ユージーンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.8

 日本から見たイタリアのイメージそのままの(というよりもっと酷い?)映画だったので、おもしろかったです。
 公務員は生涯安泰(安楽)、というのは、どこの国でも同じなのでしょうね。それにしがみつきたくな
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.3

 ずっと観たいと思っていたのに忘れていた作品。

 リズ・アーメッドのドラマー姿に惹かれたのが大きかったですが、内容も、思っていた感じとは違いましたが、良かったです。展開自体はシンプルですが、主人公の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 中村佳穂さんの歌はすごくいいです。ハスキーな声も楽曲も素晴らしく、胸に響きます。

 作画も高品質でした。現実世界は2Dで、仮想世界のUは3DCGと、2つの世界を別々の画で表現しているのも良かったと
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

 ワールドの完結編ということで、これまでに出てきた人物が勢ぞろいで、豪華は豪華でした。恐竜も、過去に活躍した懐かしいものから、最近の研究による新説版の恐竜まで出てきて、目新しさもありました。

 面白
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.7

 さて、今回で何度、地球を破壊し、また、地球を救ったかわからないローランド・エメリッヒ監督。もはや神の所業ですね。

 内容は、監督の過去作を組み合わせたようなストーリーでした。規模はとてつもなく壮大
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ジェイコブと海の怪物(2022年製作の映画)

3.8

 教育による事実の捻じ曲げ。
 韓国や中国にとっては、耳の痛いテーマなのではないでしょうか。もしかしたら、日本も?

 現在も、ロシアがまさにこういった行動をとっていますね。ウクライナ侵攻で行なった軍
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

 ライアン・ゴズリングは相変わらずの能面スマートでしたが、クリス・エヴァンスは、スーパーヒーローから一変、超人的でないちょび髭気狂いマッチョを見事に演じており、新鮮さがあって良かったです。

 監督は
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

「岬の兄妹」を観たので、こちらも観賞。

 今作は、製作費がしっかり確保できたからなのか、いろいろとお金のかかっていそうなシーンが多く、良くも悪くも見やすくなっている感じがしました。

 脚本も、一筋
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

 公開当初から評判が良かったので気にはなっていた作品。

 単館系らしい、大衆に媚びた感じが一切しない作品で、とても良かったです。主演の二人が特によく、癇癪を起こして相手を叩くシーンは、なかなか邦画で
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呪詛(2022年製作の映画)

3.1

 いまいちどういった視点で見ればいいのかがわかりませんでした。

 手持ちカメラ、監視カメラ、隠しカメラなど、いろいろなレンズを通すばかりか、時系列もぐちゃぐちゃなので、いろいろ撮り溜めた素材をなんと
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.3

 癒されました〜(*´ u `* )

 テレビシリーズは、ゲームをしながら何度もリピートするくらい観ていますし、原作マンガも度々読み返しています。

 今回の映画版は完全オリジナルのシナリオでしたが
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

3.5

 クリスとマイルズが主演の割に評価が低かったので、どうしようか迷いましたが、とりあえず鑑賞してみました。

 個人的には評価ほど悪くは感じませんでした。犯罪者を新薬の治験に利用する、という倫理観や、ド
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.7

 おもしろくなかったわけではないですが、あまり記憶に残るようなものではありませんでした。

 全体的に軽い印象で、ディズニーの新アトラクションの宣伝感がありました。マーベルランドにおける「ホーンテッド
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.7

 前二作とは監督脚本がまったく別のため、不安に思いながら見ましたが、思っていたほど悪くはありませんでした。あくまでも悪くはない程度ですが。やはり、ワン監督だった前二作のほうが、恐怖演出のアイデアやクオ>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.4

 根幹となる設定や、それに伴った展開の一つ一つは面白いと思いました。しかし、やたらと説明的なセリフが多かったり、いつそんな知識を身につけたの? といった都合のいい部分もあったりして、いまいち賞賛しきれ>>続きを読む

3人のキリスト(2017年製作の映画)

3.3

 ネトフリに上がっていたので、なんとはなしに鑑賞しました。

 実話ベースということですが、自称キリストの統合失調症患者を集めて議論させる、という、小説の設定としてもおもしろいと思うようなことが現実に
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千年女優(2001年製作の映画)

5.0

 何度観ても、良い映画です。

 千代子の、可憐で、純粋で、一途で、でもちゃんと「自分」というものを客観的に見るしたたかさもあるところ、素敵ですよね。

 千代子の最後のセリフをどう捉えるかで、この作
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.3

 発想はおもしろいけれど、都合のいい展開が多すぎて、あまり納得のいく話ではありませんでした。ラストなんて、もう。。

 夢か現実か、というものであれば、リメイク版「トータル・リコール」のほうが好きです
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.2

 うん、まあ、観ても観なくてもいい映画でしたね。アホくさくて好きは好きですけど。

「スイスアーミーマン」といい、ダニエルはキワモノばかりですね。デビューシリーズの呪縛は、いつ解けるのでしょう。

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.6

 パッケージから、そこはかとないB級感が漂っており、観るのを躊躇っていましたが、そんなに悪くありませんでした。マッツが主演というだけのことはあります。

 売り文句に「ジョン・ウィック」が挙げられてい
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シニアイヤー(2022年製作の映画)

4.0

 軽い気持ちで観ましたが、当たりでした。

 昨今の過剰なまでのコンプライアンスや承認欲求を皮肉った内容で、とてもおもしろかったです。

 大人たちもよかったですが、主人公の高校生時代を演じたアンガー
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

 数ヶ月前に、そういえばダニエル・クレイグ版の007を見てないなあ、と思い、過去作を一気に観たのですが、観始めたら、「あれ? これ観たことあるぞ?」の連続で、結局すべて視聴済みでした。007には、不思>>続きを読む

地下に潜む怪人(2014年製作の映画)

3.1

 2014年作のホラーアドベンチャー。

 カメラ視点の作品といえば「ブレア・ウィッチ」や「クローバーフィールド」などが有名ですが、今作はその方式を生かしたアトラクション感が強かったです。「ブレア〜」
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.4

 ジョン・トラボルタの知的障害者役の演技は、少しオーバーな気もしましたが、目線のはずし具合や受け答えの感じが上手いなと思いました。彼の演技をまともに観たのは「フェイス・オフ」以来でしたが、さすがは名優>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.6

 おもしろくないわけではないけれど、おもしろいと思えるほどの迫力も笑えるシーンもなく、俳優陣の演技が光っていたということもない、とても普通なちょいグロアクション映画でした。

dcの敵キャラはハーレイ
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

4.0

「ミッドナイト・イン・パリス」のようなわかりやすいオチや皮肉はないですが、よくもまあ、こんなにリアリティのある感情的な女性を描けるよなあ、と感服しました。さすがウディ・アレン。

そして、そんな、貧乏
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

タイトルのとおり、30代後半から40代前半に刺さりそうな内容でした。少し年上の年代に憧れ、彼らに混ざることで自分もまた大人になったような感覚を味わう。けれど……、といった感じの、思春期の話。

ドンピ
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.6

ストックホルム症候群の語源となった実話を基にした物語。

どれだけ脚色されているのかわかりませんが、仮にすべてが事実なのであれば、人質の身でありながら犯罪者に好意を抱く云々、というのは、あまりに短絡的
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.4

余命宣告された人間の行動としては、ありがちというか、一般的な想像の域を出ない感じだったのが、残念でした。

「一日一日を大事に」とか、「凡庸に生きるな」といった教訓も、言わせてしまうあたりが凡庸に感じ
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.6

内容は、「シングストリート」と「スクールオブロック」を掛け合わせたような青春ストーリーで、新しさは感じなかったですが、最後まで楽しめました。ハードロック好きの友人がいるので、劇中で使用されていた曲もほ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.7

監督、脚本が「ソウ」のリー・ワネルということで、期待して観ました。ストーリーの丁寧さや人間の狂気をテーマにしたところは、さすがでした。「透明人間」という題材を現代風にアレンジしたのも、現実味があって良>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

数年前の、バットマン関連以外のDC作品は、ノリがマーベルのようで、いまいちパッとしない印象でしたが、「ジョーカー」や今作は、終始シリアスでダークな世界観が、(勝手なイメージですが)DCらしい感じでとて>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.7

タイムトラベルものでは、過去の自分と会ったらいけないとか、未来のことについて話してはいけないといった制約がつきものです。今作も、後者についてはご法度的なことを言っていますが、前者はOK、というかそちら>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.7

ジャングルクルーズという定番アトラクションにふさわしい定番なストーリーで、老若男女問わず、だれもが楽しめる良い作品だったと思います。

いつもの安心感溢れるドウェインと、綺麗よりちょっと可愛さに寄せた
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.4

一作目と同様、少し設定に疑問を感じる部分はありました。「クローバーフィールド」のように、いきなり謎の生物に襲われる中でなんとか生存する、というのはおもしろいですし、役者の抑えた声や静かなBGMなどの演>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.2

痛々しさや汚らしさは評価できますが、脚本はべたですし、オチも「でしょうね」といった感じでした。

主要キャラたちの生命力がターミネーター並みなのに驚かされるばかりでした。