Ktoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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人魚伝説(1984年製作の映画)

4.5

高校生の頃にリピートしていたニルバーナを久しぶりに爆音で聴いた時のような、シンプルで無骨でロックな感性に打ちのめされた感覚になった。

最近の映画群の巧みで計算し尽くされたストーリーテリングに慣れてし
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

なんだろう、この、心のふるさと感。
毎年観て、彼らに会いたいと思う。

深夜の告白(1944年製作の映画)

4.8

フィルムノワールのclassicであり、今観ても全く色褪せない面白さがある。レイモンドチャンドラーとビリーワイルダーの共作。

主となるファムファタールによる保険金殺人の流れと並行して、キーズとネフの
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呪詛(2022年製作の映画)

4.3

理知的で巧妙な構成のホラー

過去の名作ホラー作品群のギミックを「アジア+毒親」の舞台に漏れなく落とし込んでいる。

"優秀"な印象が強い作品だった

(とか言ってるけど、鑑賞中はめちゃめちゃ叫んだし
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どですかでん(1970年製作の映画)

3.3

黒澤明初のカラー作品。
ビビッドで表現主義的な色彩はアントニオーニの「赤い砂漠」を思い出した。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.3

ミレニアル世代が必ず観るべき映画といっても過言ではないかもしれない。

医学、心理学、書店の店員、カメラマンという変遷。
客観的に見れば「持てる者」である主人公だが、どこか満たされず延長されたモラトリ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

5.0

娯楽性と哲学性を非常に高い次元で両立させて、本当に凄い。
マトリックスが後年も記念碑的作品として語り継がれるように、この映画も語り継がれると思う。

スピノザの哲学が貫かれている。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3

【感想】
にわかながらPOPEYEやBrutasなどをつまみ読みしている自分としては、雑誌特有の「通底する世界観や温度感は同じだけど、数ページ毎に異なるテーマやコラムが載っている」感覚が心地よいと感じ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

【ひとこと説明】
高慢な性格の男が、同じ日を繰り返す超常現象に巻き込まれ、自分の性格・行いを直していく中で、叶わぬ恋を叶えていく話。

【感想】
2月2日に行われるグラウンドホックデー groundh
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

【ひとこと感想】
ドラマ性を大幅にそぎ落としており、全体的にはバランスを欠いているが、その分尖った映像表現を追求しているので満足度の高い映画体験になった。

ローコンテクストなエンタメ性と、ハイコンテ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

【ひとこと説明】
原題 Sorry, We Missed You
フランチャイズ化による現代の搾取的な労働構造に苦しめられる男が、私生活も上手く回らなくなり様々な不幸に見舞われる苦しい話。

【感想】
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