郁哉サムさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

郁哉サム

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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

不朽の名作。
そして日本のお笑い史にも多大なる影響を与えた作品。

日本を代表するコメディアン志村けんさんは昔のバカ殿で山小屋のシーンをほぼ丸パクリされています。
つまり志村けんさんがどれだけチャップ
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

サイレントからトーキーに切り替えた
記念すべき作品。
チャップリン作品の中で一番好きです。

当時の工業の発展という時代背景を如実に表現しつつストーリーはそこから可能な限り未来への発展の仕方を考えて作
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.7

自分の数少ない泣いてしまう作品の一つ。

話は少し複雑だけれどちゃんと起承転結に則って進んでいる。
1作目も観てトイストーリーの世界観を知っているからこその高評価だとは思うけれども、2ではジェシーの登
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

トイストーリー4=ウッディの物語。
4で完結ですね。

哀しき哉、これが現実。

個人的にはディズニー映画で一番好きな作品なので感情移入してしまうんですが、
世の中に於いてずっと変わらないモノなんてど
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娼年(2018年製作の映画)

4.4

ストーリーに大きな展開や衝撃とかは無いが、
この娼年という生き方に感銘を受けるというか共感をします。
石田衣良さんの原作なだけあってどこか小説っぽさが残る作品に感じました。

そして個人的には松坂桃李
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

うーん…。。。
感情に流されれば良作と思えるのかもしれないが、自分の性質上一個一個分解して考えてしまうのと、
もうそれぞれの問題に対して自分の中で答えは出ているので
「だから?」としか言えない作品だっ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

感想は「そっちかーーい!!」
でした(笑)

映像の軸がアスガーの言動と電話の会話だけなので
飛び交う会話が色んな意味で凄い!
ストーリーの展開具合を会話で小出し小出しで進めているその微調整加減がバツ
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オルゴール(1989年製作の映画)

4.7

『とんぼ』のパラレルワールドのような作品。
最初のトンネルを抜けるシーンから黒土監督の世界観には当時子供の自分でも魅入られて、今でも充分楽しめる作品です。

とはいえ、ストーリーは非常に心が痛い。
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

IMAX3Dで観させて頂きました!
映画とアニメ、ゲームが見事に融合出来ていた一本。

この時代に観ておくべきだなと思いました。
色んな著作権やら何やらの難しさを越えて作ってくれた事に敬意を払いたいで
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

エンドゲームを観る為の助走として観ました。


・宇宙時代
・人口統制
・地球滅亡説
今の時代を象徴するかのような内容で映画ですが少し危機感を覚えた作品でした。

あのムラサキケツアゴ(サノス)の指パ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

前作『バケモノの子』を観てから期待して観てみると痛い目に会う作品(笑)

伝えたい事がある作品というよりかは、
細田監督自身に子供が出来た自分の体感を映画化したような感じ。

言ってしまえば"家族ある
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

おじいちゃんの楽しんでるドライブと危険な物を運ぶそのギャップが見事。
イーストウッド監督の挑戦的な映画への意識に脱帽です。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

アベンジャーズ自体も一通り観て、
単体のヒーローモノも大体観てます!
感動というか泣きそうになりますね(笑)
アメリカのデカさとヒーローモノの魅力を大人になって改めて痛感したような作品。

ファースト
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きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.6

『夜明け告げる…』は水と音楽。
『夜は短し、…』は文学的。

それを混ぜ合わせたような純愛の波乗りストーリー。
細かい所まで水に拘り拘り抜いた作品に思えました。
恋愛モノなので評価し難い部分はあるんで
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

4.7

クレヨンしんちゃん映画の中では2番目に好きな作品。

【監督の映画好きが伝わる作品】

映画の世界に入っちゃう、西部劇、最後の終わらせ方やちょっぴり入れた恋愛の要素。色んな名作のオマージュと思わせるモ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.9

クレヨンしんちゃん映画で僕は1番だと思ってます。
原恵一さんの脚本もさる事ながら、しんちゃんの成長っぷりと反して大人達の懐かしさに戻る相対性が抜群。
"匂い"という着眼点に脱帽。
ヒロシは普段アニメで
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

4.4

ジャリ版ですが、子供向けのアニメ映画としての王道さがしんちゃんの世界観と上手くハマっているので好きです。
この辺りからしんちゃんの顔の形や矢島さんのキャラ作り、画のタッチは今に続いてますよね。

雛形
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.8

ストーリーといい、ラストシーンのカメラ目線までガッツリ見てしまった作品。
展開にも目を離せず最後まで衝撃を受けっぱなしだった。
ポン・ジュノ監督の作品はどれも強い!

ストーリーは悔しいと思う部分があ
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PK(2014年製作の映画)

4.7

神様を探す。
純粋で素直なPKに思わず泣いてしまいました。

インドという宗教が浸透し切ったこの国で
神という存在を今一度問うその姿と、
パキスタンとの国際的な問題も取り入れた上でこの映画を提示する事
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

クリストファー・ノーラン作品は全てに於いて重厚感が半端なく、それでいて僕はIMAXで体感したのもあって戦場での臨場感がとてつもなく感じた。
アメリカの第二次世界大戦もそうだが、一人の少年にフォーカスす
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ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

4.9

シリーズの2と言う事もあって前作より展開のスピードが早い。
というよりそもそもビバリーヒルズ・コップが持っているスピード感が自分は好きなのかもしれない。
そして今作の2のスピードが自分には凄く丁度良く
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48時間(1982年製作の映画)

4.5

ウエスタンバーでのエディの演技で確立させましたよね。
ニック・ノルティが次第にイライラが溜まって最後にああなっちゃうのが観てて納得行く程にコンビは噛み合ってないのに噛み合ったストーリーは脱帽です。
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

4.8

僕のバイブル映画です。

エディの出世作として有名ですが、実は最初に製作側はシルベスター・スタローンにオファーを掛けていたのをご存知ですか??
しかし彼は納得がいかず自分流に脚本を作り直したのが『コブ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.7

ゴダール作品を理解するのはかなり頭を使う印象があります。
ただ感性的に思ったのはゴダール作品は"動く絵"の様に構図と色の使い方が秀逸な事は間違いない。
そこに歴史的な物や社会的な物をゴダール調に織り交
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.2

もののけ姫や千と千尋の本気度に比べると風立ちぬはサラッとしてる。
そのサラッと感で身を引く所がカッコいいですよね。
日本人にとって、映画人にとっても知っておくべき材料として堀越二郎さんを選んだ所がシブ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

全てが"画面"で進行していく作品はおそらく初かと…。
最後の最後まで分からない!
スリルあって面白かったですよ。
ただ最後は大方の予想が付きそうでちょっとダレたかな…。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

ホラーの常識を覆した最高傑作ホラー!!
…って聞いてたけど怖さはそうでもない。
怖さは5点満点中3〜3.5点くらい⌓̈⃝

それよりは不気味さと気持ち悪さが際立ってました。
最後の首キュッキュのシーン
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

MARVEL作品なのでパターン化されてますけど、それでもヴェノムが少し可愛らしいなと思って見入ってしまいます(笑)
トビー・マグワイア版のスパイダーマン3だと凄く悪そうなイメージだったのが少し変わりま
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.8

テレビでやる度に何回も観てしまう。
当時の最先端技術の更に先を行っていたという意味でもかなり凄い作品な気がします。
マモーがモデルでウッチャンのマモーミモーが出来たんですよね?確か。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.5

特に響かなかったです(笑)
映画だからかもしれないですね。
初恋の感覚は人それぞれだし、男が男に惹かれる感覚もまた違う気がしたので単純に同感出来なかったという事で…。
ただこの監督のサスペリアは興味あ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

途中からまさかの展開というか…
それでもみんなで寄り添う姿に「家族」の在り方を問われる一本。

『誰も知らない』を彷彿とさせます。
さすがのパルムドールです!
あと希林さんの遺作なので映画館で観れて良
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

水と油かそれ以上の関係だったのが、お互いの価値観を認めて次第にクロスチェンジしていくような関係が凄く良くて。

最後にトニーがクリスマスの時期に暖かい家庭に戻れた所を観て…
「ん、この感覚どこかで見覚
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.3

アカデミー賞を総ナメにした作品。
それだけ話は面白かったし、レクター博士は魅了された気がします。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

2回観ました。
それでも飽きなかった。
観る度にその顔を変えて観てる人を魅了するその面白さ!

最初に思った違和感は必然だった(笑)
バレないように散りばめた伏線を回収する様はまるで2時間の長い漫才を
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