書き割り、全てが書き割り。
人間の不条理を前に嘆くのはもう良いから、その不条理そのものとその内側にあるものに真摯に向き合って欲しい。それが正義の味方のやる事だろう。
誰かが失踪する事が発端となる物語って良いよなあ…。
ある重大な要素が、実は終盤になるまで一つずっと隠されていて、それが出てきた時の興奮が凄い。
そこからの落とし所も凄くて、2010年代ぐらいにハリ>>続きを読む
びっくりしたー!!
起承転結の転に当たる部分を迎えたタイミングで残り10分強しか無かったのだもの。
ただ、この映画は起承転結が当てはまる様な、とても一般的な構造を持った映画では無いのだと思う。
地球>>続きを読む
「僕は完全に崩壊しました」って滅茶良いセリフだな…
元々過去作にもあったユーモア要素がマシマシになり、その反面一番の特徴であったバイオレンスが鳴りを潜めたパク・チャヌク監督最新作。
ただ、主役2人>>続きを読む
「ラ・ラ・ランド」より好きだと思う。
そうだ、ディミアン・チャゼルは元々ホラーの人だったっけ…
一瞬過去のカットが入る演出の最良の例を見た。どんなに落ちぶれても、輝いていた昔の事を忘れる事が出来なく>>続きを読む
いや、強烈…
純度の高い悪夢系映画だけど、時々息を呑むような美しい瞬間がある。どこかノスタルジックな劇伴も良いなあ。
(「JUNK HEAD」がよく引き合いに出されるけど、この妙な懐かしさはちょっ>>続きを読む
自分の世界観に多少なりとも影響を与えている(どんな世界観だ)ボディ・スナッチャーズ物だが、この1作目はまだ見れていなかったので、ようやく鑑賞。
フィリップ・カウフマン監督作のリメイクで衝撃を受けた数>>続きを読む
風が、霧が、溶岩が、オーロラが、雷が、登場人物たちの感情を最大限に彩る。
これが映画。これぞ映画。
笑えるシーンまであるなんてズルいぞ。
「それはアポロの日時計よ。アポロがキリストに取って代わられて、誰の日時計なのか、みんな分からなくなっているんだけれど」
なんとも言葉にし難い、独特な魅力のある映画。一般的な商業映画に比べると、恐らく>>続きを読む
1回目 2022.12.17
チョー金のかかった、瑞々しい青春映画。10代の仲間が集まってわちゃわちゃするあの感じ。まさかアバターでそんな光景を見ることになるとは思わず新鮮だった。
引っ越した先で>>続きを読む
新開誠のことが少し好きになった。真摯な作り手だと思う。次作が楽しみ。
大切な人をああ言う形で失うと言うことは、ある日突然「いってらっしゃい」、「行ってきます」を再び言う機会が永久に訪れなくなることで>>続きを読む
そうか。iPhoneが出てきたのはもう10年前で、ある種のノスタルジアを伴った題材として語られる様になるのだなぁ…。
一見、暗く緊張感に満ちているようでいて、温かみのある優しい始まり方と、「成長物語>>続きを読む
うわ、素敵な映画…
誤解を受ける表現になってしまうけど、クレヨンしんちゃん(原作)のファンタジックな回(実際にみさえが大人の意識があるまま赤ん坊になってしまい、しんのすけが世話をしようとする、という>>続きを読む
バーバリアンとして生まれてしまう者。
生きているうちにバーバリアンになってしまう者。
生きる為にバーバリアンにならざるを得なくなる者。
面白かった。
最高にアツい肩車…
純度高めの娯楽作だけど、実はちょっとプロパガンダ映画なのかもしれない。
クローネンバーグ久方ぶりのSFなのだが、まるで「イグジステンス」の次に作ったかのように、キャロル・スピアーの美術も、ハワード・ショアの音楽(なんとEDM調)も往年のクローネンバーグSFの感じがそのまま>>続きを読む
牧師が強烈。
ハーパーを通じて我々が不快に感じる、男たちの立ち振る舞いに、自分も同じ事をしていなかったか、と二重に居心地悪くなる感じが非常に独特な映画。
怖いというより生々しい。生々しくグロテスクな>>続きを読む
ナヴィの人達、凄ぇ英語話してた。同じ地球に住む俺ら日本人より英語流暢なんじゃないだろうか…?
(感想、そこ?)
3Dブームの発端となった映画だけあって、3D映像の質は恐ろしく高い。これまで経験した、>>続きを読む
もはや現生人類とは姿形の異なる、とある遠い人類の子孫の1人が、遠い遠い未来に、地球から遠く離れた星のどこかで、ある日の昼下がりに感じた時間の流れを追体験するような、不思議な感覚を覚えた。
出てくるの>>続きを読む
蜜柑と檸檬、あと真田広之。そしておまけに天然水。
一部の出演者・スタッフが共通していて、同じ小道具が使われるなど、結構密接に「ザ・ロストシティ」と関わりのある一作だった。
どっちも楽しい映画だけど、>>続きを読む
「目新しさもない、観客に深い傷跡を残すこともない、翌日には見たことを忘れてしまう普通な映画」という点で、この映画は名作だし、志の高い作品なんです。
「映画大好きポンポさん」、というよりは「映画大好きジーンくん」。
タイトルとは裏腹にポンポさんは映画と距離を置いているように思えるのが印象的だった。
プレゼン用映像にアレクサミニなんか使っちゃって…>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
容赦が無い。ジョーダン・ピール、容赦が無いなと思った。
バズる事ばかりに気を取られ、全く他者に敬意を払わないゴシップ・サイトTMZの記者(「こいつ、TMZの記者だ!」の所で爆笑)ならまだしも、その生>>続きを読む
米国の映画情報データベースIMDbではジャンルがコメディと並んで「ホラー」となっていて、途中まで見ていて「え?何で??」と思っていたのだけど、最後まで見ると「そういうことか…」となる。
モノローグと>>続きを読む
前半フニャフニャとしてるんだけど、後半につれみるみるうちに面白くなっていく。
確執や因縁が絡む、それなりに緊張感のある話なんだけど、休みの日の昼下がりの様なまったりとしたムードがあって、ちょっと癖に>>続きを読む
えっ、ひょっとして「魁!クロマティ高校」北斗のビジュアルの元ネタだったりする!?
三池崇史、大林宣彦モード!!
…とか冗談で思っていたら、本当に角川春樹製作総指揮の映画だった!三池監督による角川映画だったんですね(配給は東映)。
青春SF映画だけど、「超ひも理論」の件でヒモの男>>続きを読む
美術も編集もそして何より物語も「そんなことあるかいな…」なんだけど面白い。
「家族」というテーマについて話の軸が結構しっかりしているのも意外な感じでいい。