びさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

悪魔を見た(2010年製作の映画)

5.0

見た直後は消化し切れず(というよりあまりの胸糞さに放心して記憶から消していた)が、時間が経つにつれ、もしかしたらとんでもない傑作だったのではないかと思えてきた。まだまだ消化し切れてないが傑作。
役者を
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.3

エスターの前日譚らしい。キチガイがキチガイを食らう変化球映画で、めちゃくちゃ面白かった。ホラーというよりも、ダークヒーロー寄りかと。イザベルファーマン、フィジカルのハンデを物ともしない豪快な戦いぶりに>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

正座して観ました。主人公が義母と父親のキスを階段上から覗き見るシーン最高。増村保造『積木の箱』で、少年が家族のセックスを目撃してしまうシーンに近いグロテスクさを感じてめちゃくちゃ食らってしまった。宮崎>>続きを読む

GONIN(1995年製作の映画)

2.1

演技がクサすぎるモッくん、『TOKYO EYES』の武田真治といい90年代後半は特にこういう狙った厨二病臭さが顕著に見られるけど、あんまし好みじゃないんだよな。石井隆節が前に出過ぎていて、濃厚超えてし>>続きを読む

大学の若大将(1961年製作の映画)

3.5

若大将の住んでる世界が自分とはあまりにも別世界すぎてアホヅラこいて見てしまった。加山雄三以上に田中邦衛の暴れっぷりが凄い。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

「濃度を少し上げてどのような効果があるか研究しよう」って言動がもう既に酔いが回ってる時のそれでめちゃくちゃ笑ってしまった。皆さんも酒に飲まれないように気をつけましょう(自戒)

インスマスを覆う影(1992年製作の映画)

3.6

ラストの佐野史郎の写真がおどろおどろしくて最高。U-NEXTそろそろ配信終了するらしいんで、気になる人は見てね。

夜行性情欲魔(1970年製作の映画)

3.9

本気メツガーすぎる。家族全員でブルーフィルムを鑑賞する冒頭から勝手に近親相姦モノ?いやいや時系列シャッフル×洋ピンという異色の組み合わせ。序盤はかなりこんがらがってしまったが、後半になるにつれ映画内映>>続きを読む

ランナウェイ・カー(1996年製作の映画)

3.7

男2女1と赤ん坊が乗った車のブレーキが効かなくなり…という話。再現ドラマをちょっぴりリッチにしたTV映画くらいの印象だったが、指揮官や政治家が保身に走れば走るほど、現場の黒人警官一点に皺寄せがいくのが>>続きを読む

暖流(1957年製作の映画)

3.8

Twitterでプチバズってたので積DVD消化ついでに見た。構図が冴えまくっててたしかに凄いけど増村作品と思うと及第点か。病院内でのアレコレかと思いきや、左幸子のドメンヘラ展開はやっぱり増村だった。初>>続きを読む

昼下りの女 挑発!!(1979年製作の映画)

3.3

「いるのよねえ…歯を削られると感じる人って」下着を履いてチョメったことを示唆させる演出はよくあれど、女が口紅を塗るという行為には事後の生々しさが表れていて良かった。この近年のドラマにないものが詰まって>>続きを読む

兄に愛されすぎて困ってます(2017年製作の映画)

3.9

全ての登場人物が距離感バグってるのが漫画的演出で好印象。土屋太鳳と片寄涼太が兄妹同士でソープランドごっこしてるの良かった。ただ、実写ラブコメ最高傑作は『君に届け』と『ヒロイン失格』だと思っております。

超能力者 未知への旅人(1994年製作の映画)

3.5

【この手から出ている気を画面を通じて感じ取れる人がいると思います】はい。ばっちり受けとりました。出演者無駄に良すぎる。晩年のフランキー堺が神妙な面持ちでタカツカヒカルのこと話してるのジワった。ラストは>>続きを読む

マリアの胃袋(1990年製作の映画)

3.1

変な映画だった。生前拒食気味だった女が死んでからリミッター外れて…みたいなのは皮肉めいてる。あの人体破裂はゴーストハンターズっぽい。モラトリアムの延長みたいなリゾート生活。時代とはいえこんな人生を送っ>>続きを読む