純喫茶でろり庵さんの映画レビュー・感想・評価

純喫茶でろり庵

純喫茶でろり庵

金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.2

とても綺麗なお話
主人公の2人が一般的に言われる美男、美女
ではないからこそ内面の美しさが感じられる。

主演のお二人の演技も画と合っており違和感無し。

ラスト付近、
隠し通路から夕陽と国を一望する
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不登校の中学生たちが鏡の向こうに繋がる不思議な城へと誘われ、なんでも願いの叶うカギを探すお話(一部例外あり)

シンプルで面白かった。
いわゆる本職じゃないキャストなんだけど、そこも気にならず。
ちゃ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

感動した。
マリオを好きな人が作っている
と随所で感じる素晴らしい作品だった。

ゲーム的な視点で楽しませたり、
ドンキーコングやマリオカートなど関連作品を違和感なく混ぜ込み、原作BGMのアレンジバー
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

少年の目から見た戦争映画

コメディタッチではあるが、戦争というテーマを描く以上、目を覆うような描写はある。

情報の統制を敷くことで何かを一方的な悪に仕立て上げることが出来るという事実は現代において
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

トンネルに入ってた時間の外での出来事とか、割と気になる部分はあるけど、メインの二人に話を集約した作りが面白かった。

トンネルの調査を介して近付くのも自然だったし、それぞれに何よりも大切な目的があった
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

すごく面白そうな作品だった。

秩父3部作+とらドラファン
という程度の岡田麿里さん知識で鑑賞。

オープニングのインパクトは非常に良かった。
とんでもない何かが始まる、今作のファンタジー感を感じさせ
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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

腐すつもりは無いですが、気を悪くされる方もいるかもしれないのでネタバレにしておきます。

よく言えば、古き良き
悪く言えば、古臭い
という印象。

前作はファンサービスと、本編がバランス良くまとまって
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

正統派冒険活劇
水不足の世界、王が水を管理しており、高額で民衆に販売することで贅の限りを尽くしていた。
人々と魔物のため、小さな町の保安官ラオ、悪魔の王子ベルゼブブとその従者が幻の泉を求め旅をする。
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

神木さんの純粋で、どこか陰鬱な雰囲気が役柄の魅力を最大限に引き出していた。
相手役の有村さんとのバランスも良く、マジでこの2人付き合ってたらいいのに
と思った。
飛行機事故の時点で2人が出会ってた〜
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.5

冒頭〜序盤は正直全く期待していなかったが、中々に悪くなかった。
良い歪み。
自己犠牲や献身の精神が大嫌いなので、主人公の身勝手で利己的な行動に安心する。
綺麗な話にはリアリティも人間味も無い。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

個性豊かな7人の妖怪ババアに目移り
きっとあなた好みの推しババアが見つかるはず。
男はツーブロック!ツーブロック以外は認めない!という方も大満足間違いなし!

溶ける(2015年製作の映画)

2.5

本の問題か、演技プランの問題かはわからんけど、男性の初登場シーン、地図らしきものを片手に
何か探してますよ〜
というあまりに状況説明臭い所作にびっくり。
その後のどう見ても手を伸ばして届く高さじゃねえ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

全編を通して、
理解できないものへの恐怖、不快感
を感じた。
何をしているのかわからない
何をさせられているのかわからない
何を嗅がされているかわからない
何を飲まされているのかわからない

直接的な
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あの群青の向こうへ(2019年製作の映画)

3.0

少年少女のロードムービーってだけでなんとなく見れちゃいますね。
幼さで理屈が吹っ飛んじゃうからかもしれない。
幼さと愚直さが眩しい。

Give and Go - ギブアンドゴー -(2008年製作の映画)

3.5

ケニー良いやつ
橋本愛さんがおいくつの時の作品かはわからないけど、美人ってかなり早い段階でお顔の形成完了してるんだなって思った。
美人ながらも少し攻撃的で排他的な印象も、役柄の持つ境遇とリンクしていて
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いつも月夜に米の飯(2017年製作の映画)

-

冒頭からカラオケ乱入のバカにホイホイついてって酒飲まされてヤラれかけてる時点で気持ち悪過ぎて見るのやめた
なのでスコア付けは控えます。

大阪少女(2020年製作の映画)

3.5

じゃりン子チエを連想する作品
前半のダーティーさを誇張する雰囲気に少々げんなりしたが、そのまま見進めると存外に面白い。
更生したやつよりずっと真面目に生きてるやつの方が偉い
という、こち亀両さんの言葉
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.5

夢の実現と恋愛が主軸
今いち共感できず感情移入できなかった。
もちろん作品が悪いとかそういうことではなく、どんな名作も万人受けとはいかないよなあ。
と感じた次第でした。

犬王(2021年製作の映画)

3.5

作品のクオリティを損ないがちのゲスト声優起用を逆手に取った作品
ライブの演出に終始しているのであんまり内容は気にしなくても楽しめる
作画次第では女性層に大ヒットしたかもしれない

左様なら(2018年製作の映画)

3.6

すごくリアルに感じた。
たぶん作中の彼女らと同年代なら、胃痛起こしそうなほどリアルなんじゃ無いかと感じた。

キャスティングがすごい。
各キャラクターの役どころと外見がとにかくマッチしている。
近寄り
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滲み(2023年製作の映画)

1.0

鬼才
って言われたいんだろうなあ。
と言う印象。
たぶん明確なメッセージというか線はあると思うんだけど全然伝わらなかった。

折り梅(2001年製作の映画)

3.5

介護者、要介護者、
どちらが悪いと言う話ではなく、両者の辛さと真摯に向き合った良作。
吉行和子さんのお芝居が素晴らしく、それ故に同状況が身近な方ほど辛く感じるだろうなあ。

観る年齢、状況で大きく感想
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海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

3.5

出会いが急だったり、海で出会った見知らぬおじさんと仲良くなるのも急だったりと、少々ご都合的な雰囲気はあるけど、主演のお二人がとてもよかった。
海で過ごす何気ないシーンも、どこか北野映画のような情緒を感
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

恐ろしく丁寧な作品。
言葉を極限まで削ぎ落とし、細かな表情や表現で「察する」ことに終始していた印象。
実に日本的な表現で、非常に好感を持った。

裏を返せば、シナリオ的にも演出的にも派手さは無く、文学
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

最序盤、ポンポさんのセリフ
泣かせ映画で感動させるより、おバカ映画で感動させる方がかっこいい
これを聞いて、観る価値のある作品だと確信した。

マーティンがジルベールに変わる瞬間、
ジルベールが雷雨の
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ももちゃんの父親は実在するということは、鹿島先生の忘れ形見ではない?
それならなおこは心を病んだ後に結婚して娘を授かった?
その状態ですんなり結婚できるものだろうか。別れた理由がそれなら、親権を譲るだ
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大日本人(2007年製作の映画)

1.5

そもそも常人がたどり着かない天才の発想に、更に一捻りを加えた結果、もはや手のつけようもない境地に達してしまった、という印象。
一本の映画がこんなに長く感じたことは無い。

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