ここにーるさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

岩松了の防衛大臣がハマり過ぎてて驚愕だった。少しだけクドいかな。長澤まさみの例のアレを削って100分くらいで良かったんじゃ?、ってのと毒蝮さんくらいOB代表で出て来てほしかったかな。でも概ね合格点。庵>>続きを読む

暴走パニック 大激突(1976年製作の映画)

3.5

全速力バカなのがとても良い。それにざらついたフィルムっぽさも大好きだ。日本初のカーチェイス映画とされているらしい。

マーターズ(2007年製作の映画)

3.5

パスカル・ロジェ。聞きしに勝る力作だった。後半はもうあれインターステラーとかマトリックスだろ(笑)。

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.0

密告者の疑いを自ら晴らしても決してドヤ顔せず「いいさ」の一言で済ます主人公セフトン(ウィリアム・ホールデン)が超カッケぇ。恥ずかしいから一度しか言えんけど、男のロマンが全部詰まってる。

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.5

ずうっとダラダラ後半一気に香港。「長い人生でまだ見てない物が山ほどある」とタイド(アンディ・ラウ)は言ったが、そういえば『2046』は観ている…私にはあと『花様年華』くらいだ。

あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

4.0

嘘つけよ、おもしれエじゃんか。暴れん坊将軍に似たテーマ曲w

*disk unionでソフト購入後、アマプラで観れることに気づく

プライベート・ベンジャミン(1980年製作の映画)

3.0

人生最期に残した言葉が"イっちゃう"だった新郎。新婚初夜に腹上死でこの世を去られた未亡人がなぜか軍隊へ。バカバカしいにもほどがあるが、メグ・ライアン出現前のコメディ女優No.1だったゴールディ・ホーン>>続きを読む

水のないプール(1982年製作の映画)

3.0

どう見積もってもマーティン・スコティッシュ。タクシー運転手じゃなく、地下鉄の切符切り駅員による"マシンガンをぶっ放せ"だった。今ならこの役木村祐一でやれそう、いややらなくて結構。

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.5

村上春樹の翻訳本も買ったがちゃんと読めた試しがない。1974年版脚本はコッポラだったのか。「呆れた連中の馬鹿げた話さ」と一言で済ませることも出来るが、語り部としての隣人のニックの普通の人間っぽさに癒さ>>続きを読む

トキワ荘の青春(1995年製作の映画)

3.5

日本一のレジェンド荘。初公開時は出演本木雅弘その他大勢、そんな映画だったろう。その"その他大勢"の中から今や売れっ子俳優がわんさかと(そうじゃない人も)。つまりそういう事 なーのだ~。編集者にダメ出し>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

私は巻き毛で弁の立つ子供が苦手だ。モノクロ映画にした意味もよく分からない。巻き毛は関係ないか。ただこの映画の良いところは自分以外は(たとえ妹であろうと甥であろうと)すべて他者だと語っていることだ。その>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0

さスガー・ファルハディ、相変わらずタラッタラと上手いストーリー作るよね。主人公をねっちょり追い詰めていくのがまるで『家族を想うとき』のケン・ローチ、古くは『自転車泥棒』のデ・シーカなんだよな。休暇とか>>続きを読む

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.0

思いもよらぬマイケルの最初の妻アポロニアとの婚礼、それに2番目のケイとの回想のダンスシーンで胸が一杯になる。一番起きてはいけない事が起きてしまうがアル・パチーノのラストの名演、業を背負った男の末路、も>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

恩義を忘れない男は、親の仇も絶対に忘れない。

Ⅰ,Ⅱと今回一気見。マーロン・ブランドが手を引いたのがつくづく悲劇だけど何と言ってもこれは、デ・ニーロの映画だ。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

非の打ち所のない完璧さ。

四人の実子より、むしろドン・コルレオーネの人の血の通った性格に一番近いように感じるのが養子のトム(ロバート・デュヴァル)という皮肉さがとても面白い。

宵待草(1974年製作の映画)

3.0

ヒロイン映画でもあるはず。サンダカンじゃド貧乏役だったが、なんだかんだ御令嬢役の高橋洋子。やっぱり脱ぎよったか。首を吊る前の北天才(荻島真一)の"デブ発言"は行き過ぎにしても、もうちょっとシュッとした>>続きを読む

初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

2.5

そうなんよ、脚本キャメロン・クロウなんよ。中身スッカスカだけど。この頃フィービー・ケイツもジェニファー・ジェイソン・リーも、それにショーン・ペンでさえ綺麗なピンク色の乳首しとるんよ。

ロッキー2(1979年製作の映画)

4.5

シリーズでこの『2』が一番好きかもしれない。何故ならシンプルに主人公が勝つ話だから。でも勝ち負けじゃなく、どストレートにこれラブストーリーではないか。

モーリス(1987年製作の映画)

4.0

猪突猛進型のモーリスはちょっとアレだけど、クライヴ(ヒュー・グラント)となら"君の名前で僕を呼んで!"しまう。1900年初頭の英国上流社会。いちいち憎ったらしいほど映像が豊かで美しい。ジェームズ・アイ>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.0

生みの親より育ての親。なんだか高倉健と薬師丸ひろ子の往年のヒット作(野性の証明)を思い出させた。へんな日本語だけど普通に悪くない。

神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

3.5

ある一人の男をめぐって癇癪持ちの…失礼、神経衰弱ぎりぎりの女たちが最後決戦の地に集結する(闘牛場ではない)。スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督初期のコミカルな一品。案の定、色のクセがスゴい。

観察者(2021年製作の映画)

3.5

観察者を観察する面白スリラー映画。PK戦のサドンデス突入っぷりが過ぎるという見方もあるが、結果とてもいい結末に満足度は非常に高い。何がイイってみんな美女すぎる。最大の見所、主人公のアート乳。

あしたのジョー(1970年製作の映画)

3.5

原作ファンからすりゃ何だこりゃだろうが、『夜明けの刑事』(TBS系)出演時の石橋正次さんの隠れファンだった私には堪らなくノスタルジアだった。やってることは初期のジャッキー・チェンと同じなんだがね。山P>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.5

直にスポットライト浴びるのとか全然欲してない感じの技師の人たち、みんななんだか半端なくカッケえ。映画音響の知られざる世界。

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

4.0

田中絹代さんの最後の仕事、見事だった。言うほど当方フェミニストでもないが先代の恥ずべき男たちのオンパレードでケツの座りがとにかく悪い。でも男・熊井監督よくぞ描いてくれたと思う。祖国日本に背を向けるしか>>続きを読む

クローゼット(2020年製作の映画)

3.0

添い寝映画。私じゃ務まらないだろう、他を当たってください。痺れて腕枕が5分ともたないのだから。新宿サブナードにある秀山っていう担々麺の店オススメしておきます。

D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

3.0

真田広之が美しいのは分かるとして演技が平坦なのが気になる。たそがれ清兵衛と同じ顔をしていた(笑)。探偵明智小五郎を演じた嶋田久作の方が良い。天才贋作師の話、つまらなくはないが乱歩モノならもう少しこちら>>続きを読む

愛情物語(1984年製作の映画)

3.5

土曜日に打ったスリータイムワクチンのせいかも知れぬがドンピシャ世代なんでね、変な涙出た。80年代のあの頃アメリカ文化へのただれ方が尋常じゃなかったし、食い散らかし感はなはだしいけどどうか笑っておくんな>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

4.0

3,40分あたりだったか二人でカップおしるこ食べながらきゃピッてるシーンで砕け散るところだったが、最後までちゃんと観て良かった。余韻のエンドロールじゃ泣いてしまったよ。若い俳優たちみんな頑張ってた。そ>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.5

アマプラ100円コーナーにて。コスパ以上に面白かった。都心部で運転してるとちょいちょいこのテのワルな想像してしまうもので。『激突!』と『ヒッチャー』好きのオールドファンには堪らん設定かも。それにしても>>続きを読む

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.0

左、右、左の挨拶のキス。それに初対面でもメチャ見つめてくる。フランス人って面倒臭いね。想像通り『ワンダーランド駅で』とか『おとなり』とかと同列の"出会い系映画"だった。僕のようなお一人様上等型の身には>>続きを読む

ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

3.5

医者の卵らの「青春分裂症」。団塊の世代の後のいわゆる"シラケ世代"の代表格みたいなものだろうな、大森監督って。医大出て映画監督の道、ウケる。元々が女優志望だった伊藤蘭、言うだけあって上手いね。つくづく>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

アナ・デ・アルマスもう少し見ていたかったな。僕はキリンの生茶だけど、ジェームズに。乾杯。

ビューティ・ペア 真赤な青春(1977年製作の映画)

3.0

女子プロ入門からペア結成、タッグ王者に登り詰めるまでを描いている。ジャッキー佐藤のチャリンコセーラー服、マキ上田の回転レシーブブルマ姿、超絶棒読みセリフに痺れむせび泣く。東映掘り出しお宝作品。

地下水道(1956年製作の映画)

4.5

間違いなくアンジェイ・ワイダで一番の作品。後半の地下水道の映像はリアルでえげつなく、軍人だけじゃなく女も少年も"音楽家"でさえ最前線に立ち、他国から蹂躙されたポーランド国民の嘆きや怒りがこだましてくる>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.0

分かったようでいて分からない答え。その手に掴みかけるも指と指の間をするりと抜けていく。あとは倒れて眠るのみ。