Ericさんの映画レビュー・感想・評価

Eric

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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.5

サスペンスではなく、コメディ仕立て。ファッションや言動のあらゆる箇所から、一昔前の時代の味わい深さを感じられる作品。
純粋に、優しい主人公とパワフルな彼女の演技が対照的で(しかし何となく似ていて)印象
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

死後の裁判を通じて主人公の人生を振り返る。コメディ調でありつつ、結構本気で泣かせにくる作品。最初の裁判から既にクライマックス。
ハリーポッターの組分け帽子のように、裁判の通過しやすさ(魂の高潔さ)を最
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

閉ざされた共同体の怖さを存分に再現したホラー。展開はややゆっくりだが、散りばめられた悪趣味がボディブローのように効いてくる。
白夜なので時間感覚が消え、いつまでも照りつける太陽にめまいがする感じも、祭
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.9

アニメから映画へと続くエヴァンゲリオンシリーズの最終話。前作は内容が全然分からず混乱したが、今作は何となく物語の方向性を掴めた、、気がする。
システマティックで複雑なエヴァ独特の画風は健在。アクション
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

短気だけど頼れるイタリア人のおっちゃんが、孤独な黒人ミュージシャンを乗せて60年代のアメリカ南部を巡る。とにかく主演2人の名演が光る、心温まる一作(と思ったが、一部では白人の自作自演との批判も)。
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

音楽や演出がとっても本格的で、十分な余韻(カタルシス)に浸れるというか、衝撃が身体の中を反響する。
題名からどんな作品かを想像できなかったが、インドのホテルで起きた実話を基に作られた作品。異国情緒を感
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バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル(2021年製作の映画)

3.4

有名大学の不正入学について述べたドキュメンタリー。入試や大学について色々考えさせられて面白かった。
まず何よりも驚いたのは、そもそも多額の寄付金を積めば、不正でも何でもなく「裏口入学」が可能だというこ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.6

オリンピック候補のスキー選手、法律資格持ち、かつ闇カジノ運営者という異色の経歴を持つモリーの、転落人生とも言えるその一部始終を描く。
明らかに道を踏み外しているのにあえて突き進むのは、優秀な兄弟たちへ
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.6

怖いもの見たさで見てしまう作品。案の定、嫌な予感Maxからの修羅場展開で大満足。とにかく心理戦が続くので、一刻も画面から目が離せない。ラストはなかなか感慨深い・・。
余談だが、場面設定・人物・ストーリ
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ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

3.3

古き良き、ドラマチックなSFアクション。未来予測系はシリアスな作品が多いので、本作のクセのない素直さが逆に新鮮。
頭を空っぽにして、何も考えずに過ごす週末のお供に。

何者(2016年製作の映画)

3.1

就活の皮を被った人間ドラマ。正直、就活はストーリーとあまり関係ない。
原作にとても忠実。陰気な主人公・友人との微妙な距離感・Twitterの覗き合い、全てがそのまま。ただ、最後の最後だけ若干違う。

ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.6

警官なのに法令遵守意識が皆無の主人公が悪者を追いかける、コメディ寄りの陽気な一作。とにかく主人公を演じるエディ・マーフィのスター性が光る。あとは、やたらポップな背景音楽がダサいのだけど、そのダサさが逆>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.5

ある日突然「us」が現れる。お茶濁しで怖がらせるのではなく、ちゃんと相手の正体をハッキリ描くのは『ゲット・アウト』に通じる潔さがあり好感。
ホラーと言いつつ、そこまで怖くない。むしろ「興味深い」という
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

完成度の高い王道ホラー作品。今世紀最恐と言われてビビっていたが、あまり怖くなかった。しかし、ホラーのツボを丁寧に押さえているのが印象的。
登場人物達の顔が怖さを引き立てているのがちょっとズルい(笑)

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

伝令を伝えるために、兵士2名が戦場を駆けぬける。長回しカメラが印象的で、とにかく映像がきれい。
大規模な描写は少ないが、個人視点で生々しく戦場を描く。

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

列車で人探しを依頼され、事件に巻き込まれる話。敵はあらゆる手で主人公に約束を守らせようとするが、そんなに手間をかけるくらいなら主人公を使わないやり方の方が良さそう(そして主人公を選んだ理由「通勤10年>>続きを読む

プロフェシー/恐怖の予言(1979年製作の映画)

3.4

サスペンス寄りのスピリチュアル系ホラー。渋くてナイスな主人公が、田舎町で証言される怪奇現象の真相を探る。
全体的に展開がゆっくりと進むが、最後の方で大きな動きがあり、見応えがある。

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.6

連続殺人の奇妙な共通点を探っていくサスペンス。シリアスな作品だが、サラッと超能力者が出てきてホイホイ活躍するのがポイント(「マジかよ!!」と突っ込みたくなる 笑)。
そして超能力者を演じるアンソニー・
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6

仲良し4人組の少年たちが怪しい隣人を詮索する。『ストレンジャー・シングス』(Netflixの人気ドラマ)と雰囲気が激似。
ストーリーは途中まで(少年たちの下品な会話を中心に)のんびり進むが、後半に急加
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.7

なぜか事故りまくるかわいそうな少年。9番目の「大事故」は何を意味するのか。ファンタジー色強めかと思いきや、スリラー寄りの作品。
賛否両論ありそうだが、個人的には簡潔にまとまった良作だと感じる。救いよう
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.1

人生を謳歌中の自由気ままなおじさんが、自分の人生について見つめ直す。登場人物たちのクセが強い(笑)
時々鋭い問題提起があり、人生についてハッと考えさせられる瞬間があるが、回答がイマイチなのであまり参考
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消されたヘッドライン(2009年製作の映画)

3.7

新聞記者として事件の真相に迫っていく王道サスペンス。派手さは無いが、スリリングな駆け引きが面白くてグイグイ引き込まれる。
アウトローで渋い主人公と天真爛漫な新人記者が印象的。

五つ星のクリスマス(2018年製作の映画)

3.2

最初はボケのテンションについて行けないが、だんだん楽しくなってくる。ちゃんと話で笑わせてくるタイプのコメディ。
最初の方のネタを後半で活用しているのが面白い。気楽に見れて、クリスマス気分もちょっぴり味
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.3

ジャッキーチェン主演の復讐劇。シリアス調だが、唐突なカンフーが実にシュール。笑
ストーリーは政治色が強くて複雑だが、意外と理解できる(ただ、動機がイマイチ分からない)。また、アイルランド訛りの英語がか
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.3

臨死体験を描いた作品。全体的にスピリチュアルでつかみどころが無いが、次の展開に興味をそそられる。友達どうしの結束が固くて良い。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ありそうで無かった"時間の巻き戻し"を映像化した作品。タイムトラベルと似ているが少し違う(過去に戻れるという点では一緒だが、時間と物理法則の向きが逆)。仕組みは簡単だが意外に理解するのが難しく、観てい>>続きを読む

OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

4.1

強迫症はこだわりの極端な(制御不能な)表れなので、何となく共感できる部分もある。
扱っているテーマは深刻だと思うが、スペインらしいカラッとした明るさで笑い飛ばせる一作。

ウソから始まる恋と仕事の成功術(2009年製作の映画)

3.5

正直者しかいない世界でウソを発明した男。ひたすらシュールだが、怖いもの見たさで見続けてしまう独特の魅力がある。そして想像以上に悪口のオンパレード(皆のメンタル強すぎ)。笑

アグネスと幸せのパズル(2018年製作の映画)

3.2

日々の繰り返しに飽きた専業主婦がパズルに没頭していく。特に大きな起伏があるわけではなく、淡々と物語が進む。パズルというより、夫婦生活のモヤモヤを実感する作品。

ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.6

トムクルーズ主演の秀才弁護士が、持ち前の頭脳を使ってピンチを乗り越える。
ゆっくり、着実に進む展開は安定感があり、ところどころ(人生や働き方について)考えさせられる。

ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.6

ジムキャリー調が炸裂する作品。アンテナ工事屋は一見地味な職業だが、ゴリ押しすると何にでも応用できると分かる。
息もつかぬ煽りの数々に視聴者は圧倒されるばかりだが、時折見せる悲しげな表情で途端にかわいそ
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.3

思ったほど超能力が出てこなくて肩透かし感があるが、気楽に見れる一本。主人公のラップが良かった。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

デジタルデバイスに繋がれた画面のみで映画を作るという斬新な作品。文字入力やマウスの動きだけでこんなに心情が伝わるものかと驚く。
肝心のストーリーも面白い。お父さんの執念は見事だし、登場人物たちの動機が
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

豪邸を遊歩しながら探偵気分で謎解きできるミステリー。虚実おり混ぜた証言の中から真実を推測するのは、頭脳パズルのようでとても楽しい。
ダニエル・グレイヴ演じる探偵がハマり役で、暗くなりがちな物語を軽快に
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ランボー(1982年製作の映画)

3.7

退役軍人の居場所の無さ、そしてどこにもぶつけようの無い憤怒をストレートに描いた作品。てっきり『コマンドー』のようなお手軽アクションかと思いきや、扱っているテーマが重いので、相応のシリアス調。とはいえ、>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.3

今まで見た事が無かったが、アクションが派手で、ストーリーが分かりやすくて、たまに小ボケが入って面白い、と三拍子揃った名作。
特に、空間を最大限生かした立体的なアクションと、警官同士の友情がとても良い。

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