Utaromuranoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

原作付きの共同脚本ではあるものの今泉力哉作品らしい会話劇の面白さと雰囲気があって楽しめた。ミステリー的な展開や過去の事件の回想シーンのホラー的な演出等と普段の作風とは違った一面が見られて面白い。リリー>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

4.0

やっぱり韓国のスパイアクションは面白い。イ・ジョンジェの演出も初監督ながら見事。

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.0

ラストのハリケーンの中のアクションシーンが良い。ロバート・マッコールの手際の良さは惚れ惚れする。デイブ役のペドロ・パスカルの演技も良かった。

イコライザー(2014年製作の映画)

5.0

ロバート・マッコールのキャラクター、演じるデンゼル・ワシントンの演技が素晴らしい。ラストのホームセンターでのアクションシーン最高。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

5.0

16mmフィルムの少し粗い質感が思春期の二人の心情を表現するのにぴったりで良かった。クロエ役のサラ・モンプチが魅力的。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

5.0

大笑いしながら何も考えずに楽しめる傑作。尺が95分というのも良い。80年代のB級アニマルパニックムービーとブラックコメディを上手く融合させた作風が最高。抱腹絶倒のドラッグネタのギャグも満載で面白い。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

めっちゃエモい傑作。ノスタルジックなホームビデオ映像も良いが普通のシーンの絵作りや映像美も魅力的。父役のポール・メスカルの演技も素晴らしい。アンダープレッシャーで踊るシーンが凄く良い。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

5.0

このところあまり名前を聞かなくなっていたニール・ブロンカンプだが本作はかなりアツい傑作で安心した。実話が基になっているのは驚き。レースシーンは迫力あるし、デヴィッド・ハーバーの演技も良いし見応えある作>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

5.0

幻想的な映像美とアナ・トレントの魅力に引き込まれる。アナがフランケンシュタインの怪物と遭遇する場面が良い。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

観る前は流石に169分は長過ぎだと思ったが観てみたらこれまで以上にスタイリッシュで洗練されたアクションシーンの連続で大満足だった。大阪コンチネンタルでのアクションシーンとクライマックスのパリでのアクシ>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

5時間の会話劇をここまで面白い映画に仕上げる濱口竜介の手腕に脱帽。カメラワークや絵作りにセンスを感じる。神戸のロケーションも良い。

続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

4.0

ヤコペッティの皮肉のきいたナレーションが相変わらず面白い。前作よりヤラセ感が強いがモンド映画的ないかがわしさは嫌いになれない魅力がある。

リアリズムの宿(2003年製作の映画)

5.0

ジャームッシュ的なオフビートなノリのロードムービーって感じで楽しめた。シュールでクスッと笑えるとこも良い。ロケーションや絵作りも素晴らしい。そして何より尾野真千子が最高。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

5.0

やっぱりこのシリーズは安定して全部面白い。オープニングのカーアクションからもっていかれる。前作以上に様式美を追求した作風が良い。「上海から来た女」や「燃えよドラゴン」をオマージュした鏡の部屋でのアクシ>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

5.0

キアヌ・リーブス最大のはまり役と言っても過言ではないジョンウィックというキャラクターの魅力とスタイリッシュなアクションシーンで何度観ても楽しめる。ひたすらアクションでどんな話かよくわからなくなるその後>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

危機的状況に陥ると共通の敵を叩いて盛り上がる集団心理の厭さ怖さを見事に描いていて見応えある作品だった。豪華な俳優陣の演技も良かった。特に東出昌大は役に合っていて素晴らしかった。

水のないプール(1982年製作の映画)

5.0

内田裕也主演作はやっぱ良い。内田裕也版タクシードライバーな感じで面白かった。筋トレ始めたり坊主になったりするのはオマージュなんだろうか。名セリフの「ジンジャーエールはジュースじゃねえだろこのタコ!」の>>続きを読む

フィギュアなあなた(2013年製作の映画)

3.0

石井隆らしい幻想的でエロティックな作風と映像美が良かった。フィギュアのような佐々木心音のヌードも見もの。

世界残酷物語(1962年製作の映画)

4.0

どこまで本当なのかわからないけど世界中の奇習が見られるのは楽しい。皮肉たっぷりなナレーションや音楽も良い。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

ウェス・アンダーソン印のポップな世界観、色彩感覚に魅了される。スカーレット・ヨハンソンをはじめとする豪華キャストの演技も見応えある。

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

5.0

映像美と絵作りのセンスと編集のテンポの良さは流石ショーン・ベイカーという感じで楽しめた。最低野郎なんだけどどこか憎めないところもあって魅力的な主人公マイキーを見事に演じたサイモン・レックスが素晴らしい>>続きを読む

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズカット版(2010年製作の映画)

4.0

竹中直人の村木はやっぱり良い。前作のハードボイルドな作風は引継ぎつつも複雑で捻りの効いたストーリー等の新しさもあって面白かった。佐藤寛子のヌードが絶品。

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

前半はイマイチ盛り上がりに欠けつまらないがMEGの出番ががっつり増える後半は楽しい。CGも金がかかっているだけあって見応えある。

人が人を愛することのどうしようもなさ(2007年製作の映画)

5.0

劇中劇と現実が交錯するストーリー展開が面白かった。夜がまた来るのセルフパロディみたいな劇中劇も良かった。とにかくエロい喜多嶋舞が最高。電車のシーンヤベえ。

死んでもいい(1992年製作の映画)

5.0

とにかく長回しと画作りが抜群に良い。桟橋のシーンは特に素晴らしい。大竹しのぶがファムファタールとして魅力的に撮れていて良い。やっぱり石井隆は女優を撮るのがうまい。

フリーズ・ミー(2000年製作の映画)

4.0

石井隆のスタイリッシュな演出と井上晴美のナイスボディに魅了される。サイコスリラーとしても中々面白い。北村一輝がヤバい。

天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)

4.0

デビュー作ながら石井隆の作家性全開で楽しめた。ネオン、雨、廃墟としっかり石井隆印が刻まれている。ラストのガソリンスタンドのシーンの長回しが良い。

バニーゲーム(2010年製作の映画)

4.0

ヤバいという言葉がこれほど似合う映画は他にそう無いだろう。体感型拷問映画。モノクロの映像やノイズパンクな音楽が良かった。

聖獣学園(1974年製作の映画)

5.0

ナンスプロイテーションとスケ番映画をミックスしたような感じが最高。デビュー作ながらオーラと色気が凄い多岐川裕美が魅力的。鈴木則文らしいアンチクライストな作風が内容とマッチしていて良い。

バービー(2023年製作の映画)

5.0

グレタ・ガーウィグはやっぱスゲー。バービー人形の映画化をここまでハイコンテクストな作品に仕上げるのは流石。オープニングの2001年宇宙の旅オマージュから最高で引き込まれる。マーゴット・ロビーのバービー>>続きを読む

サード(1978年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリータッチの演出と寺山修司の個性が出てる脚本が良い。森下愛子がかわいい。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

5.0

近年TITANEやハッチング等のオマージュ作品が作られクローネンバーグ再評価されてるなと思っていたら本人の新作しかもボディーホラーが公開となり驚いた。クローネンバーグ全部のせみたいな内容で最高に楽しめ>>続きを読む

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.0

タランティーノ本人は出てこないで関係者のインタビューで進む構成がユニークで興味深く観れた。合間合間に挟まれるアニメーションも面白い。あらためて各作品を観たくなる。

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

5.0

銃撃や爆撃音の鳴り響く中での結婚式という強烈なインパクトのオープニングから引き込まれる。この時代のドイツ映画らしい退廃的な雰囲気が良い。話自体は割と普通のメロドラマみたいなのに作風や演出がどこかとち狂>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

オダギリジョーと浅野忠信がとにかく良い。黒沢清の撮るヒューマンドラマはどこかヘンなんだけどクセになる。