コーダイさんの映画レビュー・感想・評価

コーダイ

コーダイ

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異人たち(2023年製作の映画)

4.5

ゲイの主人公が魂を通わせる異人たち。
心地よい浮遊感と気味の悪い孤独感が同時に押し寄せる、夢見心地な世界。
それを演出する美しい撮影と、アンドリュースコットの子供のような泣きじゃくり顔…見事すぎる。
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.2

前日譚なのに元祖よりも悍ましく、恐ろしく、生々しい出産ホラーとして軽々と超えてしまった怒涛の面白さと怖さ。

宗教観の闇と人間の脆さを炙り出す脚本とホラー演出…一本のカルトホラー映画としても衝撃的かつ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.7

オリジナル初鑑賞。

何も罪もない子供が”意図しない悪意”を持ち合わせているのがメチャ怖いし、可哀想。
誰も悪くないのに人が死んでいく悪夢の様な映画。

人が突然死ぬあっけなさが怖いのだが、構図が芸術
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

誰しもが経験する想いを伝えられなかったあの瞬間…一生付き纏う”あの時こうしておけば人生はどう変わったのだろうか”という後悔。

詩的な台詞回しと秀逸過ぎる演出が、大人のラブストーリーをより一段と切なく
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神回(2023年製作の映画)

3.8

青春×邦画タイムループの新たな傑作。

タイムループモノの目玉のドタバタ劇がシリアスで弱いな〜と思っていたら…まさかの展開!!
タイムループの設定として見たことない新感覚。そしてまさかの涙。


切な
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.0

自分の代わりにクローンが処刑されるリゾート地。

“人は罰を受けないのならどこまで残虐に暴力的になれるか”を…安定のエロとバイオレンスの狂気旅行で観客に追体験させてくれる快感。

ボディホラーによる人
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ノーラン監督がこだわり続けてきたリアルな実存感…
史実と映画の垣根を超えた瞬間を見た。

壮絶な歴史や人間の苦悩を卓越した映像表現と圧倒的情報量で語る相変わらずの職人技。


クリエイターによる”創造
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

ゆる日常×SFの抜群の面白さ。

SF要素という異質なモノによって人の”変わるモノ”と”変わらないモノ”が炙り出されていくSFの真髄を日本アニメーションの力で見せつけられた!!

日常をぶち壊すのはい
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ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

4.0

今度は戦争だ!!

ソリッドシチュエーションの前作からは想像つかない程アクションもバイオレンスも物語もキャストもスケールアップした続編の鏡。

立ちはだかる”なんか強そうな敵と闘う”という一番アガるシ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.5

久々に超面白い邦画サスペンスに出会えた!!
怪獣も死神も出ない金子修介監督の沖縄ノワール。

二転三転どころじゃない観客の裏の裏の裏をかきまくる怒涛の展開。
意図も容易く行われる生々しい殺人描写が人間
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

純粋無垢な発達障害の女の子の視点から見る残酷な世界。

あみ子に”当たり前”や”すべき”という言葉は存在しない、本能に従い生きる…素敵。
逆にあみ子の周りが崩壊しても、あみ子は何も気づけない。
誰も気
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

全身で体感するアート作品。
撮影、照明、セット、衣装…世界最高峰の映像レベル。

迫力と繊細さのヨリ画と世界観を魅せる引き画の壮大さのギャップが、我々を異国砂の惑星へ没入させる…これぞ映画体験。

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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.8

ジャッキーの代名詞といえばコレ。
凄い。
本編の7割くらいカンフーして暴れてる。

人間離れした完成された超人すぎるコミカルなジャッキーカンフーを永遠に観れるだけで満足度が超高い。
話の筋はもはやオマ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーの作風にハマってこなかったが、今作は見事にどハマり。

社会情勢を訴えつつ、漢達の絆を描く硬派な戦争アクションとして見事に昇華。
シリアスな中でも忘れないアクションのテンポ感は流石のガイ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.7

家族という呪いに縛られた52ヘルツのクジラたちはどう生きればいいのか…
現代の社会の闇満載でとことん痛めつけてくる残酷さ。

ただのお涙頂戴映画では終わらない”負”と”優しさ”の連鎖で心ぐちゃぐちゃに
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

これはスゴイ。
スリリングで重厚な法廷劇。

我々がいかに物事を色メガネで見ているかを思い知る。
人間は推測で語ることしかできず、真実か嘘かなんて誰も気にしてない。
最後に残るのは”真実”ではなく”事
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

スパイの”秘密”を逆手に取った見事な裏切りプロットと、エンタメ精神に溢れたマシュー・ヴォーン監督のポップなアクション演出で楽しませてくれる、尖りのない真っ当な娯楽映画!!

ただどうしても刺激とキレの
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.4

女性版スパイダーマンチーム!!かと思ったら全然違った。
一人の女性が次の世代の為に運命と闘うサスペンスでした。

90年代映画意識したシンプルさと、ガワだけの勢いで進んでいく全ての浅さが逆にクセになる
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

最強最悪悪魔vsパワー系エクソシストのガチタイマン悪魔祓い対決!!
エキサイティング!!

原付で現場へ急行するキャラ立ちまくったレジェンド神父ラッセルクロウの、悪魔祓いプロレスがアツい。
そしてこれ
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パラサイト(1998年製作の映画)

3.7

ロバートロドリゲスが『ボディスナッチャー』『遊星からの物体X』を作ったらこうなる!!

疑心暗鬼な重いサスペンスになりすぎず、クリーチャーモノのワクワク感や、学園モノの駆け抜ける青春感も忘れないから楽
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

ボーと共に戸惑い続ける完全予測不能な3時間。

母性と支配への痛烈な批判を、理不尽な人生への”おそれ”として昇華するのがアリ・アスターらしい。
アリ・アスターにしては明瞭なテーマと真面目な展開で取っ付
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

三宅唱監督の優しさと希望が詰まった傑作。
やはり凄い監督…。

監督お得意の神の視点で映すことで、彼らの世界や悩み=我々のモノでもあることを教えてくれる。
だからこそこの映画に我々は救われる。
背中を
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.0

衝撃。

加藤拓也監督は前作でもそうだが、長回しの多用による出来事のナマ感が尋常じゃなく巧い。
それでいて画作りが美しい。
ノーカットによる演技の魅力が全面に出る。
だからこそリアルなしんどさ120%
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.9

この令和にコッテコテの90年代B級雑CGモンスターパニックが観れて逆に嬉しい。

子供も含めて数え切れない程人が死ぬのに緊張感が一切ない…全編ゆる〜い雰囲気に包まれる相葉くん力。
子供主役にして尺90
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.8

アイドル映画とホラー映画が見事に融合してる。古き良きJホラーが観れた満足感。

清水崇監督のお家芸、家ホラーやセルフオマージュ満載で怖いだけでなく、人間の呪いによるジメっとした厭さに満ちてる。
脚本は
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

泣ける北野武映画。
死に直面し続けた刑事と妻との逃避行。

この映画だとリアルなバイオレンスも、辛く苦しい。
安易にセリフで語らない、画の美しさと武の笑みで表現する破滅と愛。
“ありがとう、ごめんね”
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

奇奇怪怪で美しいヴィジュアルと奇抜なカットで一気に惹き込まれる世界の奇妙な大冒険=人生。

街、食、哲学、仕事、性、権力…世界を知るほど素晴らしいモノではなく哀れなモノばかり見えてくる。
歪な世界観な
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

圧倒された。

こんな理想的人生は絶対ないし、現実は泥臭く地道で厳しい。
だからこそこの映画に夢を見る。
地味男が、ザ・オタクが大好きそうな敏腕プロデューサーの力で成り上がっていく人生を。

夢とアニ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

これは面白い題材。

サバイバル、歴史モノ、動物パニック、グルメ、雪山アクションのバディムービーで要素満載+魅力あるキャラ造形…素材の良さが引き立ちまくっている!!
原作微塵も知らないけど!!
多分、
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市子(2023年製作の映画)

4.5

“名前”は何のために付けられるのだろう?
権利をもらうため?
人で在るため?

だが全てを剥奪された人間は運命に流されることしかできないのか?…大きな爪痕を我々に残すミステリー群像劇。

杉咲花さんに
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.8

アニメーションでしか出来ない圧倒的表現力。

感情に乗せた楽曲と魂のジャズ演奏、彼らの息遣い、躍動、鼓動が全身にビンビン響く!!!
CGの粗さなど吹き飛ぶくらいJAZZに夢中になれるSo Blueな演
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.8

都市伝説映画化でお馴染み永江監督の新作!!

正統ホラーかと思いきや呪術バトル、クリーチャー、ファンタジー…なんでもアリのカオス具合が楽しすぎる。
これぞエンタメホラー。

本当に先が読めない86分で
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

変声期の子供とヤクザがカラオケに行くだけの話がここまで面白くなるか!!
尊すぎる。

街や声…失われていくモノに向き合うオトナと子供の青春を、聡実と狂児の魂が宿った『紅』が昇華していく。

『紅』で咽
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

『センターオブジアース』の如く陸での冒険活劇×海の生物達大活躍の海洋アドベンチャー…ジェームズ・ワンのエンタメ部分を超濃縮したノリノリ娯楽映画。

これだけ要素詰め込んでも渋滞しないワン監督のエンタメ
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.0

とてつもなく凄いアクション見せていただきました。
ソリッドシチュエーションなのに、途切れない緊迫感とバイオレンス剥き出しのシラットでアドレナリンが止まらない。
とにかく凄い!!
トンファー&ナイフ最高
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

展開や題材はありきたりだが…ブラックユーモア溢れたセリフ選びと、奇奇怪怪なミーガンのムーブで新鮮味さえ感じる見事さ。
美しくもあり不気味な”ミーガン”というキャラクター性の強さ。

間違いなく令和の殺
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