Utaromuranoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

濡れた唇(1972年製作の映画)

4.0

アメリカンニューシネマやヌーベルバーグの様なアナーキーな作風が魅力的。電車での濡れ場が良かった。

探偵事務所23 くたばれ悪党ども(1963年製作の映画)

5.0

冒頭から派手なアクションシーンで引き込まれる。川地民夫の情婦の部屋の照明の使い方や笹森礼子が割れた鏡に向かって話すシーン等々清順らしい演出が良い。

Pearl パール(2022年製作の映画)

5.0

黄金時代のハリウッド映画のような作風、演出が魅力的。パールを演じるミアゴスの演技が素晴らしい。Xではただただ気持ち悪いだけだったパールだがしっかりキャラクターを掘り下げた本作を観た後にXを観るとだいぶ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

5.0

猿の脳ミソシャーベットや目玉の入ったスープが出てきたり前作よりスピルバーグの残酷悪趣味描写がエスカレートしてて最高。娯楽性も高くなっていて特にクライマックスのトロッコのシーンは何度観ても楽しい。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

5.0

タクシードライバーやローリングサンダーを思い起こすようなポール・シュレイダーらしい激渋な傑作。モノローグが良い。オスカー・アイザックの演技が絶品。

ミュンヘン(2005年製作の映画)

5.0

この時期のスピルバーグ作品はどれも演出が神懸かっている。特に本作はお得意のバイオレンス描写満載でサスペンス演出も見事で最高。色仕掛けしてくる女暗殺者を容赦無く撃ち殺すシーンがヤバい。

E.T.(1982年製作の映画)

5.0

やっぱり何度観ても素晴らしい。自転車で空飛ぶシーン最高。子役演出の上手さは流石スピルバーグ。

パッション(1982年製作の映画)

4.0

絵画を再現したような劇中劇の美しさに魅了される。

はなればなれに(1964年製作の映画)

5.0

アンナ・カリーナの可愛さ美しさに魅了される。カフェで踊るシーンとかしゃべること無いからって本当に無音になるシーンとか前衛的だけどポップなゴダールの演出も最高。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

5.0

前評判は確かに高かったがDCEUでここまで面白い作品が出て来るとは驚き。タイムトラベルものとマルチバースもののツボをしっかり押さえたストーリーが面白かった。過去を変えた事でキャラの変わったバリーと現在>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

前作に引き続きアニメーション表現の素晴らしさに魅了される。芸術としても娯楽としても完璧な作品。早く続きが観たい。グウェンのキャラクターが掘り下げられて前作以上にドラマに深みが増しているのも良かった。m>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

5.0

全編に漂う終末感が凄い。スピルバーグのホラー演出が神懸かっている。ダコタ・ファニングが川に流れる大量の死体を目撃しちゃうとこヤバい。スピルバーグは子役の扱いもうまい。ヤヌス・カミンスキーのカメラワーク>>続きを読む

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

5.0

全編クライマックスかのようなアクションの連続で何度観ても楽しめる。娯楽映画のお手本のような傑作。ジョーズといい本作といい本来B級とされるようなジャンルをここまでのレベルの作品に仕上げるスピルバーグはや>>続きを読む

色暦女浮世絵師(1971年製作の映画)

4.0

やっぱり曽根中生の撮るロマンポルノは面白い。復讐劇的なストーリーが良い。時代劇系のロマンポルノには欠かせない小川節子が魅力的。

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

5.0

スネークのアンチヒーロー的なキャラクターとニューヨークのマンハッタン島が刑務所になっているという大胆な設定が最高。

ターミナル(2004年製作の映画)

5.0

とにかく洒落てて粋な映画。スピルバーグは意外とこういう小品も良い。トム・ハンクスの演技も最高。カメラワークも良くてワンシチュエーションでも飽きさせないところは流石ヤヌス・カミンスキーという感じ。

1941(1979年製作の映画)

5.0

これだけの豪華キャストで予算もかけてスピルバーグがこんなバカバカしいドタバタコメディを撮ったってだけで最高。終始視覚的な笑いをとりにきているところが映画として正しいし素晴らしい。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

5.0

とにかくディカプリオがカッコいい。実話とはいえ信じられないような主人公もディカプリオが演じると妙な説得力がある。トム・ハンクス演じるFBI捜査官とのまるでルパンと銭形のような関係も面白い。

未知との遭遇(1977年製作の映画)

5.0

マザーシップのシーンは何度観ても素晴らしい。UFOと戦うのではなくて交流するという地味な場面をちゃんと面白く見せ場として撮れていて凄い。ジョン・ウィリアムズの音楽も最高。

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.0

良くも悪くも午後のロードショーとかで観るのに丁度良さそうなB級映画。アダム・ドライバーのおかげでなんとか観れるという感じ。恐竜の出てくるシーンは結構見応えあるのでもっとあっても良かった。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

かなり面白い。ミーガンのキャラが良い。AIと人形の組み合わせという割とありがちな設定でここまで面白い作品に仕上げたのは凄い。脚本がマリグナントの人と同じと知って納得。スマホ等のデジタルデバイスに依存し>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

革新的なアニメーション表現に圧倒される。マルチバースを扱った作品の中でもストーリーの面白さではダントツ。アクロスザスパイダーバースが楽しみ。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

5.0

殺人を予想し未然に防ぐシステムという発想が先ず面白い。原作も読んでみたい。911の直後にこの内容をやっていたスピルバーグの先見性というか時代を読む目が凄い。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

5.0

何度観ても楽しい完璧な映画。アニマルパニックムービーとして完璧に面白いがブロディ、クイント、フーパーの3人が船の中で古傷を見せ合いながら信頼関係を築いていくところ等ドラマにも深みがあって素晴らしい。ジ>>続きを読む

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.0

ⅢやⅣは良くも悪くもザ・ブロックバスタームービーって感じだったが、1作目のジョン・G・アヴィルドセンを再び監督に迎えて原点回帰を試みた本作は渋いドラマに仕上がっていて中々良い。

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

4.0

もはやロッキーシリーズと関係無くなってきた感があるがフッドムービー的な面白さがありこれはこれで面白い。アニメに影響を受けたような演出のボクシングシーンもユニークで楽しめた。

マルサの女(1987年製作の映画)

5.0

脱税を取り締まるマルサの活躍を描くという一見地味そうな内容を極上のエンターテイメントに仕上げる伊丹十三の見事な手腕と発想に脱帽。妙に耳に残るテーマ曲も良い。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝裕和の演出、坂元裕二の脚本、俳優陣の演技、坂本龍一の音楽が素晴らしく引き込まれる。特に羅生門スタイルの脚本が良く出来ていて見応えある。デリケートな事柄を繊細かつ普遍的に描けていてカンヌでの評価も納>>続きを読む

バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

5.0

アメリカンニューシネマの大傑作!やっぱこういう権威に中指立ててるような映画は最高。白の70年型ダッジチャレンジャーがとにかくカッコいい。

A.I.(2001年製作の映画)

4.0

観る前は感動系のイメージが強かったが意外とスピルバーグのダークな面が結構出ていて面白かった。ジャンクフェアのくだりがヤバい。キューブリックオマージュも多くて楽しめた。近未来の世界観やビジュアルも良い。

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

5.0

スピルバーグの記念すべき劇場映画デビュー作。既に演出から天才ぶりがうかがえる。中古車屋で襲撃されるところやカーチェイス等のスペクタクルな場面の撮り方がうまい。アメリカンニューシネマ的な作風も良い。ゴー>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

前作に引き続き面白い。クリードとドラゴの因縁の対決がアツい。ロッキー4では単純な悪役だったドラゴのキャラクターに深みを持たせていて良い。

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

5.0

ロッキー・ザ・ファイナルがシリーズにとって最高のフィナーレとなったと思ったらこんな素晴らしい新章が出来て驚き。ライアン・クーグラーの演出、マイケル・B・ジョーダンの演技が素晴らしく見応えある。試合のシ>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.0

タイトルに反してハードでノイジーな怖い映画だった。全編ワンショットかつリアルタイム進行なこともあってまるで目の前で目撃しているような気分になり恐ろしかった。

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

前作から10年以上間の空いた続編はビミョーな事が多いが本作は例外的な傑作。一作目へのオマージュも多くて良い。スタローンは監督としても素晴らしい。