人喰いうなぎさんの映画レビュー・感想・評価

人喰いうなぎ

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青春がいっぱい(1966年製作の映画)

4.2

昨日観た『ガールフレンド』もそうだったけど、大事なのは「サクセス」では無いのだという事がはっきりしている

演奏会で優勝するところを見せ場にしたいわけではなく、あのコスチュームをシスターが発注してそれ
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ガールフレンド(1978年製作の映画)

-

登場人物が揃った個展で終わるわけではない
1番重要な人物は個展には来ず、会いに行っても100%友情を肯定して終わるわけでもない
実に曖昧な表情で画を止めて終わっていく

徹底的にサクセスや大団円的なも
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天使の復讐(1981年製作の映画)

4.0

ドリラーキラーと裏表
ドリラーキラーのドリルってチンコだったんだな


犬も殺した方が良かった
共感なんていうしょうもないものは突き放して欲しい

大雷雨(1941年製作の映画)

4.4

以前ビッグトレイルを観た時は天国の門の円型グルグル戦闘ってまんまこれだったのかと驚いたんだけど、この映画も観ながらディアハンターの人間関係を思い出してしまった(まあこじつけだけど)

ただし死と隣り合
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放射能X(1954年製作の映画)

3.5

前半はモンスター映画の導入として完璧
モンスターの姿は見せずに砂漠を彷徨う失語症の少女を保護するところから始まり、被害の様子から謎を検証していく捜査(ちゃんと”博士”が出てくる)によって段々とモンスタ
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ペリカン文書(1993年製作の映画)

-

どこに刺客がいるかわからないので何度も人混みの中に主人公を放り込み、常に監視されているのでドカンと引きの画or望遠をいきなり入れる
基本的にはほぼこれだけで持たせる

爆弾を先に見せといてカメラが鍵と
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陰謀のセオリー(1997年製作の映画)

3.6

窓越しにジュリア・ロバーツをストーキングしていた狂人メル・ギブソンの日常は窓に写った虚像によって(2回も)ひっくり返り、陰謀が実在する世界はプールの水面越しの銃撃で決着が付けられる
ラスト馬と並走する
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

カトリックと堕胎もの

オーメンというよりローズマリーの赤ちゃんとかポゼッションみたいだなと思ったが、そういえばサムニールってダミアンだったわ

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

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真犯人も何も、蝶を踏み潰した時の過剰な粘膜と死体の頭の血の描写見てればわかるでしょ

タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)

5.0

病院を抜け出した2人が廃工場にたどり着くと、誰もいないだだっ広い工場の中を延々写しつづける
今の2人と観客に必要なのはこのゴミだらけのだだっ広い廃工場なのだ、廃工場を観せれば解ってくれるはずだというロ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

企画が発表された時点では、この監督はここ数作で初期映画志向を強めていたので核実験の映像に行き着くのは必然だろう、と思っていたのだが逆だった
音に画が付いている
切り返しは平気で繋がってないし、1カット
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安藤組外伝 人斬り舎弟(1974年製作の映画)

3.0

"本人"を企画に入れちゃだめだわ
映画本編もめんどくさい先輩の話だが、多分制作過程がそういう感じだろこれは
本来主人公であるはずの日向謙=花形敬が史実で安藤昇が実際に見ているだろうシーンと見ていないシ
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東京=ソウル=バンコック 実録麻薬地帯(1973年製作の映画)

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当時から日本って本当にロケが難しい国なんだな
東京編になった途端消化試合になる
ソウルとバンコクなら好き放題カーチェイスが撮れるという日本を出る喜び

車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)

4.0

画面構成がどうのこうの今更言わなくても凄いに決まってんですよ(鈴木則文言うところの「馬鹿の一つ覚え」)
カットが変わる度に1発カマしてくる
凄い!カッコいい!


それにしてもこの主人公は完全な狂人で
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

1.0

落ちてくるボールをぼんやりパンで追ったファーストカットから意味性しかないし、意味性を面白く見せる能もない

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