郁哉サムさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

郁哉サム

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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

フジテレビが手掛けた最大規模にして最大豪華なキャストの東野圭吾作品である。

【ホテルの中で群像劇が渋滞気味だった】
半分以上の時間、新顔がホテルにやって来て事件が起きる。観てるこっちが変に頭を使うが
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.6

昔、DVDで観てまた観る。
秒速5センチメートルの同じく一方では、
という作品。画のタッチが同じだからどこか陸地続きの話に思える。

【新海節は完全に確立を成した作品】
空の景色や輪郭に水面のツヤ、水
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.8

昔、DVDで観てまた観る。

【学生時代に恋をしたなら分からなくもない】
明里が亡霊説が濃厚だが、
だとするならば貴樹はかなりヤバい泥沼に浸かった事だろう。ただ、小説として作った為か
何となく"純文学
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.8

数年前にDVDで一回観て、
動画配信にあったのでもう一回。

【マックスの最も悲惨な1日】
マックスという人間が分析力があり人との会話が巧くてなんでも適応出来てしまうが故に変な歯車にハマりにハマる物語
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

1.5

僕の中では既にオワコンでした(笑)
こいつオワコン(笑)→

【たかがピエロ】
テクノロジーが発達した今、ピエロなんかでビ
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.4

ジェームズ・キャメロンの携わる2以降の
正統な続編。

【今までの柵から終わった。…と思いきや】
正直、1+2をリニューアルしたような程度。
おそらく我々が過去作を過大評価し過ぎたのだ。
乗り物変え過
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仮面病棟(2020年製作の映画)

1.9

小説は小説、映画は映画。
友達と共に鑑賞。

【小説をそのまま映像にしただけ】
何のマネかはっきり言えば駄作。
記憶にも記録にも残らない何ともない作品。
テレビでやるレベル。

【カット割りと展開が早
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

ヘレディタリーに続く、アリ・アスター監督の今作は…

【ヘレディタリーは不気味、ミッドサマーは気持ち悪い(笑)】
始めに言っとくと脱出劇じゃない。
どうやらカルト的要素の世界観を魅せるのが監督の売りな
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.8

三池は嫌い。でもこの作品は面白い(笑)
少し前に観ました。

【三池作品の最高得点】
おそらく三池作品の中でも一番、
『思想・哲学』が加わっている作品な気がする。
そりゃ原作が小説ですから(笑)

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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

何度も観ているが、毎回考えさせられる。

【本当の日本人てこんな感じ】
今のドラマや映画じゃ無理だろう。
HANA-BIにおける会話の少なさとシンプルさは日本人に"悟らせ"てくれる。
この"悟り"が大
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ドッグマン(2018年製作の映画)

4.2

本当は映画館で観たかった。
【タイトルから意外と直球勝負】
シンプルに"犬と人間"の関係。
犬がこの映画のアイコンであり、
この物語のキーになる存在である。

【イタリア版のび太とジャイアン】
他の方
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カット/オフ(2018年製作の映画)

4.4

【思わぬ伏兵、現る!】
何かのオススメで何気なく見始めた。
結果、
「何これ⁉︎めっちゃ面白いじゃん!」

【ドイツ映画とは思えぬ撮影の巧さ】
シーン、カメラアングル、カットのテンポ、
かなり巧い。
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アス(2019年製作の映画)

4.2

【新世代のホラー監督、ジョーダン・ピール】
ゲットアウトに続き、新しい怖さを思い知らせるジョーダン・ピールがその地位を確立した。

【今の時代に負けない不気味さとホラー】
ドッペルゲンガー"的なモノ"
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.2

もの凄くリアリティのあるSF。

どっちって言われたら…
バッドエンドなんでしょうね、、、
なんてったって監督・脚本が
SAWシリーズのリー・ワネル氏だから(笑)
知ってか知らずかMr.都市伝説・関さ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.9

ジュマンジはロビンウィリアムズの作品しか認めない!って思ってました。

テレビ放送があったので拝借。
これが意外と面白い。
前作の続き?所謂ビヨンド的な感じなんですね。
前作の美味しい所を出汁にして今
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

パルムドール受賞から約1年も待たされた(笑)

やっぱり凄かったですね。

細かく言うと2部制。
前半だけなら日本の腕のある監督でも
作れそうなお話。
しかし後半が全くの別物と言って良い程、
エンター
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ピンポン THE ANIMATION(2014年製作の映画)

4.9

実写のピンポンが好きで、
配信でアニメをやってるのを知り何となく観てやろうと観始めたつもりが
ドツボに嵌るくらいに最高だった!!

オープニング曲のガチャガチャした汗臭さが卓球というスポーツ/部活に見
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ループモノの最新代表作…なのか?

主人公が、クラブ好きの不良娘というのが新しいです。
ただジャンルが今一はっきりしない。
ループはSFだけどミステリーなのかホラーなのか、そんなに怖くないし
非現実的
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

アベンジャーズもそうだけど、
"第一世代の終焉"が今作のテーマだから
頭の中の想像を超えるという事はあまりなかった。

ただディズニーの脚本能力と
歴代ずっと音楽を担当してるジョン・ウィリアムスのおか
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.3

ンバパパーーン♪、ンバパパーーン♪…
で有名なイントロ(笑)
最初はその印象でしかありませんでした。

だからいっぺんちゃんと観てみようか!
と思ったら超どハマりしました。


昨今の暴力系邦画だった
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.7

これはパク・チャヌクのメテオストライクでしょ!!笑

みたいな感じです(笑)
Filmarksというアプリが出来て、昨今の記憶・もしくは最近観たヤツらで低評価してる人を見掛けるけども、、、

「これ2
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.8

ノルウェーで起きたテロ事件をリアルに
描いた作品。
映画は世界の多くの人に知ってもらう為の
ツールにもなりうる。
序盤からのワンカット長回しがよりリアルでライブ感が伝わってくるし、体を伏せたり、テント
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Uターン(1997年製作の映画)

4.2

脚本がとてつもなく面白い。
色んな意味でUターン出来ない仕掛けが張り巡らされている。

モノの見事にイヤ〜な歯車が噛み合って回っているんだけど、それが観てて楽しめてしまう。

どのキャスティングもハマ
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.8

もう何度も観てます。
これ以上にいつ観ても飽きない作品は無いと思ってます。

歳を取って観ても新しい発見があったり、
当時日本の映画でエレクトロな曲を起用するのはかなり斬新だったと思います。
それから
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.3

シリアス系のアジア映画としてはかなりトップクラスの作品。

トニー・レオンとアンディ・ラウの二大スターが良く反映されている。
特にトニーレオンは正直、潜入捜査官だがヤンとして汚らしいマフィア役をやって
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

絶対さぁ、、みんな…JOKER好きでしょ?
(笑)
ランキングや興行収入を見て分かるように
それが包み隠さず表に出ましたね。

今の時代に刺さり過ぎてるくらいに刺激を受ける作品でした。
最後の拳銃の時
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.6

昨今の傾向から、これぞ映画だ!!
と思わせてくれる作品。

映画=芸術←表現←思想・哲学
この構造がしっかり出来上がっているから観終わってから考えさせられる作品に思えた。

アダム・ドライバーが出てる
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

凄く良かった。
ちゃんと分解するならば、ヒューマンあり恋愛あり、サスペンスあり、アクションあり…なんだけど映画の主人公である鍋岡和彦の憂鬱な雰囲気がそれを一纏めにしている感じ。
アングルやシーンも面白
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

シャロンテイト事件を元にした作品なんだけど、本作を観ていると映画好きで一流の業界人として映画に携わっているタランティーノ監督なりの⦅救済⦆作品に思えました。

ブラピ氏もレオ様も特にファンという訳では
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.7

友人に薦められて観た作品。

日本や日本の名監督、黒澤明監督や宮崎駿監督に対する敬愛を感じます。
そして犬が好きな事も観てて受け取れます。

ウエス監督は役者を駒として捉えて動きの無駄を削ぎ落とした撮
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.7

昔、DVDで一回観てまた最近もDVDで観ました。

「ただお金は手にしたけどその代償は大きかった。」
ザッカーバーグ氏の実話をドラマティックに作った作品ですね。という以外特に言う事は無いですね(笑)
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

テレビのワノ国編といい今作といい画のタッチを筆調に変えましたよね。
そこも含めて、日本のいち国として色々考えさせられる作品でした。

分かりやすい所だと、
バレットの金髪という外国人感、ダグラス・バレ
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.1

昔のサスペリアと確実に差別化を図って
ルカ・グァダニーノ調に作られた一本。

テクノロジーや科学で色んな正体が明らかになっている中で、呪術や魔女というモノを題材にしながらも女性を軸に置いて成立させてい
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天気の子(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

テーマは『ライ麦畑でつかまえて』。

そして今回はいつもの新海調というよりも世の中に伝えたいメッセージ性の含まれた作品に思えました。

しかし相変わらず画が綺麗。
色彩感覚の細かい配慮は世界でもトップ
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.3

前にアベマTVの裏アメトーーク!でさらば青春の光の森田さんが熱く語ってるのを観て興味が湧き、観てみました。

男って永遠にバカだよなぁ。
と痛感する一本でした。

ハマジムの人間は中々ヤバい人揃いで(
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