NowLoadingさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.8

 本日の一本。

 まだ観たことなかったガイ・リッチー監督の初期作品を今更ながらレンタル鑑賞。小気味良い高速再生と解説台詞、そんでくるくると回転するカメラワークは最初からやっていた。そんで後作程くどく
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

 昨日の一本。昔観ていたもののかすかな記憶しかなかったわけでもう一度お酒でも飲みながら再度鑑賞する。

 やっぱり史実を使いながらそこに名俳優と面白く実際のエピソードも交えつつ映画としての絵面も意識し
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.9

 本日の一本。キューブリック。

 今でこそ鉄板のケイパーもの、それを鉄板に仕立てあげた初期の名作の一つを鑑賞。僅かな時間の中にクセのあるキャラクターとジャストタイミングの完璧なプランに誤算、そしてオ
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突撃(1957年製作の映画)

4.0

 本日の一本。今日もキューブリック。

 いやぁこれは痺れる。トップが現場を苛め、現場指揮官がさらに部隊長を苛める構図は人類の歴史そのものかぁ。別にどこの国がどうこうではない、どこも切羽つまればこんな
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

 今日のマーベル。

 前作の良さをさらに引き出した一本。ユニバースの繋がりのない近年のDCのような人数絞って話を展開できるのでMCUにありがち(特にエターナルズ)なこいつ誰だっけの要素はゼロ。コンパ
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.5

 続いての一本。

 ロリータを見る主人公ハンバートの目がもうスゴい。とにかくよくおそこまで気持ち悪いなぁ演技できるもんだなと思わず感心してしまうし、ロリコンのイメージを決定づけるに充分過ぎる怪演と言
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スパルタカス(1960年製作の映画)

3.7

 本日の一本。休暇を取っていたのでキューブリックウィークとするべく連続鑑賞。

 後作のようなヤバイのがわかるような作品ではない、狂気に飲まれる前のキューブリックみたいな。勿論それと分かるような寄せて
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.7

 本日の一本。

 キューブリックによる究極の世にも奇妙な物語って感じか。その場の機転でのしあがっていくレドモンド実に映画的。しかし大なり小なり苦労しているのがよおく分かるので自然と観客が彼と一緒に日
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.5

 本日の一本。

 先ずはこれにユニバーサルは本気で取り組んでいたんだなと分かるプロローグの気合いの入れようが凄い。なにもミニオンまでだすかと。そこから食うか食われるかの世界観の説明に悪役ですよといわ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

 本日の一本。

 参りましたぁ、これは面白かった。やられたらやり返すは勿論なんだけれども、ちゃんと場面毎に敵を用意して逆転の一手を打って大泉がニヤリとする。それだけなのにスカッとするのはこういう閉塞
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.4

 本日の一本。

 ガイ・リッチーに群像劇は実にややこしい。しかしキング・アーサーのときのようなミスマッチさはなく、ほぼ完璧なハイテンポドラマが繰り広げられる。

 出てくる人も豪華でとにかく場面や展
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ロビン・フッド(1991年製作の映画)

3.4

 本日の一本。

 前回観たラッセル・クロウ版じゃないケビン・コスナー版はものすんごいエンタメ作だった。あと説教くさい。

 だから、リアリティーがまぁある向こうと比べるとこっちはかなり見易い。正に大
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デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

3.3

 昨日の一本。

 もはや病的と呼ぶに相応しい程の決闘狂。地位も家族も手に入れているのにそれでもまだ決着を着けたいという心が抑えられない。傍目かりゃすれば、どうしてそこまでと思うのだが、分かっていても
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ハート・アタッカー(2007年製作の映画)

3.7

 本日の一本。数年前にハート・ロッカーを観た際にクチコミを探していると、本作ハート・アタッカーの方が面白いという評価が何件かあった。それからなんとなく気になっていたのだが、ついにTSUTAYAにて本作>>続きを読む

アウトポスト(2020年製作の映画)

3.6

 もういっちょ本日の一本。

 激しい戦闘、アフガン紛争の最前線に突っ込まれる逃げ場なきダルケルクか。ネトフリのジャドウィル攻防戦なんかと同じような基地防衛戦が繰り広げられている。

 前半の攻撃を受
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.4

 本日の一本。

 ハリウッドSF大作のネタを邦画でやってみたらどうなるか…みたいなことを実際にやってみたみたいな一作。山崎貴監督の初期作品ということで手を出してみたが、まぁまぁと評価されてるだけあり
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クライム・ゲーム(2021年製作の映画)

3.2

 本日の一本。

 ストーリーがめっちゃ複雑で嘘に嘘を重ね、ハッタリだけで行き当たりばったりの騙しあいのマネーゲームが繰り広げられているのですが、まぁパルプフィクションのような前後バラバラのような映画
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.9

 本日の一本。

 この使い古された展開なんですがフツーのおっさんに見えて実は超凄腕の工作員でした映画僕ホント大好きなんですよ!96時間やイコライザーとかね!これはジョン・ウィックの脚本さんということ
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.6

 本日の一本。もういっちょ。

 スピルバーグとトムハンクスのタッグはもうド安定ということなんでしょうか。此方としても安心して鑑賞出来る感じで一時間もすればすっかり引き込まれてしまうドラマチックな展開
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キャプテンハーロック(2013年製作の映画)

3.1

 本日の一本。

 ホントに2013年の公開なのか?と疑う程の映像美。アメリカのお金をかけたCGにも負けない圧倒的な宇宙艦隊のバトルは見応えたっぷりで決して損をするような映画ではないことは確かなんだが
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.4

 昨日の一本。

 フリー・ガイのゲーム観は僕が育ったのような00年代の作品から取り揃えられたネタが多かったけど、此方は90年代前半のゲームネタがたっぷりと用意されている。というわけで此方もゲーム世代
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

 本日のマーベル。

 クロエ・ジャオ監督とマーベルヒーロー映画のコラボレーションということで、観に行って終わった最初の感想としてはなんじゃこりゃ。という感じ。

マーベル映画で見る世界史のお勉強、ど
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.9

 本日の一本。明日は仕事なのでもう一本。

 こういうのでいいんだよ!という要素をぎゅっと詰め込んだコテコテ王道オールスターアクションエンターテイメント。ぶっちゃけあの三人を上手く使うにはこうして各々
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.7

 本日の一本。

 僕が子供の頃に最初に触れた映画ジャンルはほぼほぼこういった冒険映画だった。インディ・ジョーンズやハムナプトラ、それにナショナル・トレジャーなんかもそうだ。あとはポケモンとジブリ。近
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ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌(1992年製作の映画)

3.7

 今週の一本。今週はノマドもそうだし花束もそうだが落ち着きのあるドンパチなしの映画ばっかりであったため一つくらいはと思いレンタル。

 すげぇ、ハリウッドよりもドンパチしてるわ。なにより向こうではまず
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.3

 今週の一本。

 芸術的カットが冴える、現実の凄まじさ。どれもこの地球は美しいみたいなカット多いのにドラマパートになった瞬間誰々と離別したとか死別したとかつらみの深いパートが続く。あとAmazonの
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

 本日の一本。

 これはヤバかった!個人的には邦画の中でもベストテン間違いなしの大傑作だ!あとこれは家で見て良かった一作だ。映画館だとえっ今の話してなに?と過ぎていくところを一時停止でじっくりと今な
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.5

 昨日は一本。フォロウィングからのノーラン作品最後の未見作。

 ストーリーはノーラン仕立てではなく、原作があって脚本も違う方となる。というわけであの奇妙で難解な監督らしさは薄く、かといって芯の通った
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.1

 本日の一本。TSUTAYAにレンタルに寄った時にまだ残ってんじゃん!と偶然発見してそのまま借りてきてしまった。

 開始5分でもう目がうるうるする。TVシリーズのベストエピソードを持ってくるのズルく
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

 昨日の一本。

 最初はTVシリーズの方が良かったかなぁと前半部分だけ切り取って観ていました。外伝であって話の直接的には繋がらないしなぁと。

 後半になってからガラリと変化するんですよね。テイラー
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ラウンダーズ(1998年製作の映画)

3.5

 昨日の一本。

 ギャンブルに負けて全てを失いつつある主人公が逆転のラストゲームに挑む!というお決まりのストーリーは王道そのもの。注目ポイントはそのダメダメ人間関係に入り込ませてくれる濃厚な演技を魅
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ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

3.2

 昨日の一本。

 戦国自衛隊やジパングを彷彿とさせる最新兵器が戦争前夜にタイムスリップしたら…という一作。まだ9.11前なので真珠湾が彼らの屈辱の日ということになっているようである。

 まぁ正直ス
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.5

 昨日の一本。

 前半のマンガ的なおバカ路線からの後半ハードな追う追われるのアクション映画に変貌する。混ぜるな危険をあえて混ぜてみました的な。

 前半のおバカに見えますが実は有能なスパイです、とい
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.4

 本日の一本。

 1の最大のショックであったどんでん返しは前作に劣るものの、屋敷のなかでゲームに参加させられるというところの部分をパワーアップしている。外から見守るしかない警察の皆さまの心境は如何に
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潜入者(2015年製作の映画)

3.3

 昨日の一本。

 ホワイト先生ことブライアン・クランストンが追われる側から追う側になるという珍しい形に。

兎に角時間経過の描写が下手なので何ヵ月の話なのかと思っていたら何年も歳月が飛んでいたとあと
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キング・アーサー(2016年製作の映画)

3.4

 昨日の一本。

 これを観るまで本作がガイ・リッチー作品なんて知らずに観始めて、あまりのガイ・リッチー振りにうわぁとなった一本。王道ファンタジーらしからぬ、この軽々しい語り口はシャーロック・ホームズ
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