やくまるさんの映画レビュー・感想・評価

やくまる

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聴こえてる、ふりをしただけ(2011年製作の映画)

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無垢ゆえの残酷さ、大人が故の残酷さ。
決して演技が上手いわけでは無かったけど、ぶっきらぼうさが世界観とあったいたようにも思う。

聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

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泉を守り継ぐという生きがいの消失感を覚える父と、自身を支配する環境への違和と、外界への憧れに葛藤する娘を描く。ナーメの心情は泉の枯渇と、自身の存在は魚へとリンクしているように見えた。

厳かで閉ざされ
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Love Letter(1995年製作の映画)

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ポーランドの巨匠キェシロフスキーの「ふたりのベロニカ」に着想を得て作られたという、岩井監督の手紙シリーズの最初の作品。手紙の誤送から、隣人の死別によって引き裂かれた時が動き出し、変わらない想い、忘れて>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

4.0

自由について考えた。最後のシーンが印象的だった。
見逃せないことがあっても職務を全うし、ある種の制約や束縛されている状況だった頃の方が、理想や自由求めた先より美しかったと。考え続けろってことだろうか。

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.1

トリコロール三部作の最終作。
”平等”の名の下に救われ人と、そうではないひと。いいことも悪い運命でさえも平等に降りかかる。三部作全てに(度合いはあれど)司法が絡んでいるのが、なんだか象徴的だった。老婆
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幻の光(1995年製作の映画)

4.5

今では”家族”を題材にした監督による長編デビュー作。「生と死」はもちろん、「都市と田舎」「子どもと大人」「ひとりとふたり」「ひとりと大勢」とか対になる環境で、それに救われたり落されたり、つねに自問自答>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.2

スプラッター映画に見せて、メタファーのオンパレード。圧倒的な知識不足に反省。魅せ方もさすが、嫌味なほどの殺人シーンに耐えれればだが…。

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