Donatelloさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Donatello

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サンブンノイチ(2013年製作の映画)

2.8

配役はなかなか面白いと思います。
若干、展開に強引さがあるけれど、後々考えると全体的に悪くない。
それは多分原作がイイんでしょうね。読んでないけど。

でも、台詞がいちいち妙にしっくりこない。台詞の後
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キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー(2013年製作の映画)

2.3

キアヌさん余程『マトリックス』のカンフーシーンが楽しかったのか、監督として初めて挑んだ作品がコレ。

カンフー映画で、物語よりも格闘シーンに重きを置いたのに、一番見どころの格闘シーンがそもそも駄目で、
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.8

戦前の、どちらかと言うと穏やかな時代からコアなストーリーが展開されて、しかも作品カテゴリーをなんと説明したものか一瞬悩むようなプロットは見事ですね。

兎に角主要な3人の女優さんが素晴らしい。

特に
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

北野武監督が『踊る〜』シリーズを評して「本当に様々な映画をパクって売れる要素にしてる」みたいな事を言ってましたが、それ言っちゃうと『スター・ウォーズ』なんかもそうなるんですが、なんて言うかある方面に特>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

4.1

敢えてモノクロームで描く家族もの、更に言えば親子ものなんですが、それ程抑揚もないのに魅せる映画だと思います。

素っ頓狂な親父さんではありますが、対する息子もどこか冷めてる感がするんですが、次第に少し
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ヒューマン・レース(2013年製作の映画)

3.3

リチャード・バックマンことスティーブン・キングの小説「死のロングウォーク」と「バトルランナー」を足して2で割ったような、所謂走る『バトル・ロワイヤル』みたいな話なんですけどもね。

しょーもない話なん
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.3

コレは本当によく出来た、老若男女問わず楽しめる映画ですね。

子供には純粋な物語として、大人にも「細かすぎてつたわらないモノマネ」タとして、十二分に楽しめました。

特に大人には全方位的にネタを網羅し
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.1

『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督だからと言って依怙贔屓はしません。
開始15分でおおよその、30分で確信を持ってオチが予想できる程、正直陳腐な脚本だと思います。
伏線は無駄に多いし、周りのキャスト
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.1

「ディズニーランドは好きだけど、どうもウォルト・ディズニーって人は子供に夢をって言いながら拝金主義者だったんじゃないかって思うんだよねぇ。まぁそんな人とメリー・ポピンズ作者のお涙頂戴物語だろどーせ」>>続きを読む

バトルフロント(2013年製作の映画)

3.5

元軍人或いは元警官という設定が抜群に似合うステイサムさんですが、今回もご多分に漏れず元麻薬潜入捜査官という事でそこの所は安心して観ていられます。

ただ至極勝手な話をさせて頂きますと、もう少しなんとい
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サラマンダー(2002年製作の映画)

3.3

この映画の1番の見所はですね、私の大好きな『スターウォーズ/帝国の逆襲』のあのクライマックスをですね、クリスチャン・ベール君とジェラルド・バトラーさんのご両名で演じる寸劇シーンです。

今ほど有名でな
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

3.8

まぁなにも考えずにゴチャゴチャした戦いを楽しむ映画ですからして、「これが世界で10億ドル稼いだ映画か」と感嘆しながら鑑賞するのが1番ですね。
最初から「ツッコまないぞツッコまないぞ」と念じていく姿勢が
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鉄くず拾いの物語(2013年製作の映画)

3.9

物語としての映画を観ているのにドキュメンタリーを観ているような、そんな気持ちにさせられました。

なにをやっても上手くいかないことなんてのは誰しもあることですが、「上手くいかない」=「死」という現実が
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.9

今までの生涯で最も愛したバンドをあげろと言われると即座に「R.E.M.」と答える僕ですが、めっちゃ好きなバンドから最も好きなバンドへと変化したのが「Losing My Religion」という曲からで>>続きを読む

世界が燃えつきる日(1977年製作の映画)

3.6

誰しも「トラウマ映画」いうのが1本くらいはあるものだと思うのですが、自分にとってのそれは、『ウエストワールド』であり、それと双璧をなすのがコレです。

この映画のせいで12歳くらいまでゴ○ブリを見たら
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キリングゲーム(2013年製作の映画)

3.3

ユーゴスラビア紛争を根底とする因縁、山奥での一騎打ちという事で、「惑星調査員」トミーさんとデル・トロさんの『ハンテッド』を彷彿とさせますが、あちらは老将フリードキン作品なので比べるのは酷ですね。
こっ
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トライアングル(2009年製作の映画)

3.8

ループものの中でも破綻しないようにかなりよく練られた作品だと思います。どちらかといえばマイナー作品なのに。優秀。超優秀。

1回転ではその意味を掴み切れないのですが、2回転目でようやく大筋が理解でき、
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パラサイト・バイティング 食人草(2008年製作の映画)

3.6

ホラーの中でも「ワッと驚かせない系」のジワジワくる作品を教えろと言われると自分としては『オープンウォーター』なんですが、それは観たって大概言われるんで時々ウッカリお勧めしそうになる筆頭がコレですね。>>続きを読む

もうひとりの息子(2012年製作の映画)

4.0

「子供のとりちがえ」による映画という事でどうしても『そして父になる』と比較してしまいそうになるけれど、『ハッピー・フィート』と『ファインディング・ニモ』を比較する程度に無駄だなと思いました。
どちらも
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最強ゾンビ・ハンター(2013年製作の映画)

1.9

これはまさしくマッドマックス+バイオハザード。
…を目指してうっかり失敗しちゃったんでしょうね。

まぁそもそもからしてコレB級映画なんですけども、B級にはB級の楽しみがあったりすると思うのですが、こ
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

4.0

邦題がちょっとアレなんで、僕が新たなタイトルを考えました。
「母がたずねて三千里」(ドヤッ

未婚で身籠ったもんだから家を勘当されて修道院に幽閉された挙句、折角産まれた子供を勝手に里子に出された母親
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.8

満を持して観に行った訳です。
薄ら笑いを浮かべながら。
それほど期待せずに。
周りカップルに囲まれて。

なかなか良かったね。

まず、自分のトコの名作を軽く毒牙にかけちゃったディズニーさんに敬意を表
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インフォーマーズ〜セックスと偽りの日々〜(2008年製作の映画)

1.5

見所はアンバー・ハード嬢の見事な裸体です!以上、現場からお伝えしました。
ってレビューを終わらせたくなるほどの作品でした。

もうね、豪華俳優陣無駄遣いとかそんなチャチなもんじゃねえというポルナレフ状
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.9

虚構と現実の境目を見事にやすりがけして観客に悟られないようにする手法が面白かったフランソワ・オゾン監督の『スイミング・プール』。
最近ではポール・ハギス監督も『サード・パーソン』で同じような事をしてい
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ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(2013年製作の映画)

2.9

久しぶりに心の中でツッコミしまくった映画を観ましたよ。

ただ、始まりとラスト10分くらいは素晴らしいです。
おお!そういうことだったかっ!とは思うレベルで予想していないトリックとエピローグになってま
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.3

原作を読んだことはないが、話は知っている「うたかたの日々」だったかの映画化なんですね、コレ。
20数年前にお付き合いしていたフランス文学・映画に傾倒している女性に、読んだ本が切なかったっていうのであら
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ディアトロフ・インシデント(2012年製作の映画)

3.3

実際にあった事件を骨組みとして、ホラーぽい肉付けをしてるところは嫌いじゃないです。
POV形式なのも、最近特にホラー系統では食傷気味になりかけですが、使いどころだとは思うので、この映画の場合はそれでも
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ダイバージェント(2013年製作の映画)

3.5

『エンダーのゲーム』は展開急ぎすぎと言われ、『ハンガー・ゲーム』はいきなり2作目の宣伝し過ぎと言われてしまう世の中において、なんとか文句を言われないように上手くまとめてみました!
けど、なんとなくしか
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エージェント・スティール(2013年製作の映画)

3.7

異母兄弟の裏切りによって刑務所に服役し、今はしがないスタントショーライダーとして生計を立てている、元・美術品窃盗専門の運び屋の男。
綺麗な奥さんと、何処か頼りないけど師匠想いの弟子と共に平穏な暮らしを
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悪魔の秘め事(2013年製作の映画)

1.9

レナ・オリン、ロザムンド・パイク、ジェニファー・ローレンスというなかなか面白い3人の組み合わせによる、母娘の愛憎劇ということで、予告はなかなか面白そうだったんですがね。

さしてトリックがあるわけでも
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エビデンス -第6地区-(2011年製作の映画)

3.6

パニック系POVということで、どうしてもB級臭は拭えませんが、なかなかどうして面白いです。

中盤までは比較的ダラダラ進んで「あーこういうやつねー」とか余裕ぶちかまして観てますけど、終盤「おいマジか」
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死霊館(2013年製作の映画)

4.0

「恐い映画を観た後はちょっとした物音すら気になって独りで寝れない」系の人が最も観てはいけない最右翼の映画ですねコレ。

監督がジェームズ・ワンなのに脚本がリー・ワネルでないし、『悪魔の棲む家』のモデル
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セブン(1995年製作の映画)

4.9

眠れない夜に毎回BGVとして流すうちの一本。
今更特に言及するような作品でもないし、好き嫌いはラストで別れるでしょうが、まぁ映像の観点から言えば絶大なる影響を及ぼした映画として今後も語られていくのでし
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スマイル、アゲイン(2012年製作の映画)

3.6

僕の中での「あまり普通の父親役を演じないけど、やったら意外にも似合う俳優」部門堂々の第一位ジェラルド・バトラーさん待望の戦わない普通のパパ映画です。
何かっていうと大体誰か殺したりする役多いですからね
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セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.4

物語の中にいくつか小噺が点在していて、それがそれぞれ面白い。
だけど全体が奔放過ぎて、ダダ漏れ。
トム・ウェイツとクリストファー・ウォーケンの過去回想なんかは大変良かったわけです。
特にトム・ウェイツ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.2

『ノア 約束の舟』を観に行った際、近くの席に座っていた映画よく観に行く系奥様風の女性2人が、上映後の開口一番「ウォールフラワーの二人が良かったわー」「そうそう!」なんつって言ってたもんだから、気になっ>>続きを読む