えりんぎさんの映画レビュー・感想・評価

えりんぎ

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バービー(2023年製作の映画)

4.0

ど直球のフェミニズム作品。
気持ちがいいほどにセリフでもストレートに言い放ってる。男をコテンパンにやっちまっている。男性がアホな生き物として描かれてる。
ラストにはちゃんとフォローがあるけど、
正直男
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

2.5

ウェイド役の玉森裕太が上手!

画面がずっとカラフルで賑やか。多少目が疲れるかも。あとキャラクターが独特すぎて正直あまり可愛くない。好みが二分するかも。
冒険、恋、夢、家族。全部乗せみたいな作品。

ちひろさん(2023年製作の映画)

2.0

くるりの主題歌は良いのだが、どうもちひろさんが好きになれなかった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

初めはシリアスなトーンで物語が始まっていき、重く暗い話かと思っているうち、駿ワールドの冒険ファンタジーに連れて行かれてどんどん混迷を極めていく。つまりカオスになっていく。
個人的には冒頭のあのシリアス
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ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill(2016年製作の映画)

4.5

驚異のライブ一発撮り!
1959年のジャズクラブにそのままタイムスリップして、リアルなライブを見ているよう。
実際に観客を前にしたステージを収録しているだけあって、を呑んで見守る観客達の空気感までも伝
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.0

4DXで試写会鑑賞。
子どもも楽しめるアトラクションムービー。
吹き替え版で観たが、おすすめしない。
どうも安っぽい。コミカル要素強めなのだが、日本語訳がことごとく失敗していて寒い感じになってしまって
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

画面が横向きになって、ゲームプレイをしているような見せ方もあったり、逆に、自分自身がマリオになってゲームの中でプレイしているような感覚になるシーンもあったり、アクションがとてもスリリング。映像のダイナ>>続きを読む

くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

くるりというバンドの裏側、素顔を、包み隠さず見せてくれていて、ファンとしては、感涙もの。

約20年ぶりに集まった3人が、過去を振り返りながら、語らいあいながら、本音で話す様子。その会話の中に、例えば
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

展開のシュールさと会話のユーモアと、色彩の可愛さと全てのアイテムのお洒落さと、画角の面白さと、どこをとってもひたすらウェス・アンダーソンだった。

訳はわからない。この意味不明さの中に彼の哲学があるん
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

音楽も効果音も一切ない。ただそれを映し出しているだけ。
「実直」という言葉が浮かんでくるような作品だった。

TELL ME hideと見た景色(2022年製作の映画)

2.5

ライブシーンでの今井翼の演技が泣ける。
レコーディングシーンやレーベルとのやりとりなどから音楽業界の裏側も垣間見える。
生前のhideの映像や実際のライブ映像も使われていて、臨場感とリアリティがあり、
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

トムハンクス演じるパーカー大佐がストーリーテラーとなり、サスペンス的ニュアンスでの進行が、これまでの純粋なアーティスト伝記映画と一線を画す。
人間模様のストーリーと並行して、アメリカの当時の時代背景や
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バブル(2022年製作の映画)

2.0

映像は綺麗だし、パルクールのシーンも迫力がある。ただストーリーが甘い。やりたいことは何となくわかるが、正直完成されていない。エヴァファンからすると、二番煎じ感が否めない。

冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

脇を固めるベテラン俳優陣の演技が何とも味わい深い。
最近流行りの(ドライブマイカーやベイビーブローカーなどもそう)解釈を観客に委ねる終わり方。
さすがの阪本監督の演出。
伊藤健太郎をどうにか救ってやろ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

長い。もっとコンパクトにできなかったものか。
圧倒的に村上春樹。春樹による春樹のための春樹の作品、というムードが映像やセリフや全てから匂い立つ。あなたがアンチならなかなかしんどいはず。
ラストの演劇の
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

解釈を観る人に委ねる終わり方。
社会的な問題、人間が抱える複雑な問題を鋭く描きながらも、歪な家族ロードムービーといったところ。
静かにじわじわと物語は進み、最後の最後まで展開や結末が読めずにヒリヒリす
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犬王(2021年製作の映画)

4.5

最強タッグのパワーを存分に感じる作品。
美しく繊細なタッチのアニメーションで、人間の業を描き出す、強烈なストーリー。

中盤以降の演舞のシーンの迫力は、凄まじい。
能楽をモチーフに日本の美を映しながら
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オリヴィア・ロドリゴ:ドライビング・ホーム・2・ユー(2022年製作の映画)

3.5

思った以上に赤裸々。
自宅とスタジオのあるLAとソルトレークシティを往復しながらアルバムを作ったということで、その道のりを辿るべく、実際に本人ドライブしながら振り返る。さながらロードムービーな壮大なロ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

モノクロームの映像が美しく温かい。
ジョーカーとは180度違うホアキンが見られる。ジェシー役の男の子も天才的!
子どもへのインタビューシーンもあり、半ドキュメンタリーみたいな面白い作り。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

破格のスケール。当然アクションも見応えありだが、深く描かれた親子愛に涙する。(1917 命をかけた伝令を思い起こすシーンも)
"キングスマン"誕生秘話が明らかに。このシリーズならではの英国センスや品性
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

オリジナルの記憶がほぼなかったため、え?こんな救いようのない話だったっけ!と驚愕した。悲劇も悲劇。誰も報われない。
さすがのスピルバーグの演出。原作の世界観を大事にしながら、鮮やかに現代に蘇らせている
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ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

3.0

若き⽇のモリッシーのインタビュー映像がありがたい。「意識の低い音楽活動は罪だ」との発言に拍手喝采の気持ちだった。
「こんな陰気な音楽かけたくねえよ」「陽気な音楽じゃないとだめだ」「音楽は現実逃避だろ」
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

地球滅亡パニック映画でありながら、皮肉に満ちた超ブラックコメディ。トランプ大統領、ジョブズ氏、グレタ氏、おそらくのモデルが透けて見える。現実社会を反映しすぎていて、笑っていいのかも戸惑うほど。
ディカ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

2.5

豪華俳優陣。どの俳優もさすがの演技で見応えあり。特にジャレッド・レトは特殊メイクの効果もあり、別人級の演技だった。
実話ということで、ゴシップを覗き見、野次馬させてもらっている感覚で楽しんだ。しかしほ
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

2.5

本当は怖いグリム童話的な世界観。不気味なグロテスクさと繊細な美しさの同居。正直見ていて気持ちの良いものではなかった。よく出来ているとは思うが、最終的なメッセージがいまいちわからなかった。少々退屈で、長>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

ものすごいパワーとエネルギーに満ちた作品。
彼女の歌声の裏側にあるリアルな背景を、幼少期からじっくり描いている。
その人生の歴史を知ると、なぜアレサの歌にはこんなにも魂が宿っているのかよくわかる。
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

あの頃の輝きと甘酸っぱさ。
90年代の音楽、ファッション、カルチャー、が完全再現されている。
カルチャーの発信基地だった原宿ラフォーレ、伝説のレコードショップWAVE、渋谷のタワレコなど、象徴的な場所
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

3.0

優しい世界。かわいい。
今作はマジカルな世界観、全体的なタッチも紫と水色のパステルな色使い。
今回のテーマは夢。
意外と哲学的。夢とはその人の個性。この回答にはぐっときた。

ところで、とかげはなぜお
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わんわん物語(2019年製作の映画)

3.5

まず実写のクオリティに驚く。 
クラシックな街並みや背景、演出やセリフのロマンチックさ。
なんと言っても見所は、あの有名なスパゲッティを食べながらキスをするシーン。名曲ベラノッテが流れてくるわけだが、
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ナイトブック(2021年製作の映画)

2.5

現代版ヘンゼルとグレーテル。
子供でも楽しめるホラーファンタジーとの触れ込みだが、さすがホラーの鬼才の演出だけあって、驚かせ方が巧み。
本格ホラーが大好物の方には物足りないと思うが。
ジャンルとしては
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スターダスト(2020年製作の映画)

2.0

ボウイファンとしては残念な作品だった。
ボウイの家族がこの作品を公認していない訳がわかるような。当然楽曲使用は認められていない。

ボウイが情けなくて見てられない。おそらく多くの人が抱くボウイのイメー
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

若手俳優陣が一様に演技が上手い。主演の佐久間由衣も奈緒もどちらも非常に自然体で上手だった。佐久間由衣はガサツでボーイッシュな役がはまっていた。
監督の演出も余白があって説明臭くなく良かった。
ただ児童
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.8

"現代版"であることを強く意識した作品。
意識しすぎていて、ポリコレやフェミニズムにアンチな人たちには不評かも。
多様性の時代ならでは、といった感じ。
カミラカベロの演技が時々大袈裟というか顔芸が過ぎ
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パリピ的アフターライフの始め方(2021年製作の映画)

3.6

想定外に感動ものだった。
コテコテな演出やつっこみどころもあったが、テンポも良くさくさく見れた。
主演の女優さんが美しい。
カメオ出演のシンガー役の男性はアメリカ圏では有名なのか?

岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

2.0

児童向けかと。突っ込みどころが満載で、クライマックスの戦闘シーンがあまりに雑で拍子抜けした。
震災への想いが感じられたことと自然の描写が美しかったことで、辛うじて星2を保っている。

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