ガリガリ亭カリカリさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ガリガリ亭カリカリ

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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。死ぬ直前に観たい。ニコール・キッドマンのラストの台詞と同時に絶命したい。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

鳥みたいなよく分からん生き物を、触手みたいな鼻で捕まえてニャハハハ笑いながら地面にブン投げて殺す象みたいな生き物がとても可愛い。

卵から生まれたトカゲみたいな生き物と、そいつをペロペロ舐めた後に突然
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

社会人1年目の頃、俺にパワハラしていた山本耕史似の上司がある日ニコニコ優しいハッピー上司と化していて、何が起きたんだと思っていたら急に上司が「いやあ〜映画で人生が変わることってあるんだね」「『君の名は>>続きを読む

皆殺しの天使(1962年製作の映画)

5.0

終電逃し映画。
学生時代に終電逃した時「皆殺しの天使状態だ〜」と言ってスベった。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.7

冒頭のタロットカード占い最高。そもそもタイトルも最高。
途中で出てくるゴダールとアンナ・カリーナが二人とも可愛すぎ。二人でサイレント映画ごっこ。サングラス越しに泣くゴダール。走るゴダール。つけまつ毛ア
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ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)

4.6

高級マンションに住みたい

価格が高すぎる

じゃあ住人全員ぶっ殺したら殺人事故物件になって価格が下がる!

ぶっ殺しに参ります!

このアイデアだけで最高のスプラッター。

素人の女性による殺
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8人の女たち(2002年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。出演するフランス女優たち全員がフランス歌謡曲を歌って踊る密室劇ミュージカルが最高じゃないわけがない。そんでもって最強ラストカット。

毎年『8人の女たち』がキャストを替えてリメイク
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

1.0

あらゆる要素がグロテスクで、割とオールタイムワーストの勢いで大嫌いだけど、だからこそ観たことを忘れられない。

徹頭徹尾ドン引き描写で埋め尽くされ、前時代的な母親の暴挙に嫌悪感を抱きつつ眺めていると、
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来る(2018年製作の映画)

1.5

公開当時に観た時はゴミだと思って年間ワーストにしたけど、改めて観るとトラッシュ映画としての良さがあるように思えてきた。大嫌いだけど。
特に妻夫木聡と黒木華の描き方が、これはもう露悪じゃなくて、それ以前
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チキン・リトル(2005年製作の映画)

5.0

マジ21世紀のダンボ。
この監督は『チキン・リトル』以降キャリアが空白だったけど、今年ガーフィールドのアニメで20年ぶりの監督作が公開されるらしい!めでたい。

1999年の夏休み(1988年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。最新作『ゴールド・ボーイ』の評判がとても良いらしく、皆様こぞって「平成ガメラの!」とか「デスノートの!」とか「学校の怪談3の!」とか「ゴジラの!」金子修介監督!と紹介されているのだ>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.0

当時劇場で観た時は、冒頭の飛行機ガチ落とし以外つまんなすぎたけど、トリロジーの中で一番見返してるかもしれないし(真剣に観る気がないのでなんとなく回数を重ねている)、改めて観たら「草生えるんですけどww>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.0

冒頭の銀行強盗シークエンス好き。ハンス・ジマーの音楽も冒頭がいちばん良い。スクールバスて。『ダーティハリー』オマージュて。そういうシネフィルが苛立ちそうな引用の作法も可愛らしい。映画が好きな中学生が優>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.0

キリアン・マーフィーの配役がピッタリって感じなんだけど、スケアクロウが市民に見せる幻覚がレイティング的配慮なのか一つも怖くなくて萎え萎え。ああいったヴィジョンこそ振り切ってもらいたい。

あとはケイテ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

サントラ聴きながら作業していたら、普通にラストの曲がエモすぎて泣いた。

よく考えたらエヴァで庵野がやっていた「男が抱く女への都合の良い幻想」、「男メソメソメンヘラ吐露」、「女に支配される恐れ/された
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

5.0

人生最強ラスト。ラ・メールの曲の終わりと共に拍手喝采の中、席に座るスマイリーの「さて、やりますか……」な笑顔の多幸感が最高すぎる。
老スパイたちの歩幅に合わせるかのように、淡々と頭脳戦が繰り広げられる
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マッキラー(1972年製作の映画)

4.4

犯人がワーッって崖から落ちながら、スローモーションで顔面が岩に何度もぶつかって血まみれになりながら、突然自分の人生の走馬灯を見ながら、顔面がボッコボコになって死んでいくのを世界一美しいリズ・オルトラー>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.8

大怪獣ダニエル・デイ=ルイス大暴れ映画。石油を掘るほどに枯渇していく家族との関係、増大していく彼の孤独が皮肉なので笑える。石油爆発炎上事故のシークエンスがジョニー・グリーンウッドの劇伴も相まってヤバい>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.5

実写版ヨブ記。ってかアリ・アスターによる『君たちはどう生きるか』みたいな。コーエン兄弟の『シリアスマン』とかブレッソンの『田舎司祭の日記』とか、ユダヤ教のおじさんがひたすら酷い目に遭ってメソメソしなが>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.3

みんなワーストって言うけど、俺、是枝でコレがいちばん好きだよ……真実が分からなくなるというか、提示される情報や言葉や表情の断片によって、世界がやがて溶解していくような感覚がめっちゃ堪らないのだが。映画>>続きを読む

囚われの美女(1983年製作の映画)

5.0

ロブ=グリエのベスト。夢の中の夢と絵の中の絵、流れる映像の前で停止したバイクにまたがればバイクが激走する。映画ってこれでいいのかよ!とかなり勇気をもらった。死体が出てくる夢って見たことねーな。

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

5.0

二人一役オモロ。エロじじいがどうしても辿り着けない「性」が、もはやセックス版カフカの城みたいな。まあ『アイズ・ワイド・シャット』とかもそういう話ですが。キャロル・ブーケってこれがデビュー作だったのか!>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

2.3

フィチャーワースト。ブラピの顔をコピペしたおじいちゃんが絶倫なのがめっちゃ面白かった。ティルダ・スウィントンとのエピソードがマジでなんの意味もなく、そこさえ切ればまだ短くなるのに……おばあちゃんケイト>>続きを読む

ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

4.0

私がジェットコースターに乗れない理由を説明するのに使う映画。日焼けマシンに閉じ込められて焼け死ぬシーンもあるので、日焼けマシンを使わない理由を説明する時にも使える。
このシリーズ、1と2のDVDを売っ
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空気人形(2009年製作の映画)

4.2

本編と全く関係のない、ゴミ部屋でひとり宅配ピザを食ってる女性がめっちゃ怖い。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

2.7

リハーサル映像だからな……スムース・クリミナルとスリラーは流石にアガった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

1.5

ゴミ。フレディ・マーキュリーが似てなくて、ブライアン・メイとかロジャー・テイラーが似てるのはなんだか倒錯していて面白かった。なんにも覚えていないけど、ラストのライブエイドの撮り方、群衆、演出、テレビを>>続きを読む

テッド(2012年製作の映画)

2.5

クマが喋ってらすーと終始ふーんと観ていたけれど、流石にラストショットで爆笑した。ここまでテキトーで映画への無礼が突き抜けてるとマジで笑うしかない。10年以上経っても、そのラストショットだけは鮮明に覚え>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

クレイグ・ギレスピーっぽい編集が序盤のみなのが勿体ないけど、相変わらず選曲センス抜群。エマ・トンプソンが従業員に椅子をブン投げるシーンがサイテー!と思った。
ベタなんだけど、最初のディズニーロゴがモノ
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

2.0

金ローで放映してるたびに「観たけど内容すっかり忘れてるんだよなー」と観て、またすっかり忘れてしまうので、恐らく一生この映画を記憶することができない……3年前コロナに罹患した際に暇すぎて再見した時も、観>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

5.0

アホすぎることで天才が証明されているような大傑作。ゾンビに対してなんでお前ら人間を食べるんだよとインタビューした唯一の映画。「死は苦しい」「死は痛い」って答えが直球ながら良すぎる。人間にもゾンビにも平>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

カオナシのモノマネ、つまりカエルのモノマネに全力を注ぎ込んでいた小学生時代を思い出す。千尋が坊に「血!わかる?血!」って血のついた手の平を見せて坊がオンギャーと大暴れするところで爆笑した。子どもの頃は>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

災害シミュレーションってよりも「……という夢を庵野くんは見ました」って終わりそうなデタラメさが素晴らしい。この映画に対して「リアル」って言ってる人は誤用で、そういった「リアルさ」から遠く離れた地点で実>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.5

前半の海兵隊訓練が最高。ハートマン軍曹とほほえみデブが二人で『シャイニング』やってる。レナードがドーナツ食ってる中での腕立て伏せからの石鹸でボコボコにいじめるシーンに繋げる流れ惚れ惚れ。後半は何度観て>>続きを読む

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

5.0

超怖い。意味とか因果とか理性が崩壊し切っている人を見つめるしかないのも怖いし、鳴ってる音が終始トチ狂ってるのもヤバい。みんな「若い頃のアケルマンかわいいねぇ」とか「アケルマンの初期衝動が表現されてる」>>続きを読む