汽笛の音で目を覚ますさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ファンタズム IV(1998年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ティムってどうなったんですか?

すいません。この期に及んでそんなこと気にするなんて野暮ですよね。

というのは置いておくとして、今作は今まで以上にとっ散らかっていて、なおかつ地味な展開が多い。それも
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ファンタズム III(1993年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からなかなかの衝撃。前作は一体何だったのかというほどに、前作でヒロイン的立ち位置にいたエリザベスが殺されて、生首を晒されるという容赦のない展開に度肝を抜かれた。

後で調べたところによると、どうや
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ファンタズム II(1988年製作の映画)

3.2

あれ?なんか見やすくなってる?自分がこの世界に慣れただけかもしれないけど、心なしか1作目と比べると普通のB級ホラーになっている気がする。

ちなみに1作目から次作まで9年の月日が経っていることもあり、
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

言わずと知れた人気漫画『ゴールデンカムイ』の実写化。

どうなることやらと思っていたけど、いざ見てみたら映像はなかなかの気合いの入れよう。チープな映像はほぼ見当たらず、個人的には大きな違和感もなく、す
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映画 ギヴン 柊 mix(2024年製作の映画)

3.9

なかなかBLアニメを映画館でがっつり見ることがないので、少しドギマギしたけど、いざ上映が開始されればちゃんと引き込まれた。

とはいえ、TVアニメと映画の延長線上の内容だから、いきなりコレ見た人はサッ
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ファンタズム(1979年製作の映画)

3.4

ドン・コスカレリ監督の代表作であり、ファンタジーカルトホラー『ファンタズム』シリーズの1作目。コスカレリは監督だけでなく脚本や編集まで務めていて、これを撮ったのは25歳の時というのだから驚き。

全体
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最後はヤギではなくて、博士の脳みそを入れると思ってた人は挙手してくださーい。

はーい。ノ

とまあ、オチは結構意表を突かれました。あまつさえ、それを「進歩」と表現したあたり、人間賛歌のようなありきた
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

『バービー』の実写映画ってどんな感じになるんだろう?て思いつつ見たけど、結構メッセージ性のある作品だった。男女差別などの社会問題を皮肉たっぷりのコメディタッチでありながらも、わりとストレートに描いてい>>続きを読む

キャタピラー(2010年製作の映画)

3.1

戦争で両手両足を失い、耳も聞こえず、顔もただれた状態で帰ってきた夫の世話をする妻の話。次第に何かが壊れていくような、妻役を演じた寺島しのぶの演技には凄まじいものがあった。

いずれ見ておきたいと思って
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.7

豪華客船が無人島に漂着して、船内のヒエラルキーが逆転するという、ブラックな風刺コメディ映画。

見終わって最初に思ったのは「予告編、めっちゃ上手に作ったなー」ということ。予告編がめちゃくちゃ面白そうだ
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スウィート・ラビット(2012年製作の映画)

3.4

ある日突然、耳がウサギの耳みたいになってしまうというシュールな設定のショートフィルム。

"気にしてない"と"気にしない"は、似ているようでまったく違う。少し意外な展開だったけど、最後の着地点は好き。

アイロン・ハンズ(2017年製作の映画)

3.0

重量挙げの練習をする少女と清掃員のおじさんのショートフィルム。

スポーツに限らず、誰かとかつての自分を重ねて、その誰かを通してかつての自分を思い出して…、みたいなことって結構あったりする。

最後の
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9

『キングスマン』シリーズの3作目であり、過去2作の前日譚にあたる作品。独立諜報機関「キングスマン」誕生の秘話を描いている。

舞台は第一次世界大戦の時期で、ところどころ史実を織り交ぜて描いているから、
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.6

『キングスマン』シリーズの2作目。今作でもスパイものならではのアクションが満載で、それなりに楽しめました。

少し展開についていけなかったところはあるけど、アイディアのあるアクションシーンのパワーだけ
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

言わずと知れたアクション・スパイ映画『キングスマン』シリーズの1作目。

スパイものっていう知識しかない中で見たけど、言葉を選ばないで言えば、厨二病要素がてんこ盛りのエンタメ映画といった印象。

いや
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映画 ギヴン(2020年製作の映画)

4.1

ノイタミナ枠で放送してた、ロックバンドBL群青劇アニメの映画版。まずちゃんとアニメの続きになっていることを評価。

アニメと比べると、主軸となるキャラの年齢が上がったこともあり、ちょっと大人の雰囲気に
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人類と人工知能との戦争がテーマで、少々複雑な話なのかなと思ってたら、結構分かりやすいストレートなお話でした。

監督は『ローグ・ワン』のギャレス・エドワーズなんだけど、なんかその経験をめちゃくちゃ活か
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壁を乗り越えて(2012年製作の映画)

2.9

刑務所にいる恋人に会いに来た男のショートフィルム。

雰囲気はゆるいけど、わりと真っ直ぐなコメディ。いい意味で主人公含めもれなく登場人物のIQが低くて、ほどよいわちゃわちゃ感が楽しめました。

でも、
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ジンボ(2017年製作の映画)

2.2

タイトルのジンボは、主人公とその彼女が飼っている犬の名前。

犬ムービーと言えば犬ムービーなんだけど、犬好きであればあるほど主人公のことは嫌いになりそう。自分もレビューの皆様と同じように、例によって結
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

『ジョン・ウィック』シリーズの第4作目。今作も見たことない構図のアクションシーンの数々を楽しめた。アクション映画好きなら満足度は高いはず。

とはいえ、アクション映画好きじゃないと、3時間近い上映時間
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.1

理由は分からないけど、日本では劇場公開されることのなかった『DCEU』の17作目。

ひょんなことからスカラベに寄生され、スーパーパワーを手に入れることになった青年が主人公のスーパーヒーローもので、展
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.6

だいぶ過激なホームアローンとでも言うのか、やさぐれサンタクロースVS泥棒マフィアのバイオレンスクリスマスムービー。

いい子を守るためだけに、悪い子(泥棒ども)を倒しまくるパワー系アル中サンタクロース
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ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

3.7

ロンドンのトラファルガー広場に位置する世界有数の美術館である「ナショナル・ギャラリー」の魅力に迫ったドキュメンタリー。

流石に3時間は長かったものの、はじめで行った街ではまず最初に最寄りの美術館を調
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ジェニーとジョンの最後の週末(2023年製作の映画)

3.4

年頃の娘と父が過ごす、最後の週末を描いたショートフィルム。

父と娘の物語りで、バックグラウンドがほとんど語られないという点で、どことなく『aftersun』に似たコンセプトも感じる。

とはいえ、こ
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

4.3

泥棒とインターポールが手を組んで、人命のために飛行機の中の金塊を盗むという、設定含めめちゃくちゃ王道のアクションコメディ系クライム映画。

ぶっちゃけ展開の1つ1つにはかなり既視感があって、色んなお気
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.3

日本人なのに元ネタを知らなくて申し訳ないけど、永井豪原作のSFロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」からインスパイアされたイタリアのアクション映画。どうやら日本アニメが大好きなイタリアの監督が作った映画らしい。>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

この世の地獄とはこのことか。あらゆる最悪を煮詰めたかのような台湾の感染系ホラー・スプラッター映画。

そのウィルスに感染すると、思いつく限りの残虐非道な行為をする殺人鬼となる。この設定を思いつき、これ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.1

『アクアマン』の続編であり、「DCエクステンデッド・ユニバース」の最終作。

これでこのユニバースとはひとまずお別れということで、一抹の寂しさは覚えるものの、そんなことより次作以降のジェームズ・ガンの
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リンキング・ラブ(2017年製作の映画)

2.4

バブル時代にAKBがタイムスリップする話なのかな?と思って、『僕はビートルズ』のアイドル版みたいなのを期待したらちょっと違った。

AKBファンの女の子がバブル時代にタイムスリップして、若い頃の両親に
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Wonder ワンダー(2019年製作の映画)

3.0

アイアンマンよりワンダーウーマンのコスプレをしたい少年のハロウィンムービー。

自分らしく生きるということは簡単なようでとても難しい。それでも子供を抑えつけていい理由なんて本来はないよね。

少し劇中
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

DC作品は割と結構見ているけど、実はまだ見ていなかった『アクアマン』。近々続編を映画館で観る予定なので、予習がてら前作を鑑賞。

結果、想像よりもだいぶ王道なファンタジーだったけど、水中の表現やアクシ
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マスマティックな夕暮れ(2017年製作の映画)

4.5

ヨーロッパ企画のコントチックなショートフィルム。Filmarks上で勧めていただき、さっそく鑑賞。

いやはやなんだこれは。全然高校生に見えないヤンキー役の皆様は置いておくとして、ちょっとおもろすぎた
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

貴船の老舗旅館を舞台に、2分間のタイムループを繰り返す人たちを描いた群青劇。

今作も面白かった。86分という短さもちょうど良い。2分毎に強制的に戻される設定だからか、それこそ強制的にテンポアップする
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スター誕生(2017年製作の映画)

3.6

ある秘密を抱えるプリマ・バレリーナの座を目指す女性のショートフィルム。

まず撮り方や音楽の使い方がカッコよくて、バレエの世界がちゃんと魅力的に映ってるのが良かった。その上でストーリーやメッセージ性も
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隣のバンパイア(2015年製作の映画)

1.5

死体安置所にいる吸血鬼のもとに溺死した少女が運ばれてくるところから始まる韓国のショートフィルム。

うーん、ちょっとよく分からなかった。色々と整合性を持たせようと考えてみたものの、それでも全貌は掴みき
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燃えよ!プチドラゴン(2009年製作の映画)

2.8

箱の中のブルース・リーのフィギュアに意思が宿るという、ファンタジー色の強いショートフィルム。

フィギュアを使ったアクションのアイディアが面白くて、なによりブルース・リーへの愛が強く感じられる作品でし
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