プラトニックさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.3

松尾スズキらしさが強い作品かと思ってみたら意外といい話で少しがっかり。

エレファント(2003年製作の映画)

3.7

極端に日常の延長線上で描かれていることがとにかく恐ろしい。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.1

ミノタウロスの皿が霞む程の無常で残酷な世界。サイケでドローンなBGMが良い。人間のカクカクした走り方が不気味でかわいい。

老人Z(1991年製作の映画)

3.7

大友克洋と江口寿史のタッグはやっぱりすごい。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.3

2,000年代初頭特有の閉塞感。ゲームセンターに興じるオダギリジョーがすごく良い。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

ラストに流れるジザメリが儚くてすごく良い。この曲があるのとないのでは映画全体の印象がかなり変わったのでは。祭りのあと的虚脱感が残る。

かずら(2009年製作の映画)

3.4

家族愛。大竹の毛量。岩松了のスケベオヤジ。

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.6

刺激的過ぎる映像。ストーリーの理解が全く追いつかない分、断片的な映像が強烈に頭に残る。「やつ」の立ち振る舞いや言い回しがAKIRAの鉄雄にそっくりでかっこいい。金属の集合体に純粋な造形美を感じる。BG>>続きを読む

共犯(2013年製作の映画)

3.8

俳優達が美しい。線の細さ、不安定な内面。鬱々とした内容にもかかわらず、光や緑、水中の映像が煌びやかで映画全体に温かみを感じる。わざとらしさが少し強い岩井作品感。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

緊張と緩和が終始続くブラックコメディ。ラストの音楽と映像による皮肉が強烈過ぎて笑えない。冷戦真っ只中に、この映画が公開されたことを考えると恐ろしい。ナチズムの名残が消えてないストレンジラブ博士は最初か>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.1

前半溜め込んだストレスが小さなきっかけ1つで一気に解放されて物語が破竹の勢いで進んでいくのすごくワクワクする。風邪が流行ってガラガラになった教室がとってもノスタルジック。冬の寂しさが良い。

青い春(2001年製作の映画)

3.8

凶暴なまでの焦燥感が醜くもあり美しくもある。原作と同じくらいこの映画も好き。

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

4.1

三木聡作品のトレンディ版。フランク達の必死さをみてると、今生きてるのが不思議なくらい死は身近なものなのかもしれない。スケールの圧倒的な小ささが良い。

害虫(2002年製作の映画)

3.7

人間失格と少し印象が被る。どこにも居場所がない害虫、欲望のまま群がる害虫。I Don't Knowの不穏さがこの映画を象徴してる。

無垢の祈り(2015年製作の映画)

3.5

あまりにも救いが無さ過ぎる。工業地帯の冷たさが彼女の乾ききった心を表現してる。最後の悲痛な叫び声が忘れられない。