hide51さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.1

 前作の印象は薄かったが、本作は展開も早く面白かった!! 

 綺麗な映像、特にバトルシーンで手書き風の絵が交じる所が良い。

 限りある命を、どう生きるか問いかける主人公の判断が秀逸。

 ワンコ、
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.6

 オリジナルと同様に、優しく素敵な映画。自分自身も長く生きてきたので、作品中の「ちゃんと生きる」という言葉が胸に響きます。

 トム・ハンクス主演のためか、更に見易くなったかも。

 CGも無く、人々
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グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

4.0

 青年三人による、ひと夏のロードムービー。スタンド・バイ・ミーを想起させるアニメ。

 各自に悩みがあり、旅の途中で仲間に打ち明けていく様は、ベタですが好きな展開。

 出来過ぎた伏線や、アイスランド
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.8

 ゲーム好きな自分にとって、最高の夢物語。強い信念は、自らの人生を変える力があることを教えてくれる実話。

 レースシーンは手に汗握る展開。ラストのル・マンはハードなレースで、ドライバーの苛酷さが身に
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あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

4.5

 レビュー数が少ないのが残念に感じるほど、個人的には刺さった作品。主役の男女がとても優しく、好感度が高いのに、報われない展開が切ない。

 女優さんがソン・イェジンに似ているためか、内容は全く違うもの
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.3

 何回見ても、気楽に面白く見れる映画ですが、歳を重ねるに連れて、感想に変化が。

 一番の違和感は、本作の主人公が次のステップの為に、一時的にファッション業界に勤めること。自分自身は辞めることが怖くて
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

 諸星大二郎の漫画をアニメ化したかの様なグロテスクな世界。子供が見たら泣き出すような作品だけど、先が気になって一気に見てしまいました。

 1973年の作品だという事に驚き、ぶっ飛んだアニメを作ったな
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影武者(1980年製作の映画)

3.6

 黒澤明監督の作品中、印象の薄かった本作を久し振りに見直してみました。やはり時代劇は用心棒、七人の侍など、テンポの良い活劇が好みかなと改めて実感。

 派手なシーンは少なく、まるで美しい絵画を見ている
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

5.0

 最も好きな海外アニメ。シリーズ三部作の最終章として、神がかった完成度。アンディとオモチャ達の出会いと別れを描いた永遠の名作です。

 コメディ要素は少なく、かなり切ない。一番の理由は、アンディが可愛
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.5

 傑作シリーズの2作目。一番好きなのは3作目ですが、切ないシーンが多いため、笑いと切なさのバランスが良い本作を一番見ているかも。

 見所は初登場のジェシー、ブルズアイ。特にジェシーの昔話は泣かせます
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.2

 何回見ても、面白くて笑えます。ウッディ、バズの出会いを描いていますが、徐々に仲良くなっていく過程が楽しい。

 世界初の長編CGアニメ。CGなのに、おもちゃの世界が舞台のためか、手作り感が暖かい。
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渇水(2023年製作の映画)

3.8

 給水制限と精神的な渇きを表現するタイトルに、「渇水」と付けたセンスが素晴らしい。

 主役の生田斗真の乾いた演技が、とても良く、別の者になりたいという気持ちは理解できます。夏のジリジリした暑さが伝わ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

 推理小説が大好きな自分にとって、原作は神作の一つです。完璧な作品ですが、何度も読み返すことも出来ず、本作のように映像化されると、細部を思い出す事が簡単に出来るため助かります。

 アガサ・クリスティ
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そばかす(2022年製作の映画)

4.3

 恋愛感情を抱かない主人公、その周囲の物語。繊細で重たいテーマが多く現れるけれど、それ以上にユーモラスで、爽やかに話が進みます。

 誰もが他者の価値観に合わせようと、居心地の悪さを感じたことがある筈
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

 第一印象として、やはりロッキー不在は大きい。過去作でも、ロッキーとクリードの交流に胸打たれることが多かったため、非常に残念。家族との交流、特に妻との会話は良かった。

 敵役の設定は好み。あんな状況
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

3.5

 物語は薄いかも。しかしリリー・ジェームスの魅力、エーゲ海の美しさ、ABBAの楽曲を楽しむ作品と割り切れば楽しめました。

 流れるだけで幸せになるダンシング・クィーン、名曲です。

 メリル・ストリ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.2

 久し振りのマブリー、悪人を次々と倒す爽快感は変わらず。パンチも凄いけど、上手投げが笑ってしまうくらい強烈で格好いい。

 ストーリーは単純だけど、アクションを楽しむには好都合。あっという間に見終わっ
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

 バービー人形を全く知らない自分でも、派手な色彩、キラキラした映像、底抜けに明るい音楽が楽しめました。

 ピンク色に染められた街、絵の背景、壁の無い家など人工的で在りながら、温かいセットが素晴らしい
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

4.0

 バリ島が美しい、旅行気分が味わえて、確かにパラダイス。

 急に結婚を決めた娘に、戸惑う両親の姿が微笑ましく、親として共感出来る部分も。

 撮影現場の楽しさが分かるエンドロールが、とても楽しい。ジ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.7

 見始めてから数分で傑作だと思える作品が稀にあります。本作も同様で、主要キャストは男女三人だけなのに、最後まで飽きずに鑑賞しました。

 脚本が良く出来ており、三人の心情が、とても切なく伝わります。結
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.5

 再見。本作から、トム・クルーズのアクションに対する姿勢が尋常でないレベルに。

 ドバイの高層ビルのシーンが有名ですが、個人的には砂煙舞う中でのチェイスがドキドキして印象的。トム、この頃から走り方が
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.3

 少し身勝手な34歳の主人公ですが、人生に戸惑う姿には共感が。

 登場人物は皆、年齢、性別、人種が様々だけど、他者を理解しようとする気持ちにより、まるで家族の様な関係に。

 タイトル名の女の子(フ
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

 リメイク作を鑑賞後、オリジナルを観てみた。パウロ監督のロスト・ボディと同様に、良く出来たミステリー映画でした。

 優れた推理小説を読んでいるような感覚で、ドンデン返しに驚きながら、先が気になって一
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

 他の追随を許さない宮崎駿の想像力の凄まじさに驚き、80歳を越えて作った作品とは思えません。

 難解な作品と知っていたので、「分からなくてもいいや」と思いながら鑑賞。実際、理解できない部分が多く残り
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.3

 久し振りに見直したけど、以前より面白く感じた!!
 フィリップ・シーモア・ホフマン演じる悪役が、かなり憎たらしい(演技、上手だぁ)。

 J・J・エイブラムス監督に変わり、2作目よりもスタイリッシュ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.5

 夏になると和風のホラーが見たくなり、本作を視聴。驚くことはないけれど、ドキュメンタリータッチが不気味さを際立たせ、涼しくなりました。

 口裂け女よりも、直ぐにキレるディレクターが一番怖い!!

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.1

 再見。シリーズ中、最も異色作との評価だけど、私的には好み。

 ジョン・ウー監督の色が強く、バイクやバトルシーンも、スローモーション、回転を多様して、どこか香港産のカンフー映画を観ているみたい。
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舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

4.0

 かなり古いクラッシック映画ですが、哀愁感が漂う、切なくも、良い作品でした。

 10代の頃に知り合った男性を訪ねていく女性が主人公。会った男性が各々、切実な問題を抱えており、古き良き時代の思い出が、
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.6

 とても60歳を超えた俳優が作った映画とは思えない、凄まじいアクションの連続で、あっという間に2時間40分過ぎてしまった。

 ポスターのシーンだけでなく、カーアクション、オリエント急行など、どの様に
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

 シン・シリーズ中で、最も庵野監督のマニアックな部分が現れており、ハードでグロいシーンも。

 バイクの疾走、バトルなど、漫画の様な描写。TV版へのオマージュが至るところに。

 西野七瀬が演じるハチ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

 新作の鑑賞前に、シリーズ1作目を再見。4作目からはスパイ映画というよりも、高レベルなアクション映画にシフトしていきますが、本作は正当なスパイ作品と実感。

 トム・クルーズ、若くて格好いい!!

 
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X エックス(2022年製作の映画)

2.8

 悪魔のいけにえを意識した作品でしょうが、気持ち悪さが上回って、乗り切れなかった。
 ミア・ゴスは不思議な雰囲気で、良かった。

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.7

 町中で音楽隊の演奏が流れていると、立ち止まって聞いてしまう自分には、楽しめる映画でした。

 阿部寛、清野菜名など、キャストが吹き替えなしで取り組んだ演奏がリアルで素晴らしい。

 エンディング後に
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.3

 インディ=ハリソン・フォードのシリーズ完結作。かなり久し振りなので心配が大きかったけど、ちゃんとインディ・ジョーンズでした。

 今回も強気なヒロインは健在、インディを振り回しながらも活躍する姿が魅
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

 想像以上に楽しめた。サブタイトルにファーストとあるけど、間違っても先に見てはいけません。

 ネタバレ全開で始まるけど、かなりドキドキしました。1作目の衝撃には敵わないけど、本作も途中で驚きの展開に
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

 淡々とした話しながらも飽きずに見れたのは、12章に分けた構成により、気持ちの切り替えが出来たから。序章から最終章は想像出来ませんでした。

 気持ちは分かるけど、主人公のキャラは苦手かも。その分、元
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