶれて、「俺たちに明日はない!」、「真夜中のカーボーイ」が最高にかっこいいと思っ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

社内でゴールデンカムイが大流行していることもあり、アプリで原作3巻分(映画化されてる部分)を一気読みし、会社の先輩方と鑑賞。

流行りにのってけ!スタンスで見るなら2.5次元っぽい再現度の各キャラは楽
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.4

ヨガ好きな先輩の太鼓判な今作、「宗教的な話に繋がる」と熱く語られたので、ずっと見たいと思ってたけど、タイミングが合わずやっと見ました。哲学好きとしても心して鑑賞。

ブロークバックマウンテンの映像美が
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.5

侘び寂びと三味線の音色がマッチした人形アニメ。三味線と折り紙使いの能力者のクボが、襲いくる闇の親族から身を守るため、三種の武具を探しに行く冒険劇。日本の死生観や静けさを理解してくれてた世界観や物語はと>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

永野芽郁の新たなキャラ発見映画。
原作の惹きつけられる魅力には届かないけど、ゆったりと安定した気分で見れる。永野芽郁ファンにはオススメできるし、奈緒のメンヘラ分かってる感がすごい…。体現している…。タ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

年末年始は横溝正史!な我が家にうってつけの一作。村の風習から大家の三姉妹、謎の奇人や禁地などなど、横溝作品っぽいミステリーの作り方が良い。

空軍・海軍など、戦争の表向き華々しいかっこいい側面をテーマ
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.1

片岡愛之助の関西魂感じる演技が素晴らしかった。関東圏だけど会社に関西弁喋る人が多くて「知らんけど」を語尾につけるようになったり、大阪に旅行に行ってはたこ焼きを1日に梯子4〜5軒とかしてるので大阪に支配>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

CMのミステリアスな感じと反して、老若男女が見やすいゴジラ。朝ドラを見てる気持ちになるキャスティングとセリフ回し。朝ドラの世界観にたまにゴジラ現る的な感じが、昭和作品っぽくて少し新鮮だった。幼少期にみ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

日産の車欲しー!とうまく誘導された映画。館内の男性比率の高さがバービーと対をなしてる…

カーレース映画としては初心者にも見やすく、ゲーム画面とシンクロしてとっつきやすかった。ニール監督のSF風な画
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バービー(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

現代のモヤモヤへ一石を投じる映画。
男女のジェンダー問題というよりかは、今の世界はこうだけど、君たちはどう生きるか?映画でもある。また、創作物(=映画、アニメ、フィギュア、アイドル)が現実にもたらす影
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.4

山田玲司の解説が非常に分かりやすかった作品。アニメの最初のストーカー騒ぎや地下鉄テロ(オウム真理教の地下鉄サリン事件が元ネタ)をベースに、主人公達が謎の異空間へワープし、世界の善悪についての対決に巻き>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.3

映画好きの知り合いにも勧められた幾原邦彦作品。面白った!星野リリィさんのキャラデザは凄く可愛いし作品と合ってる。

銀河鉄道の夜や、カンパネルラとジョバンニをもじった主人公など、自己犠牲がテーマになっ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

定時上がりの予定が、仕事でミスをし、さらに帰り道にやり直す必要があるのに思い至り、一旦帰社してブルーになったので、気分を変えなければと思いついて当日に鑑賞。
宮崎駿に説教されるのかと思いきや、はたして
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

まるでマリオをプレイしたような…映画。

映画批評家の評価が低いらしいが、すごくブレないストーリーの作品であるようにと感じた。「ブルックリンに住む配管工のイタリア兄弟」という設定を聞いたら、映画好きな
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

アライグマの映像から、流れるようなCreepのオープニングが美しい。
さすが名曲モチーフのスペースオペラ。

明るく派手に大団円でよかったです。
ライラとロケットの過去バナは泣ける…。

三部作続けて
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

望み通り?ヘイトフルな2時間半強を過ごせた。
罵り合ってはど付き合い、血塗れになるが、これはタランティーノの趣味だからしょうがないと言い聞かせて鑑賞。

グロもブラックジョークもお互いを殺し合うほどに
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

ゆるーいマフィア映画。
夜にお酒呑みながらだらだら見るのにうってつけ。高校生の時より今見たほうがこのゆるさがちょうどいい。
若いサミュエル•L・ジャクソンの煌めきとジョン・トラヴォルタのゆるい演技のバ
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

4.1

聖杯戦争の秘密が明かされる今作、Fateの世界観が良くわかって良かった。
ホラーあり、恋愛あり、バトルありの刺激的な作風なんですね!

セイバーVSライダーの戦闘シーンがすごかった。最近のアニメの本気
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

3.9

桜の雨の公園の告白シーンはすごいグッとくるものがあった。声優さんすごい…。

中二病なんだけど、アーチャーかっこいい。バトルシーンが熱くなってきて、不穏な雰囲気や、バトル中に闇のタコさんウィンナーが乱
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

3.6

GWにFateを一気見企画。
HFはラストルートらしく、前知識がないまま鑑賞したので、若干分からず。
「英雄を用いた金色のガッシュベル的設定にギャルゲー要素ありでヒロインが選べるゲーム」という認識で鑑
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.8

海の上で石炭労働者に拾われた1900と名付けられたピアニストの一生。

長い航海からアメリカへ到着した時の乗客の歓喜のシーンから始まるオープニングは、音楽も美しく前向きなエネルギーに溢れてて素敵だ。で
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.5

劇団四季のポスターが電車内に貼ってあり、思わず再見。ディズニーらしくない、夢と希望ではない話。その代わりキリスト教的隣人愛によっていかに救われるかを描く。

カジモトとフロローは表裏一体の性格をしてい
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.9

仮面ライダーより戦隊ヒーロー派(キングオージャー面白いよね!)だけど楽しめた。仮面ライダーのカッコ良さもありつつ、エヴァよりな世界系に仕上がっていた。ショッカーの動機なんかオタクっぽくてよかった。>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.9

ガル・ガドットの登場シーンがワンダーウーマンすぎて笑った。
豪華客船でめぐるエジプト披露宴での殺人事件。愛を信じるものか金を信じるものか、最後に勝つのはどちらか、オチを知らないからこそ楽しめた。
ラス
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

イギリス版「この世界の片隅に」。
賑やかな下町の路地の少年の目線で描く宗教の分断と紛争は直接的描写はないけど終始不穏でなのに明るくポップ。構図がすごい決まってて、路地の一角の風景をこんなに映画的に表現
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.9

完全に個人の趣味だけど、すごい映画だった。映画とアニメへの思いを組み合わせた現代日本のニューシネマパラダイス的な作品。

映画愛が強すぎる作品って苦手なんだけど(ニューシネマパラダイスとか…)ポンポさ
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

知的で文化的な世界に憧れをもち、所属していたことがステータスだったラウラ。そんな映画や雑誌の中のような世界の登場人物に自分が成れないので終始ふてくされてる様がただのおばさんにしか見えない。そんなラウラ>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

3Dメガネでファンタジー世界にどっぷりハマれる感覚は楽しい。

前作から数年、4人の子持ちのパパになり、所帯染みた主人公がかいまみえる。
お母さんが猫か!ってくらい、次の居住先の人を威嚇してて、主人公
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

東日本大震災の時の地鳴りを東京で体感した身としては、地震が起きる前の不穏さと力の大きさを巨大ミミズとして描いた点が良かった。
震災の深い傷から、生きてても死んでても変わらないと思い込んでしまった、現代
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

史上最悪のバッドエンドなのに清々しい余韻の映画。人の殺され方、音楽の効果音、暗いけどカッコいい画面で2時間ほんとに飽きない。犯人にしてやられている。

モーガン・フリーマン演じる定年間近の刑事サマセッ
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