hide51さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.5

 再見。こんなに混乱し、暴走する男女を描いたラブストーリーは、他に無いのでは。

 ブラッドリー・クーパーの切迫した演技も素晴らしいですが、やはりジェニファー・ローレンス。過激で、ハチャメチャな行動が
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.6

 ゲーム感の強い、モンスターバトル映画。音の無い、閉塞感が漂う世界観に、緊迫します。

 前作は母親の活躍が印象的だったけど、本作は子供達(特に娘役)。無音になる娘役パートを挟むことにより、更なる緊張
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.8

 20分の短編だけど、強烈な余韻。ラストにはビックリ。

 後味は悪いけれど、観て良かった。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

 原作小説と同様に、創作に対する情熱が伝わる素晴らしい作品。

 子供時代にアニメから受けた影響は、計り知れないと改めて実感。未だに思い出せるシーン、セリフは人生の宝物です。

 吉岡里帆も普段の可愛
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

 スピルバーグ監督の映画を追いかけ続けている自分にとって、宝箱のように素敵な作品だった。

 少年時代に映画館で体験した思い出を原動力に、取り憑かれたように8ミリフィルムで撮影する姿に、未来の大監督の
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.5

 トム・ハンクス主演でリメイクされた元ネタを鑑賞。噂通り、素敵で泣ける映画でした。

 現代と過去を交互に描き、主人公の抱える闇が徐々に明かされる展開が秀逸。過去パートは、妻との出会いが素敵でジーンと
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

4.2

 これは評価が真っ二つなのも頷ける。鬼滅の刃を見たことなければ、なんの事だか全く分からないと思う。自分は原作も全部持っているので大丈夫。

 悪い点は、TV版をそのまま繋げただけの為、エンドロールが何
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.6

 他人の気持ちは、はっきり分からない方が幸せかもと感じさせる作品。タイトルとは裏腹に、嫌な気分に。

 最初に男性目線、次に同じ時間軸を女性目線で見せる手法は好み。なる程と納得出来る展開。

 主役二
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.6

 オードリー・ヘップバーン、スタイル良く、ダンス・歌も上手でした。ファッションも魅力的なのでしょうが、オジさんである自分に、詳しいことは分かりません。

 フレッド・アステア、話している時は普通の人だ
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.6

 金ローで再鑑賞。テーマ曲とジュリア・ロバーツの笑顔が記憶に残る作品。

 久しぶりに見ると、リチャード・ギアの格好良さが際立っていました。彼は黒澤明のファンで、親日家。忠犬ハチ公の映画でも和の雰囲気
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バビロン(2021年製作の映画)

4.6

 事前情報で知っていたけど、同監督のラ・ラ・ランドを、かなり汚く、クレイジーにした作品でした。

 汚いシーンになりそうだなあと感じたら、目を背けていた。オープニングの🐘は交わせなかったけど。

 そ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.2

 酷い人間ばかりで、かなり胸糞悪い作品。しかし先が気になり、最後まであっという間に見てしまった。

 岸井ゆきの、ムロツヨシの鬼気迫る演技が圧巻、素晴らしい。優里の「どうせ見下してんでしょ」というセリ
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

4.5

 松本零士の訃報を受けて再鑑賞、昭和感に溢れた名作。

 ゴダイゴのテーマ曲が有名ですが、地球からの旅立ちに合わせて流れる「テイキングオフ」も、かなり良い。

 時間城のフォルム等、松本零士ならでは。
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.4

 ぐらんぶる以来の超ド級のB級映画でした😅

 原作は未読。いつ戦闘が始まるのかと構えていても、全く始まらない。終始、ラブコメでした。

 かなり笑えましたが、特にツボだったのは山本耕史の必殺技! 
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

 アフガン戦争、亡命を描いたドキュメンタリー映画。実話のため、登場人物の命を守る必要があり、アニメーションでの表現を多用した作品。

 時折、差し込まれる実写シーンが現実を実感させ、より作品に深みが。
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

 静かだけど、張り詰めた雰囲気が終始有り、緊張感が漂う作品。BGMを含め、どこか金属的な冷たさを感じる映像。

 少子高齢化の中、孤独な老人達の仕事、生活に関する問題が描かれていますが、主人公とコール
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少年の君(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 噂どおり、東野圭吾の白夜行に設定が似ていたけど、白夜行は犯罪物、こちらは純粋な恋愛映画の要素が強めと感じました。

 主役の女性が中国では、かなりの人気のようですが、そんなに綺麗かなと思って最後まで
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裏窓(1954年製作の映画)

4.5

 久しぶりに見直した。ヒッチコック監督らしい密室劇の佳作、上品なサスペンス映画。📸 

 足を骨折した主人公が、暇潰しに自宅の窓から見える隣人の生活を眺めていたところ、殺人事件を目撃してしまうという設
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

 ベストムービーの一つである名作ですが、2週間限定で4Kリマスター、3Dで上映されることを知り、待ち望んでいました。結果、色褪せない不朽の名作であることを実感。🚢

 始まって直ぐに3Dだあと興奮、特
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エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.5

 前作同様に、良く出来た脱出ゲーム、B級映画でした。🏃

 次から次に、あらゆる仕掛けの部屋に閉じ込められ、脱出していく主人公。そんな簡単に解けないだろうと突っ込みたくなりますが、スリリングな展開が楽
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左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.8

 幽霊役の広島弁がとても可愛く、全く怖くなかった。ほんわかして、最後は切ない王道のラブコメ。

 訪れことのある尾道がロケ地で、海岸沿いの風景等、大林宣彦監督の作品同様に、どこか懐かしい。

 始まっ
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.5

 インド映画独特の派手なミュージカルシーンは全くなく、社会的な格差をベースとした地味だけど、美しくも切ない恋愛映画でした。

 インドでは、メイドと主人の恋愛は難しい様で、二人の周囲は嫌悪感で溢れてい
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

 レバノン内戦を背景に、過酷で衝撃的な展開。見終わった後、かなり体力奪われます。
 
 この様な映画を観た時に、日本の平和さを有り難く思うと共に、何とも言えない、やるせなさを感じてしまう。

 戦禍が
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

 原作は既読。長大な小説を巧くコンパクトにまとめていました。

 アニメだけど、登山の緊張感、厳しさが、これでもかと伝わって来ます。吹雪の寒さや、岩壁での孤独など、ハードな山登りは常に死と隣り合わせな
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

5.0

 まだ1月だけど、本作を超える作品に今年中に出会えるのかと考えてしまう位に心揺さぶられた名作。

 ブータンの都会に住む、やる気のない青年教師が、僻地の学校に赴任し、自分を見つめ直すストーリー。有りそ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.8

 キャメロン監督の情熱が、凄く感じられた作品。映画館、3Dが必須の映画でした。🌊

 前半は1作目の焼き直し感が強かったけど、後半の海パートになると、見たことのない映像美が続きます。ずっと大型の水族館
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

 まず一番驚いたのが、実際に試合を見ているかの様な臨場感。作画のリアルさだけでなく、ドリブルの音など効果音が凄まじい。こんなスポーツアニメは、おそらく初めて。

 原作は既読。視点を漫画の主人公から変
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がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

4.3

 弱小の少年野球チームが、少しずつ戦力を高め、試合を勝ち抜いていく、王道スポーツ映画。⚾

 映画が始まった直後は、酔っぱらいの監督、下手くそな選手ばかりで、酷い状態。互いを認め合い、少しずつチームの
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.0

 オードリー・ヘップバーンを見るための映画。スタイル、服装、表情のすべてが浮世離れした美しさだと思います。

 ストーリーはお決まりの展開だけど、ビリーワイルダー監督が得意なコメディタッチで描き、上品
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.2

 原作は未読。90分と尺も短く、サクッと見れた。タナダユキ監督とは相性も良く、本作も楽しみながら鑑賞。

 永野芽郁が役に合っていないとの声もありますが、個人的には気になりませんでした。奈緒も適役。二
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

 漫画は既読。TVアニメと同様に、良く出来た映像化だと思いました。

 漫画に忠実でありながらも、コマとコマのすき間を埋める様に、綺麗な作画で増幅している。ジャパニメーションの底力を感じました。

 
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.3

 ハーレイ・クインは、相変わらずカラフルでポップ、キュートでクレイジーでした。主役はマーゴット・ロビー以外に考えられない、適役!! 💖

 ボスキャラのユアン・マクレガー、酷い奴だったけど、ラストバト
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キネマの神様(2021年製作の映画)

4.0

 レビューの評価は今ひとつだけど、個人的には楽しめた。山田洋次監督らしく、良い意味で昭和感に溢れている。志村けん不在の中、沢田研二の頑張りは素晴らしいと思う。

 菅田将暉が主人公の若き時代を演じてお
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

 正月、地上波の放送を視聴。80分と短いながらも、北極圏が舞台の良く出来た冒険活劇アニメでした。

 ブリザードの表現が凄く、圧巻。厳しい自然と戦いながらも、強い信念で突き進む主人公の少女が魅力的。❄
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

 アイルランド紛争を背景としていますが、少年時代を郷愁豊かに描いており、語り口は暖かい。

 モノクロの映像がとても美しく、色は付いていないのにセピア色に感じる程、懐かしく感じる。一部差し込まれるカラ
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