人喰いうなぎさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

1.5

折角面白くなりそうなものが撮れているのに編集のせいで台無し
冒頭から一定の間隔で入るジャンプカット編集のせいで、一つ一つの描写が印象に残らず流れてしまう
どうせここカット入るだろうな、というタイミング
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白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

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戦慄怪奇ワールドから赤い女シリーズが続いていた
扱っている主題も同じモードで作っていると思う


投稿ビデオ映像は白石晃士がメジャー進出前に撮っていたパラノーマルフェノミナンあたりのテクニカルさを思い
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映画が時代を写す時 侯孝賢とエドワード・ヤン(1993年製作の映画)

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これからそんな映画を作りたいですか?と問われて、
「スリラー、サスペンス、アクション」と答えるエドワードヤンと
「中華民族について考えたい。それは文章で表現できない」と答える侯孝賢、こういう言い方をす
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

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華はないけど間違えない、というハケンアニメの時と同じ視聴感
沈黙の艦隊を映画化しろと言われてここまで抑えて淡々と地味に作れる人間は中々いない
続きが出たら観ます

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

1.0

その場面で観客をどんな感情にさせるか一切考慮せずにノリで顔のヨリばっかりポンポン繋げて脚本の「物語を消化してます」みたいな編集して怖くなるわけないだろ
そもそもホラーじゃなくたってそんなの最悪なのによ
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

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相手高校にどう見てもレニングラードカウボーイズみたいな奴がいて、なんで戦車アニメにカウリスマキなんだと思ったが、そうかフィンランドか

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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2より良かった
変に欲張ってスケール大きくせずに『エンドオブホワイトハウス』の時ぐらいの温度で、やる事やっとけばいいかとキャラものに割り切っている



ただゴッドファーザーオマージュみたいなクロスカ
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明日は日本晴れ(1948年製作の映画)

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どうしても『有りがたうさん』『按摩と女』を思い出してしまうし、思い出すように作られているんだけど、戦後に作られたこちらでは戦前の映画のような奇跡的な多幸感は鳴りをひそめバスは故障して走れなくなり立ち往>>続きを読む

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

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ファスビンダーの苦手な部分を煮詰めたような映画

文章で言うところの文末の「......」で何かを語っているような表現って傲慢で苦手なんだ

よみがえるブルース/トゥー・レイト・ブルース(1961年製作の映画)

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カサヴェテスにも構図で表現しようとしてみた時期があったのか
しかし撮り方は違っても紛れもなく一貫してカサヴェテスはカサヴェテス
起きた事実より起きてしまった状況を延々描写する




近くに座っていた
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ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

3.2

グランツーリスモに無かった「その瞬間」がちゃんとある
初めて現実の車に乗ってドリフトする瞬間、周囲の人間を認めさせる瞬間、ライバルとの因縁が生まれる瞬間、前の車を追い抜く瞬間
一つ一つ積み重ねる描写に
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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とにかく「その瞬間」がない
初めて本物のレーシングカーを運転した瞬間、本物の路上がゲーム画面に見えた瞬間、ミラーが壊れた瞬間、前の車を抜いて順位を上げる瞬間
全部省略してしまう
映画によってはその省略
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愛の奇跡/ア・チャイルド・イズ・ウェイティング(1963年製作の映画)

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落ち着きなく目線がカメラのこっち側(≒スタッフ)に行ってしまう子供と父の目線の切り返しに全てをかける度胸

実際の製作の様子はわからないしカサヴェテス本人は気に入ってないのかもしれないけど、良い映画だ
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フリードキン・アンカット(2018年製作の映画)

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撮影のために偽札製造したとか言い出して笑いそうになった
あらゆる”その道のプロ“が知り合いにいるのが恐ろしすぎる

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

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クローネンバーグの語り口には興味があってもクローネンバーグの世界観にはさほど興味がない、というのがここ10年のクローネンバーグ映画の感想なので今回もあまり期待してなかったんだけど、まあそんな感じ

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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

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もう呪怨と同じのはやるまいとあの手この手で奮闘してきた清水崇に呪怨をまんまやらせたら怖いのが出来てウケもいいという残酷さ
お約束のように別の時間と接続される

人物が何かを見て反応した後しばらく切り返
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メッセンジャー・ボーイ(1986年製作の映画)

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冒頭の出てきた親父の後妻がやたら若くて美人なのでもしかしてそういう話かと思ったら、また別のやたら可愛い美人が出てきて凄えなロシア(ソ連)はとか思っていたら、兵隊との由緒正しきソビエトモンタージュでやる>>続きを読む

春に散る(2023年製作の映画)

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構成レベルでは観客を信じてスパスパ行くのが痛快なんだけど、カット単位ではヌルッと鈍重な編集がどうにも苦手だ
セリフを出来るだけ顔で言わせたいという意志を感じる



君が代の使い方で相変わらず瀬々監督
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

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久々に観たけど、やっぱりこの皮肉っぽさを明け透けにした感じがどうも苦手だ

多重露光は70年代アメリカ映画の証

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

1.0

上陸せずにグダグダしてるあたりでマジで腹立ってきた
お前ら全員死ね

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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只々凡庸な悪を全ての人間が持っているという、何一つ解決していない地獄のメロドラマ

結婚のすべて(1958年製作の映画)

3.7

おもしろ
喜八こういうのもっと作ってくれれば良かったのに

とにかくひたすら議論ばっかりしている恋愛(?)映画
ひたすら議論している話に対して「小難しく見えないようにもう少し自然に」とやるのではなく、
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天使の影(1976年製作の映画)

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こういう敗戦国の折れた自意識をチンコのデカさとか寝取られで比喩的に表現するのは日本映画に似てるなと思ったけど、そういうのは田中登とかの方が面白い映画にする