Cocoonさんの映画レビュー・感想・評価

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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

好きすぎてDVDも持っているほどだが、久しぶりに再視聴。

この映画の魅力の真髄は、なんといっても美しい日本の自然や農村風景、そして文化の描き方だ。
一つひとつがまるで絵葉書のようで、細部に至るまでそ
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

まず言っておかなければならないのは、3時間もあるってこと。
知らずに見て、途中からやけに長い…と思ったらまだ1時間あった。笑

あとはレズビアンへのあからさまな差別描写があるので、人によっては辛いかも
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

良かった!18禁なので心配していたが、すごく現実的な性の描き方で見られた。(ただし家族や友達とはやめた方がいいかも。気まずさ必須)
作品全てに通底しているのは寂しさ。そして都会の各々の距離感や孤独、他
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

5.0

全く知らずにみたが、ものすごく良かった。
映画らしい笑いあり涙ありで、最後に余韻が残る。
バラ作りも知らない世界で珍しく興味深かったし、何より美しかった。
従業員と女主人の関係を中心に描かれているけれ
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アメリ(2001年製作の映画)

4.8

10代の時に映画館で見て、ものすごく好きになった作品。何十年ぶりかに見てみた。
フランス語は所々わかったけど、やっぱりなかなか難易度が高い。
そしてはるか、昔のことなので、ストーリーは全部忘れてたから
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

1.0

なんでこんなに評価が高いのかがよくわからない。シンプルにつまらなかった。

ハリウッド映画自体は全然好きじゃなくて、20年ぐらい見てなかったけど、久しぶりに見て、相変わらずちっとも変わらないなと思った
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.5

今度こそフランス語の勉強にもと思って視聴した。割と、軽い気持ちで見られる。いかにも映画らしい映画を、久しぶりに見たなと思った。
料理人と言う要素は、全編通して重要なんだけれど、1人の中年女性の職業的な
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

4.0

フランス語の勉強にと思って、20年ぶりに見てみた。また最近改めて評価されてるそうだ。
結論から言えば全編通してセリフがほぼないので、勉強にはならなかった。ただこれだけセリフがなくて物語が理解できるのは
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

一度映画館で見てから、家でまたゆっくり一人で見たくなるような映画だった。
映画館を出たばかりの客に感想を求めても、すぐに回答できない理由がよくわかった。
昨今のあまりにわかりやすすぎる物語と違って、文
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沖縄久高島のイザイホー(1979年製作の映画)

3.8

民俗学では有名な、沖縄、久高島のイザイホーという女性が主体となって行う祭祀の様子を撮影し、解説を加えたドキュメンタリー。
現在は後継者がおらず残っていない祭祀だけに、貴重な映像資料で、改めて映像に残す
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イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

4.0

フィリピンへの興味から、3年ぐらい前に視聴。
フィリピン側からは、出稼ぎに行っている最中の彼らを見ることができないので、実際にどんな日常をそこで過ごしているのか理解する手掛かりになった。
シンガポール
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

原作読了済。大して調べずに行って、どのシリーズのどのエピソードをやるのか、あの長い話をどうやって映画にまとめるのか、気になりつつ視聴。

結果、よくまとまってたなあと思う。
原作は結構忘れてたので、見
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

2.5

RRRのノリで見たが、1/3ぐらいのところで観る気を結構なくした。アクションに興味のない、働く女性にはオススメしない。なかなかイラつく上に、つまらない展開だった。
1より2の方が評価されていることはわ
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

すごく面白かった。普段マンガを読んでて、コメントの細かさや揚げ足取りにウンザリしてたけど、この映画はそんなもんブッ飛ばすぐらいのリアリティとフィクションの境界が曖昧で、エンタメに徹しててよかった。
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メイド・イン・バングラデシュ(2019年製作の映画)

4.8

女性を取り巻く困難と、打ち克つ強さを描いた作品。
終始クズ男のオンパレードで、本当に腹が立つのだが、最後に少しだけスカッとする。
主人公の取り巻く環境や、社会の中で脆弱な女性という立場、変わらないよう
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明日をへぐる(2021年製作の映画)

4.0

伝統工芸の現在を知るのに、とても良作。
特に原材料の楮(コウゾ)やトロロアオイは、農家の高齢化に伴って、他産地では手に入らず、それが原因で廃れていってしまってる場合も多い。

この舞台となった高知の土
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

環境社会学の講義で、水俣病は世界初の公害問題として詳しく知っていた。
事実と比べて脚色されたり、地元住民の奮闘や日本社会の変化はあまり描かれなかったが、ユージン・スミスが主役なので仕方ないところもある
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

4.5

戦争の愚かさを描いた名作。俳優の名演が光る。

小野田さんの著書や、それを発見した青年の著作にかなり忠実に描かれていた。ルバング島にも訪れたことがあるが、島の様子などもほぼ違和感なく描かれ、フィリピン
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なれのはて(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フィリピンで貧困化してしまった高齢者が増えている。マニラのパサイに住む、そんな中の4人に焦点を当て追って行くドキュメンタリー。
さまざまなバックグラウンドや人生を送ってきた四者四様だが、老齢期になり病
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

5.0

人の死を正面から描いた良作。
死を身近に感じたことがある人じゃないと、この映画の良さはわからないと思う。
寂しくも人間らしい生き方とは何か、人が死んだら何が残るのか、死について考えさせられる。

大切
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