ネノメタルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ネノメタル

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オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

4.2

【これはoasisと25万人ものメンバーによる歴史的瞬間を刻んだドキュメント】

予め断っておくが本作は1996年におけるネブワースでの模様2日間を丸ごと収録した、いわばLIVE体感型music vi
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すずしい木陰(2019年製作の映画)

4.2

「誰もがやらないことをやる意義」というアティテュードを示した意欲作

1. 2回を観ての感想
これってどう言う映画なのだろう?と問われるとこう情報量はこれだけ、としか言いようがない。結論から言うと、「
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「怒濤の展開!抱腹絶倒のギミック!挿入クレジットの鮮烈!
前作のゾンビ達の呻き声の轟音と撒き散らす血飛沫の海を超え、よくぞここまでのエンターテインメントとエンスージアズムに満ちた作品を生み出した 上田
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ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

4.5

凄い映画である。
死刑宣告されたある映画監督が、家族(妻、姉妹)を引き連れ追われる身に。
国境を越え居住地を変え安住の地を求め続けた三年間を記録した僅か3台だけのスマホで撮ったというドキュメンタリー。
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テロルンとルンルン(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【これは若き者達の大人に対する視線そのものである】
Ⅰ.ある視点と別の視点から
本作の予告編をみる限り「上田瑠海(通称:ルンルン)(小野莉奈))がひたすら可哀想な作品」と誤解されるかもだが、このルンル
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ミドリムシの夢(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【色んなことを乗り越えた大人達の青春群像劇!】
1.夢にまで見た"ミドリムシの夢"
やっとのことで『スペシャルアクターズ』に出演している富士松社長、いやボスこと富士たくや氏が主演している事もあって、以
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.0

イオンシネマ心斎橋にて、マンチェスターのアンセムバンド、oasisの話題の映画『#KNEBWORTH1996』に先駆けての過去作2週間限定上映にて『supersonic』改めて観たが壮絶すぎてため息が>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【ありがとう、2020年末にコロナ禍に立ち向かった唯一のヒーローよ!】

Ⅰ.11回の劇場鑑賞の果てに
2020年、全宇宙で唯一立ち上がったこのヒーローに敬意を表してこう言おう。
柔軟性と強靭性とを兼
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みぽりん(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Ⅰ. あらすじと感想
地下アイドル「Oh!それミーオ!」のセンター神田優花は、人気投票1位を獲得し、ソロデビューする事に。 しかし、大の音痴である優花の歌声にプロデューサーの秋山とマネージャーの相川は
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【今でも言える、これは令和2年の夏を代表する超弩級傑作だったと。】
Ⅰ.偽りなき感想
本作は合計にして13回ほど劇場で観てるんだけど、初回から一言(?)で言ってアホみたいな感想だが、「もう、めちゃくち
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.5

一言「壮絶」に尽きる。
本作はアレサ・フランクリンが何億光年の彼方にいる神々に届くかのような凄まじいボーカリゼーションを放った瞬間、全聴衆が熱狂し、踊り出し、号泣する、正に生の祭典と言っても過言じゃな
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

【まひろとちさとも確かに素晴らしいけれど、私が本作で激推ししたいのは浜岡一家のひまりちゃんです!】

Ⅰ. 3回観賞後の総論
「超絶コミュ障であるまひろ(井澤彩織)&超絶気分屋杉本ちさと(高石あかり)
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達人 THE MASTER(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【横尾初喜は人生を描く達人だ。】

ひょんなことで、なんと記憶喪失になってしまったその謎の男、達人(大橋彰、アキラ100%)は言う。
「俺は何かの‘達人(たつじん)’だった。」と....
それが何だっ
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スーパーミキンコリニスタ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

公式hpに掲載されているあらすじを紹介すると以下の通りである。


​エキストラ女優のミキは、いつか主演になることを夢見て日々猛進していた。
25歳を迎える今年こそ結果を出したいと意気込むが、
大事な
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いやほんとに面白かった!
オープニング映像とともにNirvanaの『Smell like teen spirit』をマリアJによるめちゃくちゃスローかつオルタナティブに不穏なカバーver.が流れるんだ
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「1969年」といえば、月面着陸、ウッドストック、ビートルズが実質最後のオリジナルアルバムを出すなど...数え上げればキリがない正に全世界のターニングポイントだった。
しかしながら、そんな重要な出来事
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ひとくず(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 本作品は現時点で初期版、ニューカラー版含めて8回ほど鑑賞したが、初回から観てまずインパクトを放ったのは、空き巣を生業とする金田匡郎(かねだまさお、以下、「カネマサ」と呼称する)が侵入したこの家の少女>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「スクリーンは過去と今とを繋ぐ。そして私はこの映画を未来へ繋げたい。」
そんな思いを胸に勝新マニアの女子高生が仲間達を集め、時代劇を撮ろうと奮闘するまで、という展開を予想していたら、更なる異次元へとぶ
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

この『フィッシュマンズ』はこれは音楽ドキュメンタリーであると同時に一つのバンドの中で若者達が葛藤する青春映画でもある。それと同時に90sというディケイドを駆け抜けたこの孤高のバンドのヒストリーでもあっ>>続きを読む

まっぱだか(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人の感情とは喜怒哀楽に4つに分類され、その人の個性であるとか性格であるとかはそういう感情から派生される何かで安直に判断されがちな気がする。
(例えばよく怒る人→性格が悪い、とかよく笑う→明るい人、とか
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極道系Vチューバー達磨(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

Ⅰ.ファーストインプレッション
(2020年7月末の海道力也映画祭にて)
前評判というか、事前に見たキャストがダンスしているミュージックvideoであるとか、SNS等で発表されるメイキングで垣間見るキ
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

5.0

予め断っておくが、この話の主人公である、ダイアナ・プリンス(ワンダーウーマン)は我々が想像するいわゆる「正義のために戦うヒーロー」という範疇を軽く超えている。もうヒーローとしての概念が規格外である。>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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あれは「映画」ではない。冒頭RELOADの文字が現れその後瞳に焼き付けられる咆哮の田園風景、飛翔への青空、憧憬の雨模様、死への夕暮れなど見たことのある景色へ記憶が塗り替えられていく。
「鑑賞」ではなく
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

5.0

前作『ワンダーウーマン』に続いてまたもやカッコイイ。とは言えこのカッコよさは、従来のヒーローものにありがちな正義を貫き通し敵を倒すその純粋なヒーローっぷりを見せつけられるそれではなく、それぞれのヒーロ>>続きを読む

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