エニグマさんの映画レビュー・感想・評価

エニグマ

エニグマ

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

良くも悪くもNetflix映画。
キャストの頑張りで耐えてるが、画的なチープさが否めない。ネトフリは豪華なセット撮影とCGに頼りすぎてディティールの現実感を損ないがちな気がする。あと車内で首の爆弾破裂
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.2

震災から月日が流れた仙台で起こった連続殺人事件。容疑者として前科者の利根という男が逮捕される。やがて、利根の過去とそれぞれが震災で追った深い傷が露わになっていく。

ヒューマンドラマ系かと思ったら結構
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

タイトルセンスどうかと思ったが、本当にテロ、ライブな内容だった。権力に振り回されるブルーワーカーの怒り。
上司や政府のおっさんが皆自分勝手なのでイライラした。結局人間は自らに直接の脅威がなければ他人事
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.3

催眠術で他人を操り殺害させる男とある横暴な刑事との戦い。
主人公が暗黒面に飲まれていくような作品好きだから面白かった。主人公と犯人は鏡写しのような同属性であるのが面白いところ。最近は落ち着いた役が多く
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.6

安倍晴明の若かりし頃を描いた呪術ファンタジー。

内容うっす!!
ピークは中盤のアクションシーンまで。
殺人事件の犯人とかもっとミステリー要素を期待したが犯人が分かりやすすぎるのと中盤がダレすぎ。VF
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スクリーム(1996年製作の映画)

4.5

再鑑賞。1番好きなホラー映画。
結局1作目が1番面白い。これがあっての超傑作スクリーム(2022)。

数々のホラー映画ネタを組み込んだメタ的映画。ホラー要素だけでなく、連続殺人鬼ゴーストフェイスの正
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スマイル(2022年製作の映画)

3.8

笑顔版イット・フォローズ的な映画。姿形を変えて襲ってくるという話だったが、そこまで襲撃シーンが描写されなかったのが残念。そのためイット・フォローズのような常に追われている感が無い。あと襲撃シーンの後、>>続きを読む

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.6

高校生の時に幻想していたような自由な大学生活。しかしここまで性に奔放なゼミがあってたまるものか。終盤の光る股は何が何やら。何故か手を使わないバンドメンバーの蹴り合いの喧嘩とか面白かった。終盤はマジで意>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ファンムービーとしては良いと思うが普通に主軸のミステリー要素が全然面白くない。マクガフィンが何個もあるせいで今何やってて誰が何追ってるのか情報が渋滞する。前作の黒鉄の魚影ってかなりレベル高かったんだな>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.7

夜逃げした女性を救い、博の独立騒動があり、いつも通り住み込みの女性に恋をするという割と薄めな回。
博が独立したいと言うと双方の肩を持って余計にややこしくしたり、女性を決して襲うことはなく、少しでも関わ
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aespa: WORLD TOUR in cinemas(2023年製作の映画)

5.0

4人組韓国グループaespaのワールドツアーを追った映画。ロンドンでのライブ映像の合間に各メンバーの心中やこれまでの思い出などが語られる。


4DXがクッッソ楽しい。去年の東京ドーム公演は人生で1番
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.8

学生を描いた映画は多種あれど、モノホンの人生ほど面白いものは無い。14歳のピュアな青春詰め合わせで死にかけながら観てた。

中学2年生の3学期、35人全員に密着したドキュメンタリー。この作品は未成年の
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず初めにこの映画をどんでん返し映画特集とかで紹介するなーーーーーー

大司教が惨殺される事件が発生。警察は現場にいたアーロン・スタンプラーを逮捕する。彼が無実だと信じる弁護士マーティンは、やがて恐る
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.1

クレしん映画では珍しく真っ当なサスペンス物(ダイイングメッセージのこじつけ感は置いておいて)で面白かった。そしてお決まりの疾走シーンもちゃんとあり、各キャラ同士の繋がりをあのマラソンで描ききっていて良>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.7

仲間を殺された詐欺師たちが裏社会の重鎮を騙して金儲けを狙う話。観客をも騙すコンゲーム(信用詐欺)映画のはしりということだが、コンフィデンスマンJPってまんまこれじゃん!
今でこそ観客も騙される展開は予
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.7

あるリゾート地では大金を払えば死刑をクローンに肩代わりさせられる伝統があった。それをいい事に私利私欲を働く富豪たち。
設定の尻すぼみ感が否めない。クローン技術の代償とかもう一捻りを期待してしまった。エ
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.0

あるK-POPアイドルが性犯罪で逮捕され、彼に認知されファンダムの中でも有名な「成功したオタク」である主人公はオタクの在り方を考え直す。
この作品の終盤でチラッと映った女性が話した「(推し活は)程々に
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

面白い。異様な程にテンポがいいので3時間でも見れてしまう。伝記映画はほとんど観たことないが、専門用語や人名が多いと言えど、話の流れは割とすんなり入る巧い構成。個人的にノーラン作品で一番好きなのはインセ>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.0

久しぶりの山田洋次復帰作。今作ではマドンナが終盤30分弱しか出てこないとう変則的な構成。
寅さんが昔から慕ってた親分が危篤と聞き付け、彼の元へ行く。親分は最後に別れた息子に会いたいと告げ、寅さんと舎弟
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ゴーストバスターズリブート版の続編。前作アフターライフは最高の同窓会映画でありジュブナイル映画であるが、その延長戦、言わばボーナスステージとなった今作はやや物足りなさを感じてしまう。とは言ったものの、>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

4.0

外交官夫婦に養子として引き取られた男児ダミアン。やがて彼の周りで不審死が起き始める。首チョンパとか死に方のレパートリーが多くて素直に感心した!召使いのおばさんが狂気的すぎて怖い。奥さんはただただ不憫。>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

原作未読(鑑賞後に4巻まで読んだ)だったが面白かった。浅野いにお先生と言えば「おやすみプンプン」を去年イッキ読みしてかなり衝撃を食らったので、今作も情報公開されてから楽しみにしていた。正直内容はクリフ>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

4.0

前作ほどアクションシーンも派手ではなく物足りなさは感じたが面白かった。監督脚本マシューヴォーンじゃないんだね。ジム・キャリーの使い方も結構勿体ない感じ。ただ、親友もヒーローになる展開は結構好きだな。母>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.5

マシュー・ヴォーン節が炸裂した最高ヒーロー映画。ずっと観たかったのに廃盤だしサブスクにないから観るのに一苦労。
アメコミヒーローに憧れ自警団として活動を始めたキック・アス。徐々に人気になっていく中で、
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

4.0

これも監督が山田洋次じゃないからなのか二部構成になってて肝心のマドンナが出てくる後半の盛り上がりに欠ける。前半だけめちゃくちゃ記憶に残ってるので多分見た事ある。
寅さんが競馬で100万円当てる→おいち
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ベストセラーのスパイ小説を書いた小説家が本物のスパイに命を狙われるアクション映画。
マシュー・ヴォーン最高!!一生この路線のエンタメ供給してて欲しい。
キングスマンとはまた違ったベクトルのスパイ映画で
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変な家(2024年製作の映画)

2.9

なんじゃこりゃ
間取りミステリーと思わせて8割ホラー。ロジックが破綻してるからホラー的な怖さより突飛な展開の脚本の方が怖い。「変な脚本」だよ。観てる間のジェットコースター的な面白さはあったからまあ楽し
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.9

今回は監督が山田洋次じゃないのは言われなければ気づかない。寅次郎の縁談から始まり、旅館の話へ。人の恋路はめちゃくちゃ応援してくれるのに自分の恋愛は上手くいかないのが寅さんの良い所。おいちゃん達が旅行に>>続きを読む

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.2

寅さんの母親に会いにいく話。親子の愛と人の優しさに感動せずにはいられない良い終わり方でした。山崎努が若い。
母親に初めて会うシーンは記憶にあるので多分見たことある回かも。
今年こそは「男はつらいよ」完
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.3

人気ドラマの映画版第3段。過去2作とどんでん返し的な構造自体は一緒なのにネタ切れを感じさせない古沢良太の緻密な脚本。過去2作出演していたものの残念ながらこの世を去ってしまったあの2人も粋な登場をさせて>>続きを読む

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

2.3

合わない。オープニングはめちゃくちゃカッコイイ。本編はストーリーというよりもビジュアル重視な感じがして、ひたすら不快なサウンドが鳴り響いていた。細かいカット割りとか倍速カットとか鉄男っぽい。短いけど疲>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

4.3

土砂降りの中羅生門の下で雨宿りをする杣(そま)売りと和尚と下人。杣売りは自分が見聞きしたある男の殺人事件を話始める。しかし、その妻、彼らを襲った盗人、巫女に降霊した本人、3人の証言は食い違うのであった>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

情報解禁時からかなり期待していた作品。地元の映画館で見たが公開初週にも関わらず割とスカスカだった。
結果としては期待通りちゃんと面白い。偶然殺人の現場を撮影してしまった中学生3人が、動画をエサに犯人を
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WILL(2024年製作の映画)

4.1

東出昌大の山篭り狩猟生活に1年密着したドキュメンタリー。狩猟によって命を頂くことに焦点を当て、東出が様々な人々との交流で生まれた葛藤が描かれていた。これまでの週刊誌の報道とは全然違う暮らしぶりに驚く。>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.9

前作よりも哲学的なセリフや引用が多くてより難解な作品になっている。少佐が消えたためバトーとトグサのバディ物であり、これはこれで面白い。生命倫理を主題とした話だと思うが、終盤バトーによる「犠牲者が出るこ>>続きを読む

デビル(2010年製作の映画)

4.0

原案・制作M・ナイト・シャマラン。高層ビルのエレベーターに閉じ込められた男女5人。しかも閉所恐怖症やヒスおばさんなど厄介なメンツが揃っており、エレベーター内では次第に不可解なことが起こり始める。
シャ
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