ついに観た!“ジョーカー”
暗い絶望の淵を彷徨ったのちに解放されような血塗れのアーサーの笑いがこだまする。
アーサーがピエロのメイクアップしてTVのショーに臨むシーンは、”タクシードライバー"をち>>続きを読む
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドとは打って変わって深刻なブラピ。リブ・タイラーはチョイ役すぎる〜。
途中からホラー映画みたいな感じに。宇宙モノはホラーと多分に親和性がある。しかし、いろんな>>続きを読む
面白かった。最後のどんでん返しもお見事!
冒頭のシーンは『プライベートライアン』の冒頭を彷彿とさせる。赤く染まった水が甲板を覆って流れていくリアル。ラストシーンとこの冒頭のシーンがオーバーラップして胸>>続きを読む
面白かったけど、怖い映画だった。
記憶に新しい時代のことだけに生々しい。未だに終わりのない戦いと不安定な世界情勢は地続きでつながっているのだ。
ラムズフェルド、国防長官在任中は悪魔が人間の顔をしたらこ>>続きを読む
圧倒的な非対称性。ヒーローは登場しない。ワンカット72分間の長回し。サマーキャンプ参加者のカヤの目線で、つまりは銃を持たない無防備な丸腰の若者の側から撮られているのだ。犯人の姿は小さなシルエットのみ、>>続きを読む
ヤバイ‼︎イーストウッドがかっこよすぎて。日本じゃ免許証返さんとあかん年齢なのに、あんなかっこいい爺さんいないよ〜、過ちだらけの人生、老いや弱さをさらけ出してなおかっこいい!
アメリカの影の部分を随所>>続きを読む
私の中で、ウィゴ・モーテンセンはずっとアラゴルンのままだったので、冒頭登場別人のごとくヒュ〜ジ!なのにビックリ。でもすぐに違和感なくなりました。北欧系?のシュッとした感じから粗野なイタリア系になるには>>続きを読む
静謐な空気に包まれた映画。一般的な画角と違うのも雰囲気にマッチしていた。セリフを極力排除していることもありついつい画面に引き込まれてしまうけれど、ルーニー・マーラーが延々とパイを食べる長回しのシーンは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フレディ・マーキュリーについては、あんなに歯を強調せんでも…(明石家さんまのモノマネしてる原口あきまさじゃないんだから)という感想は多少ありますが、ラストのコンサートでの後ろ姿がまさにフレディそのもの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
巻き戻して伏線回収という構成自体はは、目新しいものではないが、脚本がよく出来ていて後半はお見事‼︎でした。お客さんたちの笑い声が響きわたり一体感あり。久しぶり映画館で見る醍醐味を味わった。
いろんなオ>>続きを読む
このシリーズは細かいことはなーんも考えずにただただ楽しんで観るには最適。もはや、敵の大義など何が何だかわからなくなってしまっても、目の前の仲間(もしくは若い女性警官)を助けるためには、世界を危機に晒し>>続きを読む
4人の生存者の証言シーンを挟んであるので、あの受難の時代を生き延びて今世紀まで生き残ったことをわかってはいるのだが、薄氷を踏むような日々の描写にはドキドキしてしまう。
終盤、ヘブライ語の祈りの言葉?で>>続きを読む
途中から伏線が見え見えだが、落ち着くところに落ち着いたそれらの回収も嫌味がないセンスの良さを感じた。それでいてただの粋な洗練されたおしゃれ映画ではなく、深みもあってニューヨークでないと成立しないのでは>>続きを読む
ほんとちょっとしか出番ないけどしっかり存在感ありの佐々木蔵之介とかも含め、キャスティングがいちいち豪華でそれぞれがハマっていた。
池井戸作品はこれでもかと言わんばかりの逆境からの怒涛の逆転カタルシスが>>続きを読む
冒頭から淡々と語る100歳を越えた人の皮膚に釘付けになった。政治的なことを深く考えない人であったから生き延びることができたというポムゼル。何も知らなかった?与えられた職務を誠実に果たしただけ、という言>>続きを読む
さすがウェス・アンダーソン!寓意がてんこ盛りで、消化しきれないほど。
そもそも犬たちが基本ポーカーフェイスなので、そこからすでにアンダーソンワールド炸裂!って感じです。
時々差し挟まれるクロサワリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭からかなりショッキング。でもってあのラストシーン。最後まで子役にお父ちゃん、お母ちゃんと言わせなかったりするところがいいなぁ。
安藤サクラの「楽しかったぁ〜、楽しませてもらったことに比べたらこんな>>続きを読む
容貌的には、目にかろうじてゲイリー・オールドマンの痕跡を残していたが、スクリーンに現れたのはまるで別の人物だった。
戦時内閣や議会で孤立無援、四面楚歌のチャーチル。かなり逡巡し揺れ動く彼の苦悩を見事に>>続きを読む
“報道が仕えるのは国民であり、統治者ではない”と言う言葉をどこかの国の新聞社に投げつけてやりたい。国民を欺く政府に正義はない。まさに今の日本で見るべき映画だ。
ラストシーンを見て、ちょっと笑ってしまっ>>続きを読む
まさに吉永小百合さんの映画。あの年齢で主演女優であり続けていることは凄いとしか言いようがない。
劇中の舞台のクオリティーが高いなぁって思っていたら、ケラさんだったのね。エンドロールで知った。
堺雅>>続きを読む
アカデミー賞の発表までに観ておきたかった作品。好き嫌いが分かれると思うけど私は好きです。
“彼”が結構早い段階で現れたけれど、So cute! 造形としてokay です。
映画館でなかったら、声を出し>>続きを読む
実話だという事以外何の予備知識もないまま見たのですが、エンドクレジットで役名と役者の名前が一緒?何で?と思っていたら何と!本人だったのね。レジオンドヌール勲章もらう時のポロシャツ姿もいかにもカッコいい>>続きを読む
ヒュー!ヒュー!ヒュー・ジャックマン‼︎
ザック・エフロンも久しぶり〜
あまり予備知識がなくて観たのだが、社会の中に多様性を認めようといういかにもハリウッド的なテーマにコミットしたような作品かと>>続きを読む
愛するものを理不尽な形で奪われた喪失の悲しさ。あの時なんで娘に車を貸してあげなかったのだろうと内側に向かっていくのでなく、怒りの矛先があくまでもどこまでも外側に向かっていく。行動する強烈な母親フランシ>>続きを読む
おそらくわが国の世界史の教科書では、一行にも満たない記述であろう第二次世界大戦のノルウェー侵攻。イギリスに亡命政権があったぐらいの知識しかなかったので、初めて知ることばかりで実に興味深かった。
>>続きを読む
久しぶりに観た、気合い入れなくてもリラックスして観られる映画。
なによりも気持ちの悪い大阪弁を聞かなくてもいいのが良かった。中井貴一は標準語に徹して、蔵之介はじめネイティブ関西人(四国も含めて)キャス>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今までに原作も読み、映像化された作品も散々見てきたので、今回はケネス・ブラナーのポアロってどんなん?という興味だけで臨む。髭に違和感。最初から前のめり気味にポアロがぐいぐい出てきて最後までポアロの映画>>続きを読む
顔のサイズを測ったり、写真を撮ったりするシーンが、とてもショッキングだった。ドイツでなくスウェーデンでもあったのか。教師が「脳が小さいから」と言ったのは、今にしてみれば明らかに疑似科学だ。20世紀初頭>>続きを読む
登場人物に誰一人として感情移入できないこのシリーズ。基本バイオレンスなシーンははとても苦手なので北野映画はほとんど観ないが今回はツレのお付き合いで観た。ただ最近はいい人俳優の人たちが思いっきり悪役を演>>続きを読む
予備知識がほとんどなく観た。最後の最後までトム・ハーディーが出てたの気づかなかった。「生きてさえ入れば充分」は欧米流?
「生きて虜囚の辱めを受けず」のメンタリティーとはかなり違う。
徹底して英国目線>>続きを読む
夏休み中は観たいな〜〜と思うものがものが全くかかってなかったシネコンで久しぶりに観た映画。もはや大河ドラマでは見られなくなった本格的な合戦シーンが見られると楽しみにしていたのでまあまあ満足。
ただ、尺>>続きを読む
観る予定だったものの上映時間に間に合わなかった為、近い時間のこの作品に飛び込んだ。予備知識なしで観たけど、とても良かった。生きることは戦いであり、その戦いに果敢に挑んだスティーブだが、持っているスペッ>>続きを読む
最初の方は一体どんなやつが出てくるんだろうと興味津々だった(割と古典的な形状だった)が、割とあっさりと彼らが現れてからはコミュニケーションを試みる過程が興味深かった。全く中だるみのない旨い展開はさすが>>続きを読む
ひたひたと静かに心にしみてくる作品。冒頭、ボストンで黙々と雪かき労働をする便利屋ケイシー・アフレック。なんとも絶妙なやさぐれ具合がいい!(この役、マット・デイモンがやってたらオスカー獲れてたかな?)>>続きを読む
予備知識ほとんど無しで観たけど、とても興味深い内容であった。複数のカメラ、編集の妙、一見ドキュメンタリー風、タクシーの車内という狭い空間で繰り広げられるイランに生きる人々の悲喜こもごも。イランは遠い中>>続きを読む
心が豊かな貧しい人、ダニエル・ブレイク。彼のようなよきサマリア人の誇りがどんどん踏みにじられていくのが何ともやりきれない。
心臓が悪くて働けないのに、あのような申請システムはデジタルスキルのない人は申>>続きを読む